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競馬予想 2022年1回中京

第62回きさらぎ賞(NHK賞)(GⅢ)

中山戦組有利とみて、当時最先着のマテンロウレオが本命。その前走は自身の勝ち負けよりも、鞍上が息子可愛さ故か1番人気の馬を徹底マーク。それで居て6着だからソコソコの内容。頭数も減って、この辺のメンバーなら何とかなりそう。

シェルビーズアイも評価を落とすのはまだ早い。前走は内目から直線だけ外へ持ち出し、スムーズな競馬が出来ただけに案外感も有るのだが、新馬が6頭立てで前走が15頭立て。少なからず戸惑った面は有るだろう。これも頭数減が味方する筈で、改めての期待。

アスクワイルドモアは前走が+12kgで明らかに余裕残し。しかも道中で落鉄。賞金も持っている馬で、無理はせずともといったところ。元来が相手なりの馬で、馬券圏内には持って来れる筈。

別路線組ではアエアネモイ。新馬の前走阪神戦は外枠ながら出脚の違いで逃げそのまま押し切った形。1000m通過65.9秒とペースも極端に遅かったが、道中の折り合いも問題なかった。左回りは未知数ながら、先行する馬にとって最内枠に替わった点も有利。逃げ切り迄。

馬単
2=10 2=4 2=1

第27回シルクロードステークス(GⅢ)

何処にも居ない可能性も高いが、GⅢのメンバーならメイケイエールの復活に期待したい。前走中山戦にも他馬に相当迷惑を掛けているが、それでも1200mはまだマシ。鞍上も2回目で癖も理解した筈。

ハンデは見込まれたが、ビアンフェはここへ入れば断然に近い実績。一時期は競馬を途中で投げるケースも有ったが、騙馬になって最後迄集中して走れる様になった。少し枠は遠いが、マトモに走れさえすれば。

カレンモエも昨年は堅実に走っていた。前走はGⅠクラスの壁に阻まれた格好だが、それでも5着。GⅢのメンバーならまず馬券圏内には加わって来る。枠も手頃。あとは厳寒期の休み明けがどうか。

差し馬では中京に良績豊富なナランフレグ。3走前は10着ながら上がり33.0秒の脚を使っており、前が止まらなかった形。今の馬場なら極端に時計が速いということはない筈で、あとは立ち回り一つ。

馬単
3=15 3=9 3=10

第39回東海テレビ杯東海ステークス(GⅡ)

サンライズホープの前走に案外感がない訳でもないが、初GⅠで家賃が高かったという言い訳も出来る。それでも、この経験は勿論、いい方に出る筈。外からジワッと行かせて、前々走の様にスムーズに運べさえすれば大崩れは考え辛い。

オーベルニュは昨年の覇者。ただ、昨年は雨の不良馬場だったのに対し、今年は良馬場見込み。ダート馬にしては線が細く、レコード勝ちだった4走前の当地戦にしても重馬場だった。57kgでも有り、嫌ってみて妙味かも。

先行するアイオライトが3番手。1400mでも相手次第ではハナへ行ける馬だが、1800mなら出脚は断然。それで居て、道中で変な癖を出さないない点も強調出来る。枠も恵まれ、単騎逃げの形なら。

左回り巧者のデュードヴァンが押さえ。といっても前走中山戦はインを渋太く立ち回って3着。右回りでも走れたのはデキがいいからこそ。砂を被っても全く苦にしないタイプでも有り、アイオライトに行って貰って、好位置確保なら面白い。

馬単
15=11 15=3 15=4

第69回日経新春杯(GⅡ)

このメンバーならステラヴェローチェ◎で仕方がないところ。ワンパンチが足りなかった前走中山戦の評価が難しいところだが、勿論実績面は大威張り出来る。仮には敗因が距離だとするなら2200mに短縮されるのも歓迎。ハンデ57kgで止まってくれたことも有り、最低でも格好はつけたい一戦。

マイネルウィルトスが対抗格。前走阪神戦はスローで上がり勝負の展開になり、どうしようもなかったが、前々走東京戦でオーソリティの2着は今年のメンバーならちょっとした"金看板"といえる。ちょっとでも上がりが掛かってくれれば渋太い脚が使える筈だが、追える鞍上ではなくなってしまった点はネックといえばネック。

モズナガレボシも前走阪神戦よりは条件が好転する。お世辞にも器用とはいえず、前走の様に変に行かせれば甘くなるのは致し方ないところ。中京2200mなら本来の待機策の方がいい筈で、改めて。

穴はトラストケンシン。前走は前残りの展開だったが、後方からの競馬で0.4秒差ならそれなりに追い詰めた方。これも距離が延びる点は悪くない筈で、外からスムーズに立ち回れば。

馬単
4=3 4=1 4=16

第59回農林水産省賞典愛知杯(GⅢ)

毎年、同じ話になるが、距離適性が重要。前走新潟2200mで勝っているマリアエレーナに期待する。51kgだったとはいえ、内回りで早仕掛けしながら押し切る力強い内容。当初はクロフネ産駒らしくマイルを主体に使われていたが、距離を延ばして良さが出て来た馬で、このコースでも勝っている。枠も手頃で前々で流れに乗れる形なら大崩れは考え辛い。

対抗はマジックキャッスル。こちらは距離適性を器用さで誤魔化すタイプだが、昨年に関しては結構力強い内容。能力そのもの高さも証明した。昨秋が案外で、ガサのない馬に56kgもキツい条件では有るのだが、これも枠が恵まれただけにセコい競馬で抜け出したい。

アンドヴァラナウトもこの条件で重賞勝ち。当時は500万上がりだったが、正攻法で勝ち切った点もインパクトを残した。現4歳世代のメンバーレベルが些か微妙な部分も有り55kgはキツい印象も有るのだが、このメンバーなら好勝負。

ルビーカサブランカもこの距離を主体に使われており、チャンス有りそう。前走阪神戦は直線入口で他馬と接触する不利も有ったのだが、根性で差し切った形。準オープンでずっと好走しながらハンデ52kgも恵まれた。ゲートがアテにならないので最内枠がアダとなるケースも有るだろうが、力は足りる筈。

馬単
4=2 4=6 4=1

第38回フェアリーステークス(GⅢ)

エバーシャドネー◎。新馬の阪神戦は次走に500万を勝ったマテンロウオリオンを差し切っての勝利。全馬1勝馬同士の一戦なら最上位の扱いが出来る。競馬に行って注文が付くタイプでもなさそうで、最内枠も無駄にしない筈。

前走阪神戦は何故か牡馬相手に使ったスプリットザシーが対抗格。400kgを切る馬でパワー不足の面は否めないが、一瞬の脚は持っている。前走にしても1.2秒差ならそれなりに踏ん張った方だろう。枠が微妙だが、キレ味を生かせる展開になれば。

エリカヴィータも決め手は鋭い。新馬の東京戦はラスト400mで外へ持ち出し、一瞬の反応こそイマイチだったが、左手前に替えてからの脚は1頭だけ違っていた。シープスキンノーズバンド着用の馬で少し頭が高い面は有るのだが、左手前の方が走りが力強いことを含めて中山向き。

穴はフィールシンパシー。中山マイルの大外だが、出脚が抜群に速いのが長所で有る程度はカバー出来る筈。馬自体も、まだ芯が入っていない状況ながら踏み込みがしっかりしており、素質は高い。未勝利の辛勝でも、中山マイルで勝ち上がった点も好印象。

馬単
1=10 1=9 1=16

第56回日刊スポーツ賞シンザン記念(GⅢ)

展開向かずで終わる可能性も高いが、一番破壊力を秘めているのはマテンロウオリオン。阪神戦の新馬は最後に捕まったが、同じく阪神の前走は出遅れて後方からの競馬になったとはいえ、他馬とは1秒違う脚で差し切った。あの脚なら重賞でも通用する筈。あとは展開次第。

対抗はラスール。ただ、毎年述べている様に、牝馬が勝てばジェンティルドンナかアーモンドアイ級の期待をされるのだが、現状でそこ迄の性能は感じさせない。それでも鞍上が「新しいグランアレグリア」と言ったとか言わないとか...今年は全体のレベルが低いことも有り、通用してもおかしくはない。

3番手がレッドベルアーム。前走に案外感は有るのだが、外へ逃げる様な素振りも見せており、左回りに戸惑っていた様にも見えた。今回も左回りだが、当然対策は立ている筈。マトモに走ればそこ迄の差はない力は有る。

押さえがソリタリオ。未勝利脱出には3戦を要したが、今回にも出走するウナギノボリに勝って500万を突破。重賞でも通用するメドは立てた。あとは既に5戦目だけにデキの問題だけ。

馬単
10=2 10=9 10=3

第60回スポーツニッポン賞京都金杯(GⅢ)

一筋縄では行かない印象も有るのだが、無難な本命はレッドガラン。前走阪神戦はリステッドで3着だったが、スローで馬群が固まる展開となり、少し待たされた面も有った。デキは確実に上向いており、ノビノビ走れる中京も合っている筈。

ピースワンパラディはマイルで連対を外していない。特に前走東京戦は少しズブい位の行き振りだったが、いざ追ってからの反応は軽快で、最後は遊んでいた様にも見えた。リステッドなら力は上と見ることも出来るが、些か闘って来た相手には恵まれた印象も。重賞でどうか。

メイケイダイハードも一発狙える存在。前走阪神戦はGⅠでグランアレグリアから1.0秒差。このメンバーなら結構胸を張れる。この中間は坂路で自己ベストを更新。馬主は中京競馬場の所有者でも有り、地元で決めたいところ。

ケイアイノーテックも中京なら何とかしたいところ。馬券圏内となると年に1回有るかどうかの馬だが、ここは相手に恵まれた印象。差し一手だけに中々アテに出来ない部分も有るが、思い切って乗れるこの鞍上なら。

馬単
8=4 8=5 8=1