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競馬予想 2009年2回京都・1回東京

第26回フェブラリーステークス(GⅠ)

前々走阪神戦は外国招待馬のコーナリングの下手さ加減に泣いたヴァーミリアン。未だカネヒキリには先着出来ないが、能力的な差は無く、この人気なら中心に。ただ、この中間も一頓挫有った様だが、結局あと10kgが絞れないから全能力が発揮出来ない。馬体重には注意。

相手は当然カネヒキリ。3ヶ月足らずの間にGⅠ,JpnⅠを3連勝。ただ、ヴァーミリアンですら1レーススキップしているのに、流石に使い過ぎ感が。今回に限って言えば無事に回って来るだけで充分という気もしないでもないのだが。

面白いのはバンブーエール。前走は59kgと休み明けで、乗り方自体が消極的だった。デキ自体は何等問題無く、何時もの乗り方なら結果は付いて来る筈。あとは経験不足がマイナスに出なければ。

サンライズバッカスが一応の押さえ。ベストはやはり東京マイル。何度か述べている様に、適性外の条件で脆いだけで、適条件なら堅実。勿論、上位馬とは能力差有るのだが、連圏内充分。

馬単
9=2 9=5 9=3

第102回京都記念(GⅡ)

今週も馬場適性重視の狙いでマンハッタンスカイが中心。距離もこの辺りがベスト。能力的な疑問は当然有るのだが、負けた時が脆いだけで、走っている時はそれなりの相手にやられているだけ。スムーズなら勝ち負け持ち込める筈。

相手はサクラメガワンダー。昨年は一皮剥けた印象が有り、中でも一番秀逸だったのは重馬場だった夏の阪神戦。エアシェイディもそうだが、本来は道悪不適な馬がそれなりに馬場をこなし、一昨年迄とは違うところを見せた。ただ、この馬場状態がプラスになる事は無い。距離も本格化してストライクゾーンが広くなっているとはいえ、ベストは1800m。

昨年の覇者アドマイヤオーラが3番手。これもマイラー気味の馬だが、昨年のこのレースで2200mをこなして本格化をアピールしたクチ。ただ、前走はサッパリのデキに見えた。まあ、昨年の金杯も案外に見えて、次走このレースで重賞制覇。変わり身速いタイプだとは思うが。

当然カワカミプリンセスも圏内。気性の問題有って、遠回りを余儀無くされた感は有るのだが、厩舎の努力でそれなりの対応は出来て来た。ただ、前走中山戦で位置取り確保に出したのが今回折り合い面でマイナスに出る危険が。横山典弘騎 手なら問題無いとは思うが、一応懸念。

馬単
1=11 1=6 1=7

第49回きさらぎ賞(GⅢ)

能力,展開よりは馬場適性が活きる今の京都。一番馬力が有りそうなのはダートからの転戦組ハイローラーだ。前走中山戦は外回される不利も有った。距離短縮で折り合いもマシになろう。今の馬場なら。

キタサンガイセンも中々パワー有りそうには見えるのだが、まだ太目残っていて、良く分からない面も。ただ、前走中京戦は少しゴチャつく場面が有りながら、終いの伸びは中々しっかりしていた。相手関係無視すれば、これが一番強い勝ち振り。

圧倒的人気に推されるで有ろうリーチザクラウンはこの程度の評価。立て直しての一戦とはなるが、前走阪神戦は馬体減。イレ込みが出て来ての馬体減は中々軌道修正し辛い。姉クラウンプリンセスもそうだった様に、この血統は基本的に非力。

人気対抗格リクエストソングもまだ線が細い印象。0.4秒差ながら位置取りの差考慮すれば能力五分と思われるプロスアンドコンズが先週東京で惨敗。人気になるだけに嫌ってこそ。

馬単
6=4 6=7 6=3

第14回シルクロードステークス(GⅢ)

京都1200mは基本イン逃げ。しかし、有力先行馬が揃って外枠を引き、一筋縄では行かなくなった。昨季から何度も推しているスプリングソングを能力最上位と見て、ここも中心に据えるが、ハナへは行きたくないだけに出方が難しい。下が渋っていない分まだ良いが、荒れ馬場も得意とは思えず。

当然サープラスシンガーが相手。こちらは時計に課題が有って、荒れ馬場はプラス。ただ、枠が遠過ぎる。ここは出脚強力というタイプは居ないのだが、この馬自身の出脚が速くなく、序盤余計な脚を使う様だと失速の場面も。

3番手以下は団子だが、ウエスタンダンサーが筆頭格。前走は普通に競馬して普通に勝った印象だが、展開利というべきか他馬が競馬を失敗した印象が強い。今回、牝馬の56kgというのもかなり見込まれた印象。過信は禁物。

結局展開も読めずで穴が狙い辛いのだが、この枠から番手収まるならマチカネハヤテの粘り込みが面白い。ただ、準オープンを51kgで勝った馬が重賞で51kgというのは案外見込まれた嫌い。出脚もそこ迄速くないので、あくまでスムーズに運べるならといったところ。

馬単
12=15 12=10 12=7

第43回小倉大賞典(GⅢ)

ハンデ増をメンバー弱化で相殺出来ると見てヤマニンキングリーが主軸。前走中山戦もイン有利の展開を1頭外から追い込んで来る強い内容。開幕週なので、イン有利は変わらないだろうが、今回は内枠。出脚サッパリというタイプでもないだけに、何とかなる筈。

相手はレッツゴーキリシマ。前走阪神戦は道悪に泣いて最後失速。開幕週の良馬場なら違った答えを期待したい。ここはミヤビランペリの直ぐ外で楽に好位が取れるメンバー構成も絶好。昨季から折り合いも付く様になっているので距離も問題無いだろう。ただ、その前走がデキ落ち気配。下見、特に歩様には注意したい。

3番手が前述のミヤビランペリ。前走中山戦は3着粘ったが、馬場と展開に助けられた面が大。ただ、左回りよりは右回りが良い馬、矯めるよりは噴かして乗るタイプなので小回りも向く。要は力関係とレッツゴーキリシマの出方如何。

サンライズマックスも当然圏内。以前はトモの甘いところも有った馬だが、今春の東京戦辺りから大分改善されて来た。非力なタイプで、開幕週の良馬場は歓迎。ただ、不器用な印象は有る。馬場自体は歓迎でも前が止まらぬと。

馬単
5=8 5=7 5=2

第44回京都牝馬ステークス(GⅢ)

馬場状態何処迄回復するかがポイントになるが、渋化残るならオディールが狙い目。一息入ったが、休養前のデキ自体は悪くなかった。前走は内回りの2000mで外枠に泣かされた分も大きい。決め手の甘さを馬場で相殺して。

良馬場時の本命がニシノマナムスメ。前走中京戦はハンデと早仕掛け。正直、デキに関しても微妙なところが有るのだが、54kgでこの相手なら格好は付く筈。繰り返しになるが、馬場さえこなせば。

ザレマは昨年の2着馬。折り合い云々が有るので、結局はこの距離がベストという事になろう。前走中山戦はイン有利の馬場で逃げ切っただけだが、出脚が有った。ここも楽にハナ切れそう。

大穴が毎回注目のハートオブクィーン。この馬何時も歩様が伸びていて、下見を抜群に良く見せる。能力は下位レベルだが、フォームが良くて競馬が上手いので、こういう馬場で他馬が苦しむ状況は却って有利に。

馬単
1=9 1=5 1=8

第59回東京新聞杯(GⅢ)

馬場が悪くなってプラスになりそうな馬が案外少ないが、マシなのが数頭。中でも4歳馬3頭が狙い目になろう。中でもスマイルジャックが総合力で最右翼。東京の道悪はイン有利が定説。単純な適性だけでなく、折り合い課題の馬が走り辛い馬場になるというのも比較上有利に。

全く同じ事はショウナンアルバにも言える。ただこちらは馬群で我慢出来ない雰囲気が有るのがマイナス。この枠で最後方から競馬する訳にも行かないだろう。まあ、斤量が1kgでも軽いのは当然有利になるのだが...。

もう1頭の4歳馬タケミカヅチが3番手評価。2着に来た昨春の中山戦が良馬場発表ながらかなり渋い馬場。ただ、枠が遠いのと、近走はダートで参考外としても、これは能力的にワンランク落ちる印象は有る。ゲートもアテに出来ず。

古馬で馬場こなせそうなのはローレルゲレイロ。言うまでもなく、前へ行けるのが有利。海外帰りなので何ともいえない部分は残っているのだが、能力的にも最上位に近く、差し当たっての減点材料は無い。

馬単
2=1 2=15 2=5