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競馬予想 2009年1回阪神・2回中山

第57回阪神大賞典(GⅡ)

例年のパターンなら昨年の菊花賞馬オウケンブルースリが中心になる一戦。何かにやられそうな気もするのだが、他に狙いたい馬も居らず一応の主軸。ただ、昨年散々強調した様にベストは2400m。その菊花賞は他馬が弱過ぎただけだ。渋化予想もマイナス材料。

次位はスクリーンヒーロー。前走中山戦はダイワスカーレット相手に果敢に攻めて行ったが、自分が潰れてしまった。ただまあ、そのチャレンジ精神は今後に活きて来よう。これも距離適性は微妙だが、地力買って。

トウカイトリックは3000m超なら毎回押さえたい。元々出脚が鈍いので、中々アテにならないのだが、前走中山戦辺りはデキ自体も一息だった。立て直して前走よりデキが悪くなければ。

アサクサキングスの前走京都戦は仕掛けのタイミングがドンピシャでハマッた感。基本的にパワーが無いので、坂の下りで惰性が付く京都がベストの馬。時計が掛かる馬場状態も向いただろう。この距離でこの相手なら無視して良い訳ではないが、阪神に替わるのは大幅マイナス。

馬単
12=10 12=2 12=7

第23回中日スポーツ賞ファルコンステークス(GⅢ)

1200mで最内枠、迷わず行き切る競馬が出来るツルマルジャパンに期待。ここ2走のマイル戦は取り敢えず参考外、3走前の中山1200mも甘い印象は有ったのだが、出方を窺う競馬では駄目。中館騎手なら小細工無しで。

相手は同じく出脚に自信の有るゲットフルマークス。前走中山戦は前述ツルマルジャパンと喧嘩して共倒れの格好。今回も最悪のケースは考えられるが、1200mなら何とかなるだろう。以前に述べた様にトビが良いのが特徴。良馬場なら。

昨年強調したすずらん賞組、ルシュクルが3番手。前走阪神戦は相手関係と距離。前々走にしてもスローで内の馬にやられただけで、ワイドサファイヤ辺りとも差の無い競馬になっていた。前崩れになれば充分台頭出来る。

もう1頭、牝馬の差し馬カツヨトワイニングも押さえたい。前走東京戦は向正面で一発、直線向いて最後にもう一発と2回の不利。前々走中山戦も直線ゴチャつきながら伸びる辺りは根性も有りそう。スムーズなら牡馬相手でももう少しやれて良い。

馬単
1=14 1=5 1=10

第43回報知杯フィリーズレビュー(JpnⅡ)

前走東京戦は直線で殆ど追えなくなる不利が有ったミクロコスモス。権利懸けて今回が最後のチャンス。圧倒的人気だろうが、この相手なら中心に。末脚の持続性という点で怪しさが有り、マイル以上だと距離への不安も有るのだが、1400mは適距離。あとは運だけ。

相手一番手はワンカラット。前走はJpnⅠ戦という事も有るが、行きたがったのが痛い。内枠という事も有ったが、少々スローでも前々走京都戦は折り合っていただけに、今回距離短縮は当然良いだろう。元々馬は良く見せるので、力は有る筈。

これに続くのがアイアムカミノマゴ。前走京都戦は追って切れ負け。ただ、内が厳しい馬場で、逃げた馬には辛かった面も。その前走は3角で外に逃げる様な素振り。レースに集中出来ておらず、距離も1400mの方が良さそう。

馬単
11=7 11=6

第57回トヨタ賞中京記念(GⅢ)

この中間が土砂降りに近い雨。馬場の悪化は歓迎しないのだが、一応の中心はヤマニンキングリー。兎に角今季はデキが良くて、堅実に力を発揮。前走小倉戦にしても勝ったサンライズマックスがインを通って、こちらは外回っただけの話。馬場さえこなせば勝てる。

対抗はフサイチアソート。こちらは道悪でも問題無いというべきか、一瞬の脚が無いので他馬が苦しむ分有利といったところ。3走前は上手く好位にもぐりこんだ分も大きいが、左回りで強いのも特徴。このハンデも魅力。

この枠とこの距離なら出脚の違いでレッツゴーキリシマが逃げそう。2走前辺りからデキ落ち感有るのは気掛かりだが、力そのものは上位の存在。道悪は微妙な面も有るが、前走小倉戦辺りは2番手から鋭さ負けした感も有り、ハナさえ切れれば何とかなって良い。

能力だけなら下位に近いが、道悪という意味でベンチャーナインを押さえに。近走は長距離で着を拾うセコい競馬が続いているが、要は時計が速くなると対応出来ないから、長距離で誤魔化しているだけの話。下が渋ればこの距離でもその辺りが同じ条件に。長距離ばかり使っていた事で出脚への懸念は有るが、この枠でも有り内で立ち回れるなら。

馬単
1=18 1=2 1=6

第46回報知杯弥生賞(JpnⅡ)

デビュー戦から換算して36kg増。これで太目の無い馬体なのだから、この半年の成長が急だったかが分かるロジユニヴァース。デビュー当時は父譲りのトモの甘さが有ったが、これが解消してこの点だけをいえば既に父を越えた。距離も問題無く、勝って皐月賞へ王手。

当然セイウンワンダーも負けられぬ一戦。前走は中間一頓挫有っての休み明け。勝ったにせよ良い脚が長く続かない印象も有って物足りぬ内容。当然、二の轍は踏まぬと思うが、距離適性でロジユニヴァースが優ると見て。

この2頭が抜けた存在と見るが、穴でハイローラーを押さえておきたい。前走は初芝で行きたがり、勝負どころで我慢が利かなかった。イン有利の馬場で外回る形も応えただろう。この経験も活かしてアーリーロブストには借りを返したいところ。

馬単
10=6 10=7

第16回チューリップ賞(JpnⅢ)

馬券的妙味は別だが、本命という話なら当然ブエナビスタ。前肢後肢共に広い可動範囲が肝の馬で、道悪が良い訳は無いのだが、この馬が出走する事で頭数が落ち着いてメンバーに恵まれた感が。

次位がマイティースルー。前走東京戦は1400mの外枠で出遅れて結構苦しい競馬だった筈だが、直線追い出しを待つ位の余裕。かなり強い内容だった。前々走中山戦の内容も含めてもっと距離が延びた方が良さそう。スロー確実の阪神なら。

そのマイティースルーを負かしているジェルミナルが3番手。その中山戦は最内枠の利が相当有った筈だが、出脚が有るのでそういう競馬が出来る。ブエナビスタも、最終的に2400mをこなさなければならない以上、早仕掛けする事は有るまい。先行の利活かして。

道悪で浮上するのがイナズマアマリリス。前走中山戦で引っ掛かったのは課題になるが、中山の外枠であのパターンは距離の長短を問わず良く有る光景。一回立て直しての出走だそうだが、内枠で折り合えば。

人気対抗格に推されそうなブロードストリートは一応の押さえ。切れるは切れるのだが、追い出して頭が上がり気味。当時の京都はインしか馬場状態だった点もどうか。道悪も良くなさそう。

馬単
5=11 5=4 5=2 5=3

第53回阪急杯(GⅢ)

馬場が乾いてローレルゲレイロの巻き返しに期待。前走東京戦は遠征後という面も有ったが、馬場が悪くて出脚が鈍っていた。斤量的にも1〜2kg軽い馬が多かった前走とは違い、同斤かそれ以上の馬が多い今回は多少なりとも有利感が有る。唯一、枠が遠いのが課題だが、2番手でも競馬は出来る筈。

相手がマイネルレーニア。前走京都戦はGⅠという事も有るが、出遅れながら無理矢理ハナへ行って余計に苦しくなった。相手弱化で、ゲート五分なら前々走京都戦の強い内容を見直せる。あとは斤量と休み明け。それだけ。

人気先行気味だが、ファリダットもこのカテゴリーの安定勢力に成長した感。ただ、開幕週で土曜日も先行有利の決着が目立った。斤量56kgは有利だが、何処迄差し込めるか。

馬単
13=11 13=15

第18回アーリントンカップ(GⅢ)

何度も述べている様に今年は強い新潟組。成り行き中心はツクバホクトオー。前走東京戦は休み明けで行きたがっていたのが敗因。叩けば折り合いも付く筈。展開関係無く、力が違う筈。

500万特別組が何れも大した事無さそうで、新馬上がりのアイアンルックが次位筆頭格。520kgの馬なので、馬は良く見せて当然だが、直線は大して追っておらず、オイデオイデの大楽勝だった。要は距離経験だけ。

ダブルウェッジも当然警戒。出脚が速いのが最大の長所。まだ現状それだけの馬だが、現実として今回も人気になりそうなミッキーパンプキンに先着しているのは評価出来る。この枠も有利。

馬単
6=7 6=1