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競馬予想 2012年3回京都

第79回東京優駿(GⅠ)

スロー必至。波乱要素は有るのだが、前走中山戦で上手く乗られたゴールドシップ。展開も大きかった気はするのだが、勢いを買って中心に。東京のスローは共同通信杯で折り合い自在のところを示した。今回は積極策で。

相手がワールドエース。前走中山戦はスタート直後に躓く不利。超大外に持ち出しての2着は強い内容だった。東京ならの期待は当然だ。ただ、真偽不明ながら、この中間はアクシデントが有ったとの話も。差し馬には苦しい展開も予想され、対抗に留めた。

一発期待なら逃げるゼロス。前々走中山戦はスタート直後に躓いてハナへ行けず。前走もハナへ行くには枠が遠過ぎた。今回は絶好枠を得て、ハナへは楽に行ける条件が整った。とにかく1角と4角を先頭で回ってくればここ迄全勝。あとは自身のスタミナの問題。

フェノーメノも勿論怖い。トビが大きく、中山ではサッパリだったが、東京では3戦3勝。出脚の速い方ではないが、出して行っても折り合いを欠く心配がなく、前へ行けるのは強み。先週の時計にこの馬のそれが霞んでしまったが、決め手負けはしない。

ヒストリカルはこの内枠で却って乗り難しくなった。カンパニー,レニングラードの下だが、この血統は本格化する迄、出脚が来ない傾向は有る。前走も仕掛け遅れた面は有ったが、大外へ持ち出したのが最後に届いた最大の要因。出来れば内は突きたくない筈だが...。

馬単
6=8 6=3 6=11 6=2

第73回優駿牝馬(GⅠ)

相変わらず内が圧倒的に有利。先週に至っては馬群が密集し過ぎて、差し馬が競馬にならなかった程。元々距離延長で有望視されていたヴィルシーナが更に有利になった。出脚で前へ行っての押し切りに期待。

相手はミッドサマーフェア。一般的には苦しいフローラステークス組だが、この馬の決め脚は抜群だった。下見ではトボけている気性も、クラシックディスタンス向きだろう。レースに行っての折り合いも問題なく、あとは馬群を捌けるかどうか。

桜花賞馬ジェンティルドンナも勿論軽くは扱えない。前々走こそ力を出し切れなかったが、本番で一変し、下見からデキが目立っていた。ただ、ガサのないディープインパクト産駒は総じてマイラー。距離はネックに。

穴はアイスフォーリス。前走はスローを前で粘り込んだだけという話にはなるのだが、東京2000mの10番枠で、少し深追いにも見えた2番手からの粘り込み。自力で勝ち取った2着だ。この枠も絶好。あとはデキが維持出来ているかどうか。前走は少し細く映ったが。

馬単
9=8 9=14 9=3

第29回東海ステークス(GⅡ)

ゴルドブリッツの回避で一転混戦模様。狙いは今年に入ってデキが上向いたバーディバーディだ。勿論、遮眼革の効果で、集中して走れる様になったのも大きい。前走は東京マイルで決め手負けした感も有っただけに、1900mに替わるのも悪くない。

相手がワンダーアキュート。今回に関しては枠が遠いのだが、強敵相手で堅実に走って来た点は評価出来る。前走船橋交流戦も、距離が長かったと見るのが妥当だろう。別定57sも案外有利に働く筈だ。

ソリタリーキングは前走東京戦が圧勝。ただ、ハイペースとなると脆く、東京2100mがベストだった面も有る。ただ、京都1900mも守備範囲なのも間違いないところ。あとは相手関係。

ニホンピロアワーズも圏内。前走阪神戦はゲートが少し悪くて中段からの競馬になったところを、途中から無理矢理動いて行く強引な競馬。最後脚が上がったのは仕方がないところだろう。ゲート五分なら巻き返し必至。

馬単
8=15 8=4 8=10

第7回ヴィクトリアマイル(GⅠ)

前走阪神戦は不利も有って突っ込み切れなかったフミノイマージンだが、東京マイルなら主軸に推す。前々走も展開に泣いた面は有ったのだが、東京マイルを経験出来た点も強調出来る。

相手がアパパネ。年々休み明けの結果が酷くなっているのは間違いないのだが、全部度外視出来る。この中間は例に依って攻め強化。馬体さえ絞れれば力は発揮出来る筈。

アプリコットフィズが3番手。前走中山戦は、馬場が悪くて少し行きたがる場面が有った。良馬場の東京マイルはベストの条件。これが東京なら意外な程折り合いは付く。一時苦しんだが、今のデキなら器用さで勝ち負け。

マルセリーナも今季は違う印象。前走阪神戦は-12sでの出走だったが、昨秋は1400mとなると追走に汲々していたのが、馬体が絞れて機動力が来ていた。東京Bコースの最内枠は案外微妙だが、展開一つ。

馬単
10=7 10=11 10=1

第57回京王杯スプリングカップ(GⅡ)

ヒネッた狙いだが、面白いのはアグネスウイッシュ。前々走京都戦が何より強かった。前走中京戦も、GⅠの壁というよりは展開が向かなかった。3角で前の馬が邪魔になり最後方迄下げられ、直線向いてからも、一瞬立て直す場面。決して力負けではない。1400mは実績ないが、引っ掛かる馬ではないだけに、むしろ良い方に出そう。

相手が昨年の覇者ストロングリターン。ただ、今年は骨折明け。昨年は準オープンでも勝っての参戦で、何より勢いが有った。勿論東京での決め脚をいえば間違いなくNo.1。攻め馬は動いたものの、割引材料も。

実績馬サンカルロも侮れない。1200mとなると中々勝ち切れないのだが、1400mなら安定した取り口が光る。ただ、2,3歳時を除けば、東京実績がサッパリ。特にこのレースと安田記念は相性が悪い。単なるコース相性だけではなく、高松宮記念の後で、調整面での難しさも有りそうだが。

オセアニアボスも押さえたい。昨年秋から好調期間が長い。追い込み一手で、展開には左右されるものの、内を突く競馬が上手く、堅実は堅実。勝ち切る場面は想像し辛いが、2,3着ならば。

馬単
1=8 1=2 1=3

第17回NHKマイルカップ(GⅠ)

決め手を買ってブライトラインを中心視。京都とは違い、今の東京は外からの差しも充分届く。前走中山戦も行きたがって無理矢理馬群へ突っ込む展開。脚は見せたが、競馬が終わった後だった。折り合いは課題になるが、パワーに期待して。

相手がジャスタウェイ。これも決め手では負けていない。前走阪神戦は良馬場ながら雨の残る馬場状態。上がり34.2秒は出色だった。不器用さもブライトラインと同レベルだが、東京マイルなら。

逆に器用さを言えばカレンブラックヒル。前走中山戦を制して無傷の3連勝となったが、出脚が速く前で流れに乗れる点が最大の長所。逆に言えば前走は枠の利を生かし切ったとの見方も出来る。再度の内枠にツキは有るが、東京では何かにやられても不思議はない。

押さえがマウントシャスタ。前走阪神戦はヒストリカルの決め手ばかりが目立ってしまったが、この馬も早仕掛けが響いた影響も有った。負かしたスピルバーグは土曜日にプリンシパルステークスを圧勝、GⅠでも通用する下地は有るだろう。

馬単
10=14 10=5 10=8

第60回京都新聞杯(GⅡ)

ディープインパクト産駒にしては距離適性の長いトーセンホマレボシ。馬格が有る影響も大きいのだろう。ここに来て、トモにボリューム感が出て来た印象も有る。あとは時計にさえ対応出来れば。

相手がアドマイヤバラード。これも馬振りは負けていない。ただ、下見からそうなのだが、トビが大きく、前走阪神戦に関しては重馬場の影響も。今回は京都外回りで良馬場。500万の身だけに、特に勝ちたい気持ちは強い筈。

エキストラエンドも互角。前走中山戦は馬場が悪過ぎて参考外。4角で外回されたのも痛かった。これもトビが大きいだけに、コース替わりは好材料といえるだろう。馬体に迫力を感じない点がどうかだが、そういう馬だからこそ時計勝負が却って向くかも。

逃げるメイショウカドマツが一応の押さえ。ただ、今年は毎週末、雨に祟られ、良馬場での時計勝負が未知数。逃げ切っても何等不思議はないのだが、決め手で苦しい可能性も高く。

馬単
2=5 2=6 2=9

第145回天皇賞・春(GⅠ)

前走阪神戦は20年に一度の珍事を引き起こしてしまったオルフェーヴル。能力の高さは説明不要だろう。再度の危険は有るとしても、考えようによってはもう一度やったとすれば陣営は切腹モノだ。ここは絶対に負けられない一戦。

相手がギュスターヴクライ。クラシック路線には間に合わなかった血統馬が今年になって本格化。前走阪神戦に関しては、オルフェーヴルの粗相に助けられた面も有ったが、長距離での器用さは見せ付けた。3200mなら堅実には走ってくれる筈。

ウインバリアシオンもこの距離の自在性を言えば負けていない。前走中山戦も、後ろから行って我慢が利いた分の2着。今日の馬場で後ろから行く事が必ずしもベストとは思えないが、立ち回り一つ。

穴は逃げるケイアイドウソジン。前走中山戦はネコパンチが何が何でもの構えを見えて控えざるを得なくなったのが敗因。出脚が甘いのでハナへ行く事自体が大変だが、この組み合わせなら問題はないだろう。オルフェーヴルが大事に乗って来るのは確実。前へのマークが甘くなれば...。

馬単
18=8 18=11 18=10

第19回テレビ東京杯青葉賞(GⅡ)

前走中山戦は不完全燃焼に終わったフェノーメノ。前が詰まる場面も有ったが、それ以前に馬場状態が特殊過ぎた。良馬場の決め手勝負で、しかも東京。ダービーへ向け、負けられぬ一戦に。

相手はカポーティスター。何よりも東京2400mであの好時計。高い評価せざるを得ない。ただ、連闘で前走少し細く映った点は課題。今週も良馬場で出来る点は悪くないが、デキに関しては期待出来ないかも。

ジャングルクルーズは前走阪神戦が案外だったが、道悪が応えた印象。今回出走のヤマニンファラオには前々走阪神戦で先着許しているが、この時は出遅れが痛かった。好枠得て、良馬場。この相手なら通用の目は十分。

ミルドリームもガサがない馬だけに、前走阪神戦は道悪が痛かった。勝った馬がワールドエース、相手も悪かっただろう。東京の良馬場で折り合いさえスムーズなら巻き返し必至。

馬単
7=13 7=1 7=15

第43回読売マイラーズカップ(GⅡ)

前走中山戦は内3つで決まる競馬。状態面にも怪しさは有るのだが、レッドデイヴィスの力が一枚上。折り合いを気にしてのマイル転向はマイナスに出る可能性も有るのだが、相手が弱くなった。前で流れに乗る本来の競馬なら。

対抗はトーセンレーヴ。前走は間違いなく強い競馬。トウショウフリークとはクビ差ながら役者が一枚違う内容だった。道悪サッパリとの話も有るが、開幕週の京都なら滑る馬場にならない限りはこなせる可能性も残されており。

リアルインパクトは評価に迷う。前走3着ながら、物足りなさが残るのは馬場状態の影響が大きいだろう。基本的には非力な馬で、良馬場なら今の京都は間違いなくプラスとなる筈だったが、雨予報は大減点材料。斤量もネックに。

前述トウショウフリークが一応の押さえ。前走阪神戦に関しては前が詰まる不利が有り、これに関しては参考外。前々走からトーセンレーヴとは能力差有るのだが、先行出来るのは常に有利。

馬単
7=1 7=14 7=5

第9回福島牝馬ステークス(GⅢ)

前走中山戦は休み明けで全く動けずも、この相手ならアニメイトバイオの力が一枚上。その前走は馬場状態が特殊過ぎた上に、馬体増の影響も大きかった。馬体絞れさえすれば巻き返し必至。

相手がコスモネモシン。昨年札幌でアニメイトバイオに先着した実績も。これも前走中山戦は馬場状態を敗因にして良いだろう。昨年このレース2着馬、この前走を除けば、最近一番入着率が高いのは1800m。例年なら悪い筈の芝コースも、今年は比較的馬場が保ててており、内枠も好材料。

馬場が比較的良いという点ではトゥニーポートの逃げが面白い存在にとなる。前走京都戦は1200mダートで参考外。初ダートで解せぬ使い方では有るのだが、考え様に依っては、今回1800mで出脚が良くなっている可能性も。この人気なら単勝も少々。

ビッグスマイルも侮れぬ存在。少し穴人気し過ぎている感は有るのだが、前々走京都戦の末脚は中々目立った。当時の5着馬クィーンズバーンが先々週阪神でGⅢを制覇。3着馬アスカトップレディも今回出走しているが、距離適性の差は有り、1800mなら。

馬単
7=2 7=8 7=11