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競馬予想 2021年5回阪神

ジャパン・オータムインターナショナル 第41回ロンジン賞ジャパンカップ(GⅠ)

狙い目となるのはオーソリティ。前走は相手に恵まれたとはいえ、トップハンデを背負って強い内容。今年は距離適性の怪しい馬が多く、この点で優位。その前走は少し立派だっただけに、絞れれば更に走れる筈。あとは中2週の影響さえ出なければ。

対抗はコントレイル。これが引退レースだが、前走は些か注文が付く内容。出遅れたことも有るが、道中で微妙に行きたがっていたのが最後に響いた印象。2400mとなると更に折り合いが難しくなるが、ここは行く馬が少なく、この距離の分、前で闘える可能性も。

ゲート次第ながら、マトモならハナへ行きそうなキセキが3番手。それでも最終的に何かに決め手負けするだろうが、今年のメンバーならそこ迄切れるというタイプは少ない。直線入口で出し抜け食らわす形になればそう簡単には止まらない筈。

押さえがアリストテレス。以前より気性的に苦しくなって来た面は否めないが、前走阪神戦は比較的マシだった。出来れば失地回復の為に勝ちたかったところだが、勝負どころでの進路の取り方が結果的に失敗だっただけ。切れるということもないだろうが、折り合いさえ付けば大崩れは考え辛い。

馬単
7=2 7=5 7=9

第7回ラジオNIKKEI杯京都2歳ステークス(GⅢ)

全馬1勝馬。レベルが低い嫌いは否めないが、ジャスティンロックに期待する。新馬の中京戦は今回も出走するトゥデイイズザデイに上手く運ばれたが、前走は一瞬の反応こそ鈍かったものの、最後はいい脚を使っている。ここは先行タイプが多いだけに、展開利も有りそう。

対抗がそのトゥデイイズザデイ。馬は間違いなくこのメンバーでもトップクラス。ただ、前走中京戦は半ば押し出された様な格好とはいえ、スローの逃げ切り勝ち。最後迄しっかり走れてはいたが、良く分からない部分も多い。

牝馬のライラックが3番手。新馬の東京戦はスッと好位に付けて、道中もしっかり折り合えており、文句なしの内容。牡馬相手にフルゲートで勝った点も好印象だ。あとは輸送さえこなせれば。

ポッドボレットも1戦毎に馬が良くなっている。新馬の函館戦は反応の鈍さが有ったが、使われて馬がしっかりしてきており、機動力が増している。あとは1戦1勝組との相手関係はともかく、ここも自分の脚は使ってくれる筈。

馬単
7=5 7=6 7=1

ジャパン・オータムインターナショナル 第38回マイルチャンピオンシップ(GⅠ)

シュネルマイスター◎。前走東京戦は純粋に強い内容。今にして思えば今春の東京マイルGⅠ2連戦は流石に酷だったということにはなるが、それでグランアレグリアに1/2馬身差。今のデキなら逆転は出来る筈。

これが引退レースとなる、そのグランアレグリアが対抗。前走東京戦の2000mは些か距離が長い様な内容だったが、無論マイルはベストの条件。ただ、毎度のことながら詰めて使うと明らかにパフォーマンスが落ちる。脚元が怪しいという話も有り、果たしてどうか...。

インディチャンプは休み明けで昨年2着。前走東京戦に関してはその前に1200m戦を使った影響なのか、少し行きたがっていたのが最後に響いた印象。何時もの一瞬の脚がなかった。今回は折り合いも付く筈で、脚の使いどころさえ間違わなければ台頭可能。

ダノンザキッドもマトモに走れば好勝負。相変わらず引っ掛かっていたが、それでも最後迄ジリジリ伸びてはいて、能力の高さは証明出来た。使って気性面が苦しくなった来た馬は立て直すのが難しいのだが、兎にも角にも力さえ出し切れば。

馬単
3=12 3=7 3=13

第26回東京スポーツ杯2歳ステークス(GⅡ)

新馬上がりの馬が人気になっているが、敢えてグランシエロを本命に。前走は大外から1頭だけ違う脚。ドウデュースには届かなかったが、勝ち馬が意外と強かったとみたい。ゲートが決まって中段辺りに付けられる様なら突き抜け迄。

新馬上がりではイクイノックス。新潟の新馬は2着に6馬身差の圧勝、しかも3着のサークルオブライフが重賞を勝ったことで更に箔が付いた形。特に競馬に注文も付かなさそうで、再度の圧勝も充分。

ダンテスヴューが3番手。新馬の新潟戦は前の馬に残られた完全な取り溢し。その轍を踏まない様に乗られた中京戦は早目に動いて完勝だった。馬も叩いて確実に良くなっており、ここでも通用。

逃げそうなナバロンが押さえ。1000mで下して未勝利脱出に4戦を要したが、ここに来て馬も良くなって来た上に、距離延長も当たった。父ブラックタイド、母父サクラバクシンオーはキタサンブラックと同じ組み合わせ。馬体はキタサンブラック程雄大ではないが、先行力はいいモノが有る。

馬単
8=1 8=12 8=6

ジャパン・オータムインターナショナル 第46回エリザベス女王杯(GⅠ)

無難な本命はウインマリリン。前走中山戦は展開もドンピシャだったが、それをモノに出来るだけの器用さが最大の長所。その前走は馬体が回復していた点も好材料といえるだろう。あとは阪神2200mはメンバー次第で展開がガラッと変わることも多く、極端なマクり合戦にならなければ。

対抗はレイパパレ。前走中山戦は2番手の競馬を余儀なくされ、道中で力んだのが最後に応えた格好。そのハナを奪ったロザムールが今回も出て来たのは厄介といえば厄介だが、これだけ枠の差が有ればこの馬がハナへ行く可能性も高い。兎にも角にも2角迄スムーズに行けさえすれば踏ん張れる筈。

アカイトリノムスメも前走は強い内容。何より登坂力が有り、阪神コースには持って来いのタイプ。距離も意外とこなす。ただ、馬体の成長がなかった点がどうか。西へ来ると馬体が減る傾向も有り、2走続けての輸送がどう影響するか...。

穴は極端なタイプ。ただ、仮にロザムールが逃げたとしても、レイパパレに潰されそうで、追い込みのアカイイトの方を押さえておきたい。前走東京戦は道中で微妙に気負っていた様にも見えたが、最後は上がり33.4秒と1頭際立った脚で追い込んで来ていた。阪神にも良績が有り、追い比べに持ち込めば。

馬単
9=1 9=3 9=16

第56回デイリー杯2歳ステークス(GⅡ)

前走東京戦に続き、スタニングローズに再度の期待を掛けてみたい。その前走は極端なスローペースとなり、序盤に位置取りを悪くしたことと、勝負どころで今回も出走するウナギノボリに外からフタをされたのが響いた形で、内容としては強かった。今回も内枠だけに位置取りは鍵となるが、再度の7頭立てで2回も同じ粗相をするとは考え辛い。

唯一、重賞勝ち実績の有るセリフォスが対抗。とはいえ、真っ直ぐ走ることもままならず、まだまだ粗削り。右回り、坂の有る阪神に替わってどうなるかはやってみないと分からない部分も。

1戦1勝のソネットフレーズも注目の存在。ゲートこそイマイチだったが、出脚が速く、終いの切れもしっかりしていた。馬振りも中々で、牝馬ながら先週の1400m戦ではなく、こちらへ使って来たのは先々を見据えた陣営の期待の表れでも有る。

逃げそうなプルパレイが押さえ。取り敢えずハナさえ行けば、外回り1600mだけに道中で楽は出来る筈。同じ先行策でも新潟でレコード、前走中山戦はスローの上がり勝負と、異なるペースで勝っている点も強み。

馬単
2=6 2=1 6=7

第11回みやこステークス(GⅢ)

世代限定戦ながら前走新潟戦が圧勝だったメイショウムラクモ。馬格も有って、ロートルの多い今年のメンバーなら通用するだけの力は有る。あとはトビが大きいので、このセンター枠がどうか。序盤さえ上手く立ち回れば、再度の圧勝迄。

古馬ではクリンチャーが筆頭。芝から転向して中々勝ち切れなかったが、昨年のこのレースは飛躍のキッカケになった。京都よりは馬力を要求される阪神は向く。外枠が当たったのも好材料。

ロードブレスもこのメンバーなら力量上位。同条件で開催された今春の競馬は58kgを背負って3角で手綱を引っ張る場面。58kgを背負っていただけに尚のこと痛かっただろう。1kgでも軽くなる点もプラス。

穴ならメイショウハリオ。出脚がないので位置取りは必然的に後方になるが、馬群を苦にしないのは強み。初重賞チャレンジとなるが、内枠からセコく立ち回って前が開けば馬券圏内充分。

馬単
10=11 10=3 10=3

第26回KBS京都賞ファンタジーステークス(GⅢ)

例年よりメンバー低調。色々度外視して、オルコス◎。先週、東京で限定戦が有ったにも関わらず西下して来たのは勝算有りでの参戦とみたい。馬は貧弱で、まだこれからだが、前走中山戦で見せたレースセンスだけをいえば重賞でも通用してもいい。

対抗はウォーターナビレラ。下見で少し歩様が硬いのだが、レースに行くと出脚が速くて折り合いが付くのがセールスポイント。1500,1600mで勝って来たが、歩様から距離短縮もプラス。

上位3頭そのまま出て来た小倉戦組ではスリーパーダが筆頭。1400mはやってみないと何とも言えないが、前走は出遅れたことで急かしたのが裏目。序盤に引っ掛かってしまったのが痛かった。五分に出て、無理しなければ折り合いは付く筈。馬格ばないので良馬場で出来る点も好材料。

アネゴハダも素質は秘めている。前走はスタート直後に外へ大きくヨレたのと、初芝ということで馬が戸惑って道中は置かれそうになっていたが、ラスト150mで見せた脚は中々だった。1F延長、一度芝を走った点も大きい筈で、前走以上を。

馬単
4=5 4=8 4=6