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競馬予想 2012年3回阪神

第53回宝塚記念(GⅠ)

それなりに調教過程が踏んで出て来た以上はオルフェーヴルが中心。前走京都戦は調教再審査に伴う、ダート調教の影響も有っただろう。回り脚の速いこの馬にとっては阪神2200mは適条件。時計の掛かる今の馬場状態も合う。

相手がルーラーシップ。前走香港戦は馬体細化という報道も有ったが、好位のインを確保して圧勝。正直、上手く行き過ぎた感も有るのだが、元々の素質が超GⅠ級。オルフェーヴル同様、こういう馬場も合いそうで、このレースにありがちなあとは乱ペースにならなければ。

馬体絞れる事を条件に一発はアーネストリー。前走はスローを警戒して策に溺れた感は有るのだが、今回はネコパンチが居て、本来の競馬が出来そう。デキ自体には問題なく、馬体重-10kg以上なら連覇の場面も。

フェデラリストも圏内。前走でショウナンマイティにやられたのは気に入らないのだが、初コースは一応言い訳になる。そのショウナンマイティとは違い、コーナリングに問題がないのはこの条件で良い方に出るだろう。あとは間隔開いた影響だけ。

馬単
11=7 11=8 11=12

第17回マーメイドステークス(GⅢ)

マトモなオープン馬が少ない。人気になり過ぎでは有るのだが、グルヴェイグが中心に。前走東京戦は、降級1000万を楽勝した形だったが、血統馬がここに来てエンジン全開といった印象だった。あとは道悪だけ。

相手がスマートシルエット。デビューして暫くはダートを使っていた馬だが、芝に切り替えて一昨年の府中牝馬ステークスで3着。オープンでも足りる馬だ。数字が示す通り、ここに来て馬体も成長している。

マイネエポナは斤量が魅力。前走東京戦はボロ負けだったが、前々走阪神戦はジェンティルドンナから0.8秒。13着でも大きく負けている訳ではない。元々勝負強さは有るタイプ。この相手で道悪なら通用の目も。

エリンコートを別にすれば、アニメイトバイオは格上的存在。今季の休み明けは太目が祟ってサッパリだったが、絞れてマシにはなって来た。絶好調ではないにしても、55.5sなら何とかしたい。

馬単
3=2 3=11 3=5

第29回エプソムカップ(GⅢ)

今季デキがないだけにどうかと思うのだが、この相手ならレッドデイヴィスの実力が一枚上。ただ、前走京都戦は前有利の展開も有った。土曜日は外も伸びる様になっており、大外枠でも競馬にはなる筈。

ダノンシャークが対抗格。GⅠは賞金が足らずここへ回って来た形になる、前走京都戦は開幕週の馬場を利したシルポートの逃げ切り。これは仕方がない。ゲートは相変わらず悪いとはいえ、1800mさえこなせば。

3番手がセイクレットレーヴ。前述した様に、この最内枠が却って仇となる危険も有るのだが、斤量が圧倒的に有利。1800mが微妙に長いのも散々述べて来たが、全てはこの斤量なら。

穴はレディアルバローザ。来週に限定戦を控えながら、距離を嫌ってここへ使って来た。ここ2走は意外に動けていないのだが、デキが悪い様にも見えない。少し時計の掛かる馬場も合っている筈で、巻き返したい。

馬単
18=14 18=1 18=5

第62回農林水産省賞典安田記念(GⅠ)

このレースとしては良く有るパターンだが、人気割れの激戦。ただ、日本調教馬は総じて決め手を欠く。主軸に推すのは香港調教馬、ラッキーナインだ。昨年、日本で2走したが、出遅れたり、不利があったりと不完全燃焼。ただ、それでも力は十分に示す内容だった。マイルも充分守備範囲。この枠も有利。

相手はストロングリターン。前走は休み明けの影響が全て。下見から気配が不足していた。それでも出遅れ、引っ掛かっての状況であれだけ差を詰めていれば能力面での下降はない。昨年2着馬だが、雪辱の場面は十分。

3番手がローズキングダム。現状のこの馬では、2000〜2400mの馬達相手では力が及んでいなかった。マイルに替わってこのメンバー構成、能力的には足りる計算だ。

マルセリーナは前走が消化不良。戦前は内有利かに思われたが、捌きながらの競馬で力を出し切れなかった。今回の外枠が裏目に出る可能性も勿論有るのだが、前走の様な事はないと見て。

馬単
5=4 5=16 5=17

第65回農林水産省賞典鳴尾記念(GⅢ)

トゥザグローリーの地力が一枚上。前走中山戦は出遅れた上に極悪馬場。全くの参考外と見て良い。調子崩す迄使い詰めになっている点はどうかと思うのだが、昨年とは違い、ドバイや天皇賞が使えなかった。今回に限ってはこれがプラスに働くと見て。

相手はアーネストリー。施行時期の関係で金鯱賞が暮れに移動した為、このレースが宝塚記念の前哨戦。従って事実上の連覇が懸かる。力量的にもトゥザグローリーに次ぐレベルだが、前々走中山戦が逃げて失敗。ここも押し出されてハナへ行く形になりそうなのが...。

穴はトーセンラー。今年序盤は週末の度に雨が降り、非力なこの馬にとっては全く力を出し切れなかった。今回は昨秋以来となるパンパンの良馬場で、しかも開幕週。スロー必至ながら、決め手なら誰にも負けない。

ショウナンマイティも勿論圏内。今回と同じプラットフォームで、トーセンジョーダンを撃破した。ただ、スローや馬場状態がハマッた印象も有って、過信も出来ない。あくまで押さえ程度の評価に。

馬単
10=1 10=6 10=9