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競馬予想 2021年5回阪神

第38回ホープフルステークス(GⅠ)

各馬、そこ迄差はないが、無難な本命はオニャンコポン。前走東京戦は最後に詰められたが、上がり勝負には向いていなかっただけで、良馬場でも力の要る現状の馬場状態は向く。出脚も有るので前で流れに乗れる筈で、この形さえ出来れば大崩れは考え辛い。

対抗はアスクワイルドモア。前走札幌戦はジオグリフにブッちぎられたものの、数を使って全て連対しており、競馬は上手いタイプ。あとは枠が遠過ぎる面は有るが、中段辺りに付けられるなら。

コマンドラインは距離面、右回りがどうか。とはいえ、馬振りだけなら断然といえる存在で、東京マイルで走る限りは折り合いも付いて競馬に注文が付くこともなかった。余程問題ないとは思うが、圧倒的1番人気だけに...。

フィデルも巻き返しが見込める。前走阪神戦は4か月振りとはいえ、+12kgで微妙に太い状態。道中も力む場面が有った上に、勝ったジャスティンロックのマクりに早仕掛けを余儀なくされる展開。結構キツいでも有った割には良く踏ん張っていた。叩いて締まってくればこの相手でも。

馬単
12=15 12=6 12=13

第66回有馬記念(GⅠ)

海外遠征帰りだが、総合力でディープボンドに期待する。中山に限れば良績はないが、阪神では走っており、馬力とスタミナに疑う余地はないところ。枠も恵まれ、前で流れに乗って坂下先頭の形さえ造れれば。

無論、クロノジェネシスもマトモに走れば勝ち負け必至。あとは若干攻め馬が怪しかった点と、ある程度の位置が取れるかどうか。外枠だと好位に付けられるが、この枠だと包まれる危険が有る。

エフフォーリアは距離が鍵。といってもダービーは強気に乗り過ぎたのが敗因で、仕掛けのタイミングをもうワンテンポ遅らせるだけで勝っていた競馬だった。ただ、今回は馬場も悪い。悪材料が二つ重なってどうかという部分は有る。

押さえがタイトルホルダー。逃げるのはパンサラッサだろうが、出脚が甘いので、行くとしても無理矢理押して行く形になりそう。大外枠でも、この2番手で運べるなら悪くない位置となる筈。先行押し切り一考。

馬単
5=7 5=10 5=16

第16回阪神カップ(GⅡ)

上位拮抗だが、単勝の妙味という点ではグレナディアガーズ。悲惨だった前走に不満がない訳ではないが、マイルでひとつ間違えばこんなモノといえばこんなモノ。1400mに短縮して流れに乗れれば突き抜けても。

ダノンファンタジーは昨年の覇者。今春こそ出遅れて5着止まりだったが、前走も勝っており、阪神1400mは得意とする舞台。マイルには目もくれず、最初からここを目標。上手く立ち回って一瞬の脚を生かす展開なら。

力量ではソングラインが最上位。前々走新潟戦こそ他馬のマークがキツく、それに神経を割かれてしまったが、マトモに入った前走東京戦は力の違いを見せつけた形。1400mでどうかという部分は有るが、力さえ発揮出来れば。

逃げるホウオウアマゾンが押さえ。内目の馬場がかなり悪くなっている状況では有るが、ここは楽に行ける組み合わせ。距離短縮でひと踏ん張り利けば。

馬単
12=7 12=17 12=3

第73回朝日杯フューチュリティステークス(GⅠ)

ドウデュースが本命。スケールだけをいえば上の馬が居るのだが、競馬に行って妙な勝負強さが有る。前で流れに乗って競り合いに持ち込めば、少なく見積もっても大崩れは考え辛い。あとは極端なハイペースにさえならなければ。

対抗はセリフォス。新潟戦、前走と競馬は雑だが、ちゃんと勝って来たことは能力が有るからこそ。ただ、今回はフルゲート。前走は7頭立てという少頭数に救われた感も強く、この頭数で果たしてどうか。

似た様なことはジオグリフにもいえる。前走札幌戦は出遅れたが、1000m過ぎからのロングスパートで、直線は追うところなしだった。クラシックを意識出来る馬なのは間違いないところ。休み明けでもGⅠだけに仕上げて有るだろうが、これも多頭数のマイルとなると失敗する危険は少なからず。

穴はアルナシーム。前走東京戦は休み明けで気性面がおかしかったか、出遅れて暴走とどうしようもない競馬になってしまったが、それでも1.1秒差。前々走札幌戦はそこ迄ヒドいことはなく、1回使って厩舎が対策を立てれば何とかなる範疇だろう。内枠でも有り、上手く壁を造れる形なら。

馬単
9=4 9=13 9=4

第7回ターコイズステークス(GⅢ)

最内枠のアクアミラビリスが狙い目。前走新潟戦は上位3頭が全て二桁馬番となり、展開的にも外差しの決着。5番枠のこの馬にはどうしようもない形になってしまった。今回は比較的、内目の馬場も良好。好位からのセコい競馬は得意としており、限定戦でこのハンデなら。

昨年3着のフェアリーポルカはこの路線の常連。前走福島戦は牡馬相手だったことと、勝ったパンサラッサが飛ばして競馬が難しくなったのが敗因。限定戦なら芝ダート問わず掲示板を外すことは稀。あとはちょっとした展開。

マルターズディオサも実績は上位。GⅠだと少し壁は有るだろうが、G%#8546;のハンデ戦なら何とかしたいところだろう。中山マイルの外枠は歓迎材料ではないが、この馬自身は外枠の方が好走例も多く。

ドナアトラエンテも好勝負必至。前走東京戦は-10kgと、少し細い印象も有ったが、一旦は2番手の場面も有り、見せ場は造った。これ迄1800m一本で来た馬だが、このレースだけをいえばマイルの方が良さそうな雰囲気も有り、粘り込み充分。

馬単
1=4 1=14 1=10

第73回農林水産省賞典阪神ジュベナイルフィリーズ(GⅠ)

ウォーターナビレラに期待する。前走は1400mで折り合いを欠く場面が有り、気性面は鍵となるが、登坂力が違っていた印象。パワーは有るだけにスタミナ自体には心配はない筈。数年に1頭のバケモノ級も見当たらず、ここも押し切れる筈。

対抗はナミュール。まだ線の細さは有るが、下見でも踏み込みの深さは際立っており、実戦に行っても回転数が違っていた。変に揉まれるよりは外枠の方がいい筈。あとはゲート。馬もそうだが、短期免許の鞍上もこの点は結構怪しい。そういう意味でも外枠は歓迎材料ということもいえるのだが...。

サークルオブライフが3番手。ただ、この馬の場合は良く分からない部分が有り、前走東京戦はエンジンの掛かりが遅く、実質ラスト1Fだけの競馬。それで差し切ったのだから強いということもいえるが、前々走中山戦に関してはコーナーで動ける機動力が有った。メンバー的な部分も有るにせよ、現状は右回りの方が良さそうで、その点でも。

押さえがナムラクレア。1200mで勝った割に出脚は速くないタイプだが、逆にいえばスピード一本という感じでもなく、前走にしても、行きたがりながら2着に粘り込む辺り、結構渋太いタイプ。今回はBコース替わり初週。インで脚を矯められる様なら再度の粘り込みも。

馬単
13=17 13=10 13=1

第57回中日新聞杯(GⅢ)

無難な本命はラストドラフト。デビュー2戦目で重賞勝ちを果たしながらも、当時は貧弱な馬だったが、昨年辺りから大分馬がしっかりして来た印象。前走東京戦にしてもGⅠで1.0秒差なら悪くないところだろう。今年のメンバーなら何とかしたい。

ボッケリーニは昨年の覇者。ローカル中距離重賞の安定勢力として堅実に走っている。馬体の見た目は褒められたモノではないが、レースになるとソツなく立ち回る。勝ち切るにはもうワンパンチ欲しいのも確かだが、連軸向きの馬。ただ、初めて背負う57.5kgは鍵。

この枠なら逃げそうなショウナンバルディが穴。スムーズに運べないと厳しいタイプで、条件には注文が付くが、当地の前走は道悪、前々走新潟戦も内目の馬場が悪いのが応えた形。馬場がマトモな今回は絶好の狙い目。

アドマイヤビルゴもローカル重賞なら馬券圏内の馬。デビュー当時から期待されていた馬だが、馬格のなさがネックとなり、出世の妨げとなっていた。その状況は現状でも大して変わっていないが、ここはショウナンバルディの外で展開利は見込める。前々で流れに乗れる展開なら。

馬単
5=10 5=2 5=3

ジャパン・オータムインターナショナル 第22回チャンピオンズカップ(GⅠ)

昨年の覇者、チュウワウィザードに期待。今年は海外遠征も有り、勝ち切れない1年では有ったが、元々は手堅いレース運びが身上。その点で前走金沢戦は本来の競馬ともいえる。もう少し、内枠が欲しかったところでは有るが、その分、昨年よりメンバーは落ちる分で、相殺出来るとみて。

ダノンファラオが対抗。戦績が安定せず、基本的には1戦置きの馬。前走金沢戦はサッパリだったが、今回は走る番。安定しない中で、左回りの方が確率は高い。外枠も、変に被されるよりは気分良く走れるという点で歓迎。

テイオーケインズは春最大の上昇馬。好位で流れに乗れるのが条件だが、それさえ適えば破壊力はケタ違い、ただ、出遅れたのは前走金沢戦に限った話ではない。今春の阪神戦でアオり気味で、ゲートが開いてみないと何とも。

押さえがサンライズホープとソダシで迷ったが、初ダートのソダシは最内枠が諸刃の剣で、前者を。前走は相手に恵まれた感も有ったのだが、遮眼革を着用する様になってから、直線での踏ん張りが利く様になっている。経験値不足は勢いでカバー。

馬単
13=4 13=6 13=7

第72回チャレンジカップ(GⅢ)

ソーヴァリアント◎。前走中山戦は1角で接触して、馬が怒って早目に動く形になったが、それでも良く踏ん張ったといえる2着。下見で気負うのが懸念材料では有るが、それがいい勝負根性に繋がっている。そんな馬だけに1Fでも距離短縮されるのは歓迎。確実に決めたい一戦だ。

対抗のジェラルディーナはジェンティルドンナ産駒ということで、元々注目を集めていた馬。ただ、これも元来がイレ込むタイプで、しかも追い込み一手。馬体の成長がなく、素質だけで走っている現状で、過信し辛い部分も有る。兎に角、ハマるかどうか。

このメンバーならペルシアンナイトも何とかしたいところだろう。今年は全て2000m戦を使われており、一戦毎に内容が良くなっている。57kgも他馬が極端に軽くない分、有利といえる。あとは何時まで経っても重賞に手が届かなない鞍上の技量の問題。

モズナガレボシも決め手負けはない。前走福島戦は前がチギれてしまう展開で、どうしようもなかっただけ。スロー必至のメンバー構成で、結果的にマクり合戦の展開が濃厚だが、現状の時計が掛かる馬場で、追い比べになれば俄然有利といえる。

馬単
11=1 11=7 11=10