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競馬予想 2009年2回阪神・3回中山

第69回皐月賞(JpnⅠ)

最内枠と大外枠。昔の単枠指定が有った頃の枠順になってしまった。当然中山なら最内枠が圧倒的に有利。ロジユニヴァースが中心に。2走前阪神戦の様に2番手からになるか、前走の様にハナへ行くか、何れにしてもリーチザクラウンの出方を窺いながらの競馬が出来る。ただ、徐々に掛かる癖が出て来た。2番手なら紛れが生ずる可能性も。

そのリーチザクラウンが一応の相手。色々言われながら結局はハナへ行ってしまうのが辛いところ。見た目は最悪脱したとはいえ、馬体細化傾向も結局は直らず。木曜の段階で508kgからの輸送なら、当日500kg切る位になりそう。テンション上がらねば良いが...。

2頭でやり合えばセイウンワンダーの出番。前走は距離云々よりも調整の失敗。折り合いが付いていた事は評価出来る。決め手は間違い無くこの馬。人気落ちの今回こそが狙い目に。

馬単
1=18 1=15

第40回読売マイラーズカップ(GⅡ)

前走中京戦が大敗。狙い目となるのは間違い無くビービーガルダン。直線レーサー気味の馬で、前走は初の左回りで外々回される展開が応えた。距離面微妙なのだが、走られてから狙うのでは遅い。コーナー緩い阪神外回りで一発期待。

相手はカンパニー。前走中山戦は横山典弘騎手の気迫勝ち。正直、デキだけならむしろ悪い方だった筈だが、1角迄の位置取りで勝負有った。今の馬場ではその手は使えないのだが、一回使ってデキが上向けば。

スーパーホーネットが3番手。鉄砲は利くというべきか、休み明けが一番デキが良いケースが多い。少なくともここ1年はそういう傾向だった。前々走京都戦も強い2着。差し当たっての課題は少ないのだが、1分32秒の決着でどうか。

馬単
7=5 7=3

第69回桜花賞(JpnⅠ)

ブエナビスタの肝は、前後の稼動範囲の広さ。この点でディープインパクトと共通しており、逆説的に言えば、出脚が鈍いのはこの走法の宿命なのだろう。微妙に馬場が荒れて来たのは、直線で馬群が横に広がり易く、多頭数の場合はマイナスに出るケースも有って、良し悪し有るのだが、文句は付けてもこれ迄のパフォーマンスから一応の中心に。

これを負かすならワンカラット。常識的に考えて、負かす可能性が少しでも高いのは先行馬。中でも前走で出脚が来たこの馬が一番レースセンスが良さそう。連は確保出来ると思うのだが。

もう1頭注目がレディルージュ。前走は前述ワンカラットも含めて最後2頭に捕まってしまったが、早仕掛けが応えた影響が大。出脚自体は悪くないが、矯めて乗られる様なら。

馬単
9=6 9=11

第52回サンケイスポーツ杯阪神牝馬ステークス(GⅡ)

平成以降、最強運馬がテイエムオペラオーなら、最薄幸馬は間違い無くポルトフィーノ。ただ、最近最強クラスの牝馬が牡馬相手にブツけるのがトレンドになり、限定戦が実に手薄。無事に回って来ればの条件付にはなるが、それさえ適えば。

相手がアルティマトゥーレ。1000万条件では手合違い故、終いの脚は分からぬが、矢鱈に出脚が速いのが特徴。ポルトフィーノが折り合い諦めて行かせ切ると寒いのだが、折り合い専念してくれる様だと逃げ粘りは充分。

3番手がレジネッタ。昨秋は本来のデキに無かったのが全て。当然、距離短縮は悪くない。57kgが良いとは思わないが、デキさえ戻ってこの相手なら。

馬単
16=10 16=7

第53回産経大阪杯(GⅡ)

性能最上位と見てディープスカイが一応の中心に。ただ、乗り越えるべき課題も相当。まずは元々が叩き良化型というのが一点。そして道悪自体はこなすとしても、59kg背負っての追い込み脚質。前有利の現代競馬で見た目以上に強いのは間違い無いのだが...。

対抗は道悪こなすマツリダゴッホ。ヴィクトリーが逃げるという予想も有るが、出脚でこちらの方が圧倒的に速く、逃げの手も充分。昨秋は状態面完璧ではなかった面も有るのだが、前走中山戦は展開的にも苦しかった。2000mでハナなら結果は違う筈。

能力重視ならドリームジャーニーが3番手。前走中山戦もそうだが、そこらのGⅢ級とはレベルが違う印象。デキもここに来て上向いている。追い込み故のハンデは有るが、道悪自体もこなす。

一昨年の2着馬シャドウゲイトも圏内。能力が現状どうなっているかというより、近走は競馬が下手。毎回中途半端に控え、4角我慢し切れずマクりに行って直線失速がお約束のパターンになりつつ有る。道悪も上手く、普通に乗れば結果は出る筈だが。

馬単
11=1 11=8 11=9

第39回高松宮記念(GⅠ)

兎に角混戦。まずコース適性からして分からない。この人気なら現に一度勝っているファイングレインに期待するのが無難。前走阪神戦はサッパリだったが、休み明けは斤量の影響も有って出脚が鈍るタイプ。後述する先行馬の枠順からこの枠が最悪になる可能性も高いのだが、一度叩いて変わり身期待して。

次位はスプリングソング。前走京都戦はデキ落ち感有って出遅れ。特にこの馬の場合はゲートの出にデキが現れ易い。間隔は充分とは言えぬが、一息入れて立て直した効果に期待したいところ。大外に出脚だけは速いジョイフルハートが居て、これが内へ叩きに行ってくれると更に有利に。

外枠時の大敗が多い馬だが、似た様な事はビービーガルダンにも言える。特にこの馬の場合はコーナリングが甘い上に、初の左回り。デキと近況の勢いは買えるが。

スリープレスナイトは大幅割引が必要。前走中山戦は展開が向いたのは間違い無く、力量的にもそこ迄抜けている印象は無い。GⅠの休み明けは、レース技量のウェイトも大きい中距離の成功例は枚挙に暇が無いが、3000m超も含め身体能力を問われる極端な距離のは失敗が多い。3000m超は平成以降無く、スプリントも中山戦を含めて、サイレントウィットネスとトロットスター位。現代の調教技量でこの壁をブチ破れば痛快だが...。

馬単
10=17 10=16 10=4

第56回毎日杯(GⅢ)

前走は直線向いて狭い場面が有ったアイアンルック。1戦1勝の身であれをコジ開けるというのは如何にも酷だ。脚は持っているので、あれが良い経験になれば期待出来る筈。ただ、その前走は、1馬身半の出遅れ。一応課題にはなるが、少々の出遅れはハネ除けて、GⅠ戦線へ名乗りを上げる位の勝ち振りを期待。

次位も差し馬アプレザンレーヴ。今年は馬場状態があまり良くない中での競馬が続いている面も有るのだが、古馬含めても数少ない33秒台の上がりを使った馬。スローを一気に突き放す脚はモノが違っていた。まだ馬自体には甘い部分を残しているが、これもアイアンルック同様、差して勝って名乗りを上げたい。

33秒台の脚という点ではオオトリオウジャも当然警戒。ただ、この時は明らかに馬場が良く、皆が33秒台で上がっている。今回休み明けでも有り、中間一頓挫有ったとの事。当然割引は必要。

馬単
14=11 14=5