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競馬予想 2022年1回阪神

第36回フラワーカップ(GⅢ)

スタニングローズが地力上位。2歳時は牡馬相手に重賞を走り、勝てそうで勝ち切れなかったが、着差こそアタマ差ながらも、流石に500万なら力が違ったのが前走阪神戦。限定戦なら改めての期待。

対抗はニシノラブウインク。前走は直線に向いて、エンジンが掛かったところで狭くなる場面。大きな不利だった訳ではないが、横にズラッと並ぶ接戦だっただけに、勿体なかった。逆にいえばスムーズなら重賞でもやれる力を示したということもいえる。権利取りへ、今度こそ。

この相手ならシンティレーションも好勝負。前走の+12kgは全て成長分。大分迫力が出て来た印象。レースもスローペースを外から差し切る強い内容。何より中山1800mで勝っている点が強み。

前走でそのシンティレーションの2着だったデインティハートが押さえ。未勝利は出脚がサッパリで途中から動く競馬だったが、前走は出脚が有って中段で流れに乗れた。この競馬が再度出来る様なら。

馬単
1=5 1=3 1=10

第69回阪神大賞典(GⅡ)

ディープボンドが断然の本命。GⅠに手が届かない以上は何かが足りないのだろうが、前走中山戦にしても完璧な競馬で見せ場タップリの内容。GⅡ以下なら能力は圧倒的で、昨年も圧勝だったが、今年のメンバーも似た様なモノ。あとは勝ち方の問題。

対して次位争い横一線だが、前走中山戦で好走したアイアンバローズが筆頭格。出脚も有るタイプだが、道中も自分から動ける馬で、3000m超のディスタンス戦は合っている。あとは立ち回り一つ。

マカオンドールが3番手。前走は52kgだった上にハマった感も強いが、過大評価も避けたいところだが、ゴールドシップ産駒だけに馬場が悪化している点は歓迎材料。あとはゲート。その前走は珍しく出遅れたが、本来は五分に出て前に行けるタイプ。

トーセンカンビーナもこの相手なら圏内。出遅れは毎回。回転数も足らず、マトモな距離だと苦戦するケースが多い馬だが、これらの短所も3000m超だと誤魔化しが利く。展開には左右されるが、頭数が少ないのは歓迎材料。

馬単
11=7 11=9 11=4

第36回中日スポーツ賞ファルコンステークス(GⅢ)

メンバー低調。雨も残りそうで、ヴィアドロローサを狙う。中央ではイマイチの競馬が続いたが、ゲートが悪く、展開的にも向かなかった。北海道で勝って来ただけに、時計の掛かる馬場は得意としている筈で、前走阪神戦で追走に黒していた点から1400mもプラス。

対抗はトウシンマカオ。頭が高い走法で、良馬場の決め手勝負になるよりは、雨が降った方が有利に働くタイプ。今年は明らかにメンバーが軽く、この点も恵まれたといえそう。57kgが些かキツいのは確かだが、既にオープンの賞金は持っており、極論をいえばここで好走しないと先々が苦しい。

ティーガーデンも今年のメンバーなら気合が入るところだろう。前走は中山マイルで500万を勝利。出遅れながらの先行策で、道中は少し行きたがっていたが、追ってから一瞬の脚も有り、着差以上に強い内容。左回りこそ未経験だが、1400mへの短縮は合っている筈。

押さえがショウナンハクラク。前走は未勝利ながら、負かした相手が先週に重賞を勝ったサブライムアンセム。左回りの方が内へモタれる面もマシで、何とか賞金を加算して、東京戦への権利が欲しいところ。

馬単
2=8 2=16 2=5

第58回金鯱賞(GⅡ)

レイパパレが中心。基本的には線が細く、気性一本で走る馬だったが、昨秋から少し馬体が増えて幾らかでもドッシリ見せる様になって来た。ベストがハナで、それが叶わなさそうな組み合わせでは有るが、ここなら闘って来た相手が違う筈。

対抗は4連勝のジャックドール。出脚の速さで道中楽をするキタサンブラックタイプだが、回転数は些か甘い印象。逆にいえば無理矢理でも来られると苦しくなる可能性が有る。ここはレイパパレが早目に来る形となりそうで、その場合に何処迄踏ん張れるかが鍵となる。

サンレイポケットも左回りは堅実。前走阪神戦は+12kg、右回りと条件が揃わない中で底力を見せたといえる3着。GⅠでも、GⅡでも、掲示板に何とか乗る程度という馬券的には買い辛い面も有るが、かといって外せないタイプでも有る。

穴はシャドウディーヴァ。前走中山戦は距離、コース形態とも論外で、左回りのマイル〜2000mがべスト条件。その中でも追い込みの利き易い東京、新潟がベストだが、ここは人気どころに先行馬が多く、消耗戦になる様なら台頭。

馬単
10=3 10=13 10=7

第40回ローレル競馬場中山牝馬ステークス(GⅢ)

重賞常連組は一長一短が有り、オープン2回目の慣れにも期待してゴルトベルクを狙ってみたい。準オープンの前々走中山戦が僅差ながらも底力を感じさせる強い内容。そこから一息入れての前走東京戦だったが、動けなかったとはいえ、馬体回復していた点は何よりだった。叩いて2走目でこのハンデなら。

実績最上位のテルツェットが対抗。牝馬の56.5kg、馬格の有る方ではないだけに、尚のことキツい印象も有るのだが、ウインマリリン、ウインキートスと走ったデビュー2戦目の当地戦とGⅠを除けば負けなし。回り脚が速く、競馬にも注文が付かないタイプ。一戦毎の消耗が激しいので休み明けもプラス。

長打なら逃げそうなシャムロックヒル。前走も牡馬相手で0.5秒差なら良く頑張っている方だろう。ロザムールとの兼ね合いはカギとなるが、この辺りの距離で自分の形に持ち込めば渋太さを生かせる。

ミスニューヨークが押さえ。瞬発力一本の馬だけに、何とも言えない部分は残るのだが、一瞬の脚は限定戦では抜けた存在。追い込みだが、道中は内を回った方がいいタイプで、枠もいいところが当たった。あとは展開次第。

馬単
8=9 8=7 8=3

第58回報知杯弥生賞ディープインパクト記念(GⅡ)

2歳王者のドウデュースが本命。決してド派手な勝ち振りをする馬ではないのだが、接戦に強く、妙な勝負強さが有る。こういうタイプが距離延長で苦になるとも思えず、展開の綾で2着に負けることは有ったしても、連は外さない筈。素直に本命視。

対抗はマテンロウレオ。このメンバーなら馬格で負けることはなく、前走中京戦も底力を見せた内容。折り合い面とこの鞍上を考えると追い込み一手だろうが、それだけに再度の少頭数は歓迎材料。

逃げるメイショウゲキリンが単穴。前走中京戦に関しては馬場が悪い中で良く頑張っていた方。初芝だった3走前の阪神戦でジャスティンパレスに0.1秒差という実績も持つ。人気どころに差し馬が多いことも有り、逃げ切り迄。

押さえがボーンディスウェイ。前走の段階ではまだ馬体を締め切れておらず、伸び切れなかったが、大化けしそうな雰囲気も有る。-10kg程で出て来れる様なら好勝負。

馬単
7=5 7=2 7=6

第28回チューリップ賞(GⅡ)

ナミュール◎。前走は出遅れた上に、外の馬に寄られて、馬場の悪い内ラチ沿いへ行かざるを得ない形。-10kgも決していい方には出なかっただろう。立て直して改めての期待。

ウォーターナビレラが対抗。マイルだと微妙に苦しい面が有るのは確かだが、前走に関しては内目の馬場が悪く、スピード自慢の馬にとっては苦しい面も有った。今回は内目の馬場が良好。ラチを頼る形に持ち込めば大崩れは考え辛い。

ウォーターナビレラが有利ということはサークルオブライフにとってはキツい馬場状態ということになる。ベストは2000m以上、マイルは追走に骨を折る位の馬で、ズブさを出して外を回している様だと届かない危険も。

ステルナティーアも前走は消化不良。スタート後に暫くした後、接触する場面が有った。流れに乗れていなかった。見た目こそ細くなかったが、一戦毎に減っていたのも宜しくなかっただろう。ナミュール同様、一息入れた効果にも期待して。

馬単
6=9 6=3 6=14

第66回阪急杯(GⅢ)

モントライゼは1400mがベスト。1200mでも短い位の馬に、前走の直千競馬は論外だった。それでも気性的に前向き過ぎる面は有り、今の内有利な馬場で何処迄攻めて乗れるかは鍵となるのだが、良績有る阪神だけにいきなりから。

対抗はタイセイビジョン。前走は強敵相手に4着というだけでも誇れるところだが、4角で故障馬のアオりを食らう不利も有った。阪神で掲示板を外したのはGⅠの一度のみという堅実さも買える。このメンバーでマトモに走れば勝ち負け必至。

モントライゼと同厩のグルーヴィットも圏内の1頭。着順だけをいえばムラは有るが、勝ち馬からの秒差は11着だった前々走東京戦にしても0.6秒差と大きく負けている訳ではない。好位のインで立ち回る形さえ造れれば、大崩れはしない筈。

リレーションシップも似た様なことがいえる。オープンに上がって2戦したが、前走中山戦は不得意なマイルながら0.6秒差に踏ん張った。7戦4勝の1400mで、今年のメンバーなら好勝負。

馬単
13=9 13=2 13=3

第39回フェブラリーステークス(GⅠ)

レースの時間帯には雨が上がる見込みだが、渋化が残りそう。時計が速くなれば若い馬というのは鉄則で、4歳馬のソダシを推す。前走中京戦は無理矢理先行して苦しくなったが、芝スタートのマイルなら楽に行ける筈。あとはインティとの兼ね合いだけ。

5歳馬で、昨年の覇者カフェファラオが本線。ただ、1800mとはいえ、前走中京戦がサッパリ。そもそも昨年にしてもたまたまハマった感が有った。ベスト条件とはいえ、過信は出来ない。

マイル適性ではアルクトス。馬場が異質だったとはいえ、一昨年の盛岡で叩き出した1分32秒7はJRAのレコードよりも速い。その一方で、昨年の盛岡は1分35秒3で勝っており、これだけ時計の違う馬場状態でも勝てるところが適性の証明。中央で勝ててない部分は有るが、脚の使いどころひとつ。

ソリストサンダーが押さえ。1400mの前走サッパリだった点に案外感も有るのだが、今回と同じマイルの前々走に関しては文句なしの内容。距離も有るだろうが、外枠の方が好走率は高く、その点でもマトモなら巻き返せる筈だが...。

馬単
11=6 11=4 11=13

第57回京都牝馬ステークス(GⅢ)

昨年2着のギルテッドミラーが中心。重賞勝ちこそないが、実績は限定戦なら明らかに上位、前走中山戦はマイルの外枠の割に堪えていた方だが、基本的には1400mの方が流れに乗れる傾向。ただ、ゲートがアテにならないので、出遅れてあまり位置取りが悪くならない様にしたいところ。

対抗はクリノプレミアム。前走中京戦は牡馬に交じって唯一の牝馬だったが、掲示板は確保。ただ、前走中京戦は細かいところでロスが有り、馬券圏内は微妙だったとしてももう少し差が詰まったか。内枠を行かせる先行力も有り、スムーズなら大崩れは考え辛い。

馬場悪化の予報も有り、ロータスランドにも出番有りそう。1400mは2歳時に一度走ったのみだが、気性的に勝った馬なので距離短縮はそこ迄マイナスにはならない筈。既に実績も残しているが、同様の理由で道悪も走る。

スカイグルーヴも準オープンながら前走東京戦はソコソコの内容。外枠だとサッパリだが、内枠だと一脚が使える。道悪もそこ迄苦にしない筈で、あとは重賞のペースで流れに乗れるかどうか。

馬単
11=3 11=7 11=2

第115回農林水産省賞典京都記念(GⅡ)

ユーバーレーベンの復活に期待する。昨秋休み明けの当地戦は全く動けなかったが、前走東京戦はソコソコの内容。見た目のデキ自体も幾らか上向いていた。決め手勝負の馬ではないので、阪神2200mも向く筈。

レッドジェネシスが対抗格。前々走中京戦はステラヴェローチェの道悪適性にやられた格好としても、前走阪神戦のボロ負けには不可解な部分も有るのだが、疲れが残っていた影響とみたい。一度立て直して、今回は良馬場。改めての期待。

同馬主レッドガランも好勝負。前走中山戦は相手関係にも若干恵まれていた部分も有ったが、強い内容。1600m,1800mではオープン特別すら勝ち切れなかったのだが、2000mで新味が出た形。現状は時計が掛かった方が良さそうで、開幕週とはいえ、阪神も悪くない筈。あとは初となる2200mがどう出るか。

押さえがマカヒキ。前々走が奇跡の復活劇。とはいえ、好走パターンは消耗戦ということは分かった。流石に前走東京戦で動けなかったのは仕方がないところ。決め手勝負では若い馬に歯が立たないとしても、時計が掛かって持続力勝負になれば。

馬単
6=10 6=4 6=12

第57回デイリー杯クイーンカップ(GⅢ)

無難な本命はベルクレスタ。前々走の2着が今のところの金看板だが、負けた相手がサークルオブライフだけに仕方がないところ。折り合いが鍵の馬で、前走阪神戦は外枠で壁がなくて苦しくなったが、今回は内枠。脚を矯める形さえ造れれば。

対抗はモズゴールドバレル。昨年もそうだったが、正月の中京はインしか来ない馬場になり易く、牡馬相手にピンク帽で0.5秒差なら許容範囲。出脚も有って、レースセンスが高い点もセールスポイント。

1戦1勝ながらプレサージュリフトも性能は高い。ハービンジャー産駒だが、母父ディープインパクトの方が強く出ており、直線に向いてからの決め手が抜群だった。あとはゲート五分なら。

スタティスティクスは前走阪神戦でベルクレスタと同タイム。現状は馬が緩く、フォームが安定する迄に時間が掛かるタイプだが、その点で外枠はむしろ歓迎。前走にしても最後の最後にいい脚で追い込んで来ており、東京なら好勝負。

馬単
2=9 2=13 2=15