4 競馬回顧 2024年2回京都 [Sakura Archives]

Sakura Archives

競馬回顧 2024年1回阪神

第41回フェブラリーステークス(GⅠ)

ペプチドナイル

シープスキンノーズバンド。-6kg。前走中京戦も気配は良かったが、今日の方が数字分だけ研ぎ澄まされた印象。踏み込みも深い。ゲート五分。少し押して好位。前半600m33.9秒、1000m通過57.9秒と、最近にないハイペースだったが、馬群の外で流れに乗って、ラスト1Fで先頭。今日の展開だと少し早い位のタイミングだったが、縺れる2着争いを尻目に、後続を寄せ付けなかった。文句なしの完勝。これ迄、マイルに使ったことのない馬だったが、前走京都1800mで引っ掛かっていたことも有り、今ならこれ位の距離が合うのだろう。今後も有望。

ガイアフォース

2人曳き。-6kg。馬体は前走阪神戦とほぼ一緒。テンションが少し高く、小走りが入って分かり辛いが、今日の方が歩様は良くなっていた。ゲートは少し分が悪い程度。ただ、芝,ダートの合流地点辺りで内から弾かれる場面。道中は頭が上がり気味だったが、このペースだけに引っ掛かっていたというよりは、初ダートで砂を被るのを嫌ったか。それでも直線に向いて外へ持ち出して、前が開くとジワジワ脚を使って、大接戦の2着争いを制した。毎回、同じ話になるが、初芝で差して競馬になるなら、相当の能力の持ち主。芝でのマイル挑戦は入着止まりだったが、結果的にいい経験にはなっていたか。

セキフウ

シープスキンノーズバンド。前後肢にバンテージ。-9kg。前走は微妙に太かったが、今日は今日でダートのマイルを走る馬にしてはスッキリ。それでも四肢を伸ばして歩く姿は好印象。ゲートは出たが、例に依って行く気なく、後方からジックリと。直線も小細工なしに大外。良く伸びたが、ずっと左手前のまま。その分、届かなかった印象。とはいえ、今日はハイペースだけに展開自体はハマった形。それでここ迄となると、一線級とはいい難い。ただ、レース後に故障判明。これで引退とのこと。

タガノビューティー

前走と比較して、今日の方が少し煩い。基本的には数字の割にはスカッと見せるタイプだが、意外にボテッと映った点も気になった。ゲートは決まったが、芝での出脚がなく、後方から。向正面の段階で内目へ寄せて、コーナーも内を回って距離を稼ぎ、直線も自然とバラける迄待ってからの追い出し。ここで少し待たされたが、今日はハイペースだけにこれはこれで良かった筈。一旦は単独2番手の場面迄有りながら、最後は明らかに止まった。案外の内容。渋れば誤魔化せるが、今日の様なパサパサのダートだと、マイルでも微妙に長いのか...。

キングズソード

+10kg。馬体の張りは有ったが、腹回りは少しボテッと映る。成長の途上ということなのだろうが、現状は少し重い。本来はもう少し出脚が有る筈だが、今日はあまり進んで行かず、中段やや後方から。勿論、今日の展開ならこれはこれで悪くない位置だが、直線は左手前のままでモタついている間に前が塞がる場面も有り、イマイチ弾けなかった。初のマイルが応えた可能性も高いが、コーナーで少し外に張り気味だったのも気になった。左回りも向かないのかも。

ウィルソンテソーロ

シープスキンノーズバンド。前後肢にバンテージ。今日も変わらず良く見せる。高値安定。歩様が伸びやかで、馬体も充実。ただ、この時期にしては鞍下に汗をかいていたのは気になった。好発。芝での出脚も有って、スッと好位。このハイペースとはいえ、道中はリズム良く走れていた様に見えた。ただ、直線に向いてからは坂下でほぼ余力なし。バタッと止まっていないところは流石だが、相当苦しかった様で、手前も替わらず、モタれ気味。結果的に気分良く行かせ過ぎたか。結果論だとしても、前々走中京戦、前走大井戦と、何の間違いもなかった鞍上を替えたのが失敗。今日はそういわれても仕方がない。

イグナイター

2人曳き。元々いい馬だったが、中央勢にも馬はヒケを取らない。落ち着いていて、歩様にも力強さが有った。芝スタートで少しトモが滑り気味になり、出脚が鈍った様にも見えたが、押して2番手グループの最内。積極的に乗られ、坂下で先頭。流石にそこからは保たなかったが、見せ場は充分。1200mなら中央でも充分やれる馬。

第58回小倉大賞典(GⅢ)

エピファニー

シープスキンノーズバンド。前肢にバンテージ。500kg有る割に、馬を大きく見せるタイプではないが、緩んだところもなく、キッチリと出来ていた。歩様が少し硬いのは元々。ゲートは五分に出たが、引っ掛かるタイプだけに無理せず中段から。1000m通過が57.2秒だから、かなりのハイペースだったが、とはいえ小回りで前がバラける展開は楽ではなかった筈。それを自力で捕まえたのだから、強い。ただ、今日は折り合いが付いたが、前々走阪神戦,前走中山戦の様に、ペースが緩むと引っ掛かって伸び切れないケースも多い。今後もアテにし辛い。

ロングラン

前走中山戦は少し左右のバランスが悪かったが、今日はしっかり踏めていて、問題なし。馬体も迫力こそないが、悪くない。ゲートも微妙に悪かったが、行く気もなく、後方から。早目に外へ持ち出し、動ける態勢だったが、今日は縦長のハイペースになりながら、コーナーで追い掛けていた馬が多く、ほぼ向正面の隊列のまま大外。勢いを付けて回って来れたとはいえ、かなり脚を使わされる展開だったが、それでも最後迄しっかり伸びて2着確保。中々渋太い。昨年の4着馬で、案外の競馬が続いていた時期も有ったが、ここに来て内容が良くなっている。

セルバーグ

2人曳き。パシュファイヤー。元々気合乗りのいいタイプだが、今日はイレ込み一歩手前。ただ、前走京都戦より毛ヅヤが良くなって、馬体の張りも出た。数段良くなっている。ゲートを決め、押してハナ。今日は委細構わずの大逃げ。前述した様に1000m通過が57.2秒、2番手に最大5馬身程の差を取る場面も有った。直線に向いた段階でも2〜3馬身のリードが有り、この時点でカラ馬が居たことはこの馬にとっていい方向に働いただろうが、最後は止まった。結果的には速過ぎた感も有るが、思い切って乗っただけに、鞍上は責められない。何処かで一発有りそう。

アルナシーム

前肢にバンテージ。少し物見をしながら歩くタイプ。その分、トモが非力にも映るが、手先のスナップは利いている。出脚はは一番速い位だったが、セルバーグが主張して、それには付き合わずに好位から。前はバラけて、馬群の先頭。この馬の位置で1000m通過59秒弱と、丁度いいペース。ただ、前がバラけているので、捕まえに行くのに脚を使わざるを得ない。その分、最後は甘くなった。今日はこれで最高の競馬。馬を強くする競馬でも有る。前走京都戦は流れに乗れず競馬にならなかっただけに、マイルよりは少し距離が有った方が良さそう。

フェーングロッテン

遮眼革。-8kg。前走阪神戦が太目残り。去勢された分も有るが、絞れたとみていい。見た目にも腹回りの厚ぼったさがなくなった。気配も良かった。出脚は速いほうではなさそうだが、押して2番手。セルバーグとは少し距離が有ったが、正直なところ、スピードの違いにも見えた。4角でも全然前との差が詰まる気配がなく、直線は雪崩れ込んだだけだった。最近の中では一番いい競馬だが、頭が高い走法がネックで、スピードの乗りが悪い。能力が高いのは疑う余地のないところだが、勿体ない。

ゴールドエクリプス

前後肢にバンテージ。垢抜けた馬体。ただ、テンションが高く、前走京都戦もそうだが、この数字だと少し細い。ゲートが開いて隣で落馬したホウオウアマゾンと接触したことも有るが、行く気もなく、抑えて後方から。道中のリズムはそこ迄悪い様には見えなかったが、4角で既にアラアラ。接触の影響が如何程だったか、判断が付きかねる部分も有るのだが、負け過ぎ感が有る。

第74回ダイヤモンドステークス(GⅢ)

テイオーロイヤル

前後肢にバンテージ。長距離を走るだけ有って、馬自体は元々地味で、軽い造り。ただ、前走中山戦と比較して、今日の方が毛ヅヤがいい。少し出して中段から。当然ながら、折り合いには不安のない馬で、隊列が決まってからはジッとして、直線迄待ってからの追い出し。道中はずっと眼前にサリエラが居たが、追い出してからもいい目標になったか。相手も中々渋太く、突き放すには至らなかったが、少し内へモタれながらもラスト200mでクビだけ前に出て、その差がゴール迄そのままだった。トップハンデの58.5kgを背負って勝てたことを高く評価したい。次走京都戦だろうが、圏内の1頭に。

サリエラ

オーストラリアンブリンカー。+10kg。数字は増えたが、見た目は殆ど一緒。ただ、キビキビ歩けていて、非力さを感じさせないのはいい。ゲートは微妙に怪しかったが、少し出してテイオーロイヤルより一歩前からの競馬。こちらは少し良過ぎる位の行き振りで、馬を前に置いて宥める形。2周目の向正面から、外へ出して徐々に進出。結果的にテイオーロイヤルのいい目標にされた感は有るのだが、序盤のロスはそれなりに有りながら、クビ差で留めたのは根性とスタミナが有るからこそ。これも次走京都戦とのことだが、有力。ただ、牝馬で3000m超のレースを連続好走するケースは稀。勝てば歴史に名を残すことになるが...。

ワープスピード

遮眼革。前後肢にバンテージ。504kgの割には、薄い造りだが、動きに柔軟性が有って、淡々と歩いていた。ゲートは出たが、直ぐ内のメイショウユズルハに寄られて、出脚が鈍り、中段やや後方から。本来は好位から運びたかった様だが、人気2頭が前に居る以上、動くに動けず道中はジッとする外なかった。直線に向いてからも伸びてはいるが、前と似た様な脚色でここ迄。ただ、今日は相手も悪かった。一応、重賞でも足りる馬。

ハーツイストワール

シープスキンノーズバンド。胴長でスカッとした造り。一歩一歩の歩幅が広く、如何にも長距離が向きそうなタイプ。ゲート五分。この馬の出脚で中段から。丁度、テイオーロイヤルの内に居た。道中の折り合いも問題なかったが、内に居た分、少し踏み遅れた格好で、直線に向いて更に後ろに居たワープスピードとの併せ馬。元々決め手の有る方ではないだけに、一手でも遅れると苦しい。それでも出来れば3着が欲しかったところだが、ワープスピードとの3馬身差は余りに大きい。年齢的な衰えも有りそう。

トロピカルライト

脚長で細身に映るタイプ。もっと増えてもいい。ただ、今日は少し歩様が硬いのがマイナス。2走目の反動? ゲートでアオって、そのまま最後方。道中は只管内ラチ沿いを回り、直線だけ外へ。伸びてはいるが、内にモタれ気味の走りでここ迄。49kgだけに、例えばメンバー中最速の上がりを記録する等、何か目立つモノが欲しかった。重賞で賞金を咥えて来たこと自体は立派だが、見せ場のない5着。

第59回京都牝馬ステークス(GⅢ)

ソーダズリング

前後肢にバンテージ。前走中山戦もそうだが、デキにケチを付ける部分はない。折り合いが課題の馬だが、下見で落ち着いているのも前走同様。好発も、折り合い面を意識しつつ、急かすことなく中段。ゲートが決まって1400mということで、今日は折り合いが付いていた。この馬場だけに内へ入れることは一切なく、直線も馬場の6分どころ。外から追って来るナムラクレアも渋太かったが、一杯一杯凌ぎ切った。折り合い面から中々本来の力を出し切れない馬だが、今日は相手がナムラクレアだっただけにそれなりの評価が必要だろう。次走、中京戦が視野に入っている様だが、良馬場を前提に圏内の1頭に。

ナムラクレア

前肢にバンテージ。+10kg。毛ヅヤは良かったが、数字分だけフックラ。本番なら80点、トライアルなら95点。この馬自身もスタート直後にヨレて出脚が鈍ったことも有るが、前が直ぐに塞がってしまい、挽回出来ず、後方から。何時もの1200mではなく、1400mだけにこれはこれで想定の範囲内だろう。キックバックは少し嫌そうにしていたが、それでも道中のリズムは悪くなく、直線に向いてからも良く伸びていた。デキが本当なら交わしていただろうが、今日はこれで良しとすべきところ。毎回述べている様に、GⅠを勝てる能力は有る。あとは運の問題に尽きる。

コムストックロード

-6kg。気配は変わらないが、数字分だけスッキリ。歩様の窮屈さもなくなり、前走中山戦より、雰囲気が良くなった。ゲートは出たが、出脚がなく後方から。眼前にナムラクレアが居て、競馬は組み立て易かったか。少し先に動いたナムラクレアを目標に動いて、直線は大外。競馬にメリハリを付けた分、最後の脚は目立っていた。アテにならないタイプの馬では有るが、脚は持っている。今後も展開ひとつ。

スマートリアン

例に依って少し頭が高い。その分、歩様にも力強さを欠く。今日の方が集中力は有りそうだが...。ゲート五分。急かして行く様な感じではなく、出たなりで中段馬群の中。坂の下りで動いた馬が居た分、直線に向いた段階では少し後方に置かれる形になっていたが、馬群が横に広がる展開になり、前は開いており、ジワジワ伸びてここ迄。ただ、一瞬は2〜3着も有りそうな場面。ちょっと最後は甘くなった様にも見えた。若い頃に1800mでも勝っている馬だが、今なら1200mの方がいいのかも。

シングザットソング

馬体に品が有って、数字の割には良く出来ている。ただ、毎度のことながらイレ込み気味。もう少し落ち着いて欲しい。ゲート五分。出脚は速い方で、少し仕掛けた程度で、好位を確保。馬場状態が内外均等ではないだけに、何処が正解か中々難しいのだが、セコい競馬は出来た。直線に向いて、一瞬は抜け出しそうになる場面も有ったが、これも最後は止まり気味。とはいえ、通ったところの馬場状態,57kgは言い訳になるか。このメンバーでも勝負になる馬だが、イレ込む気性から、アテにし辛い。

メイケイエール

前後肢にバンテージ。下見は例に依ってリラックスして歩けていた。馬体もキッチリ仕上げたと迄ではないが、緩い印象はない。伸びやかな歩様も目に付いた。ゲートでガタついて、出遅れ1馬身不利。これが影響したか、昔の様に行きたがってしまった。抑えが利かなくなり、4角で好位。流石にこれでは終いが保たない。次走中京戦で引退とのことだが、課題は残る。

第58回共同通信杯(トキノミノル記念)(GⅢ)

ジャスティンミラノ

もう少し締める余地は有りそうだが、首でリズムを取って気配は良かった。歩様も甘いという程ではない。ゲートはやや後手。出脚も速い方ではなさそうだが、押して2番手。向正面に居た間はかなり行きたがっていた。今日はペースがかなり遅く、1000m通過が62.7秒。その2番手から上がり3F32.6秒で纏めたのだから、後続はどうしようもなかった。真打クラスともいえる中々強い内容。前走内容からゲートさえ出れば折り合いは付く筈だが、まだ2戦の馬だけにその点はフタを開けてみないと分からない部分も有る。更に次走の中山は初の右回り、フルゲートのハイペースと、未知数の部分も多い。

ジャンタルマンタル

2人曳き。前走阪神戦は少し重目にも映ったが、今日は幾らか腹回りがスッキリ。数字が変わらないので、成長しているのだろう。歩様に力強さを感じさせるのもいい。好発。1800mに延びて、しかもこの超スローペースだけに、序盤に行きたがるのは仕方がないところ。それでも直線に向いてからの反応は軽快だったが、前も同じ脚で伸びていただけに、道中の位置取りのままで終わってしまった。やはり折り合い面はネック。加えて、内枠からセコい競馬で凌いで来たことも有って、外枠からの正攻法となると、些か厳しい部分も有るのだろう。

パワーホール

-8kg。前走京都戦が少し重かっただけに、見た目的にはこれ位で丁度。歩様も幾らかしっかりして来たか。好発。少し押した程度でハナへ。ただ、2番手のジャスティンミラノがガッチリ抑え込んだとはいえ、この馬も行き振りは良さそうに見えなかった。その分、ペースが極端に落ちた印象。3〜4角中間から少しペースを上げたが、ジャスティンミラノは全く付いて来ず、直線に向いた段階では3馬身程のリード。ただ、能力差は如何ともし難く、決め手の差が違い過ぎた。賞金的には1000万だが、能力そのものは500万でも怪しいレベル。見方を変えれば、使い方が上手いということもいえるが。

ディマイザキッド

コンパクトに纏まった馬で、数字の割には良く出来ている方だが、まだ姿勢が高く、トモが甘い。ゲートも微妙に悪かった上に、エコロヴァルツが内へ寄ったことで進路を潰され、後方のイン。道中は動くに動けない位置で、引っ張り切り。最後迄、脚が残せた分の4着。今日のペースでこの形だと勝ちはないのだが、着を拾うだけなら最高の競馬。馬はまだ若いが、競馬は上手そう。500万は何とかなる筈。

エコロヴァルツ

前後肢にバンテージ。馬体は前走阪神戦とほぼ変わらず。ただ、踏み込みが深く、この点だけなら前走以上。今日は好発。スタート直後に内へヨレて過怠金の対象になっていたが、この馬の出脚で好位から。道中は3角辺り迄、ずっと頭を上げて行きたがっていた。その割には、直線は真っ直ぐ走れていた方だが、伸びは案外。能力は有るが、この気性はネック。腕っぷしの強い鞍上に替えるか、前走の様にソロッと出して控える競馬の方がいいかも。

第117回農林水産省賞典京都記念(GⅡ)

プラダリア

後肢にバンテージ。+6kg。数字分だけフックラした印象だが、その分、リラックスして歩けていた。皮膚を薄く見せて、デキ自体もいい。歩様もしっかりしていた。ゲート五分。少し出した程度で行き脚が付いたが、行きたい馬に行かせて中段。上手く流れに乗れていた。アフリカンゴールドとバビットが後続を離して逃げる形になったが、前の馬は気にせず、自分のタイミングで追い出す形。坂の下りの手応えを考えると、右手前だった直線半ば迄、少しモタついている様にも見えたが、左手前に替えてグイッとひと伸び。在り来たりの表現でいえば、古馬の貫録を示した格好。相手も楽だったが、単純に強かった。あとはGⅠでどうか。ただ、京都戦ではなく、阪神戦が目標とのこと。2000mは短い気もしないでもないのだが...。

ベラジオオペラ

シープスキンノーズバンド。前後肢にバンテージ。-8kg。スカッと見せて、何時も良く見せる。特に前走阪神戦から馬体が増えて、更に格好良くなった。踏み込みが深いのも特徴。出脚も有って、折り合いも付き、好きな様に乗れる馬だが、最初からの決め打ちでプラダリアをマークする形。馬場のいいところを選んで、道中も完璧に運べた。直線に向いてからもマテンロウレオとプラダリアの間を割って、一瞬はハナだけ出たのだが...。最後は相手の底力に屈した形。この馬自身も、戦前から懸念されていた通り、距離が長い。ベストは1800〜2000m。

バビット

前後肢にバンテージ。-8kg。馬の見た目は、何時もと一緒。メリハリの利いた造りで、変わらず淡々と歩けていた。好発。出脚も速かったが、アフリカンゴールドが押してハナを主張し、2番手から。一時程、外を選んで走るという状況でもなかったが、ずっと道中はほぼ枠なりにずっと内目を通り、直線も最内から。あと一歩のシーンを演出して3着。少なくともずっとアフリカンゴールドは見えている中での競馬だったが、この形でも競馬が出来ることが分かったのは収穫。いいきっかけになりそう。

シュヴァリエローズ

464kgだが、腹回りは少し薄い割に、トモのボリューム感は目立つ。推進力を感じさせる歩様も印象的。出脚は少し厳しい様にも見えたが、外から来るマテンロウレオに抵抗しつつ、好位。序盤に少し力むのは仕方がないところだが、今日は終始、積極的な競馬。プラダリアとベラジオオペラには並ぶ間もなく交わされたが、それでもそれ以外の後続の追撃は凌いで4着。中々渋太かった。今ならもう少し距離が有っても良さそう。

ラヴェル

数字はほぼ変わらずだが、中身が充実して来た印象。ここに来て確実に良くなっている。元々、しっかり踏めているタイプでは有るが。スタート直後からかなり行きたがっていたが、馬場のいい外へ出しつつ、無理にでも引っ張って中段から。向こう正面で折り合いは付いたが、直線はジリジリ。距離はこれ位が合っているが、あくまで折り合いが付くことが条件。気難しいのがネック。

第59回デイリー杯クイーンカップ(GⅢ)

クィーンズウォーク

前後肢にバンテージ。-6kg。500kgを超える雄大な馬体。見栄えもするが、トモが甘いのはまだ直っていない。ゲートは決まったが、鞍上に行く気がなく、後方に近い位置からジックリと。外だったが、馬を前に置いて我慢させる形。完璧ではないが、何とか堪えていた。直線も外に出して、小細工なしの競馬。スパッと切れる印象はないが、ジワジワ脚を使って、内から来たアルセナールの追い上げも凌ぎ切った。次走、阪神戦直行ということになるが、現状のベストはもう少し距離が有った方が良さそう。

アルセナール

2人曳き。冬毛が酷かったか、毛を刈った跡。見た目は450kgなりの馬体だが、動きが実にキビキビ。体幹の強さを感じさせる。ゲートはアオり気味だったが、出脚は有りそうで特に急かさずとも中段は確保。ただ、隊列が固まる迄に少しゴチャつく場面が有り、馬が怒って頭を上げそうになったが、それ以外はスムーズに運べた。直線はサクセスカラーが外へ寄って来て、進路がなくなりそうになる場面。何とか脚でコジ開けたが、その間にクィーンズウォークが抜け切っていた。着差が着差だけに勿体ない競馬。内外の差が有るので、クィーンズウォークとの能力比較は微妙だが、スムーズだったら勝っていただろう。新馬から3.1秒も詰めた形だが、性能が高いからこそ。現時点で次走未定だが、何処へ行っても通用する筈。

ルージュスエルテ

シープスキンノーズバンド。均整が取れて、垢抜けた馬。一歩一歩しっかり踏めていた点も好印象。出遅れ1馬身不利。更に寄られて挽回のしようがなく、腹を括ってそのまま最後方から。頭が高い走法で、道中はリズム重視で追走。4角を回り切ってから大外へ。追い出して一瞬は、突き抜けるかの勢いだったが、ラスト100m位で甘くなり、前と一緒の脚色に。走法から末脚の持続性に難が有るのは仕方がないところで、この形でも競馬が出来たことは収穫。尤も、馬群の中で競馬出来るかどうかは未知数だが...。

サクセスカラー

前肢にバンテージ。馬体のメリハリが有って、デキは良さそうだが、どちらかといえば寸詰まりのマイラータイプ。ただ、歩様は少しブレが有る。ゲートは微妙に悪かったが、少し押した程度で行き脚が付き、2番手から。中山の新馬は折り合っていたが、今日は少し行きたがっていた様にも見えた。直線に向いてからも上手く捌いて、結果的にアルセナールを待たせる形にもなった点もこの馬からすれば好都合だったが、それでも決め手の差は如何ともし難い。ただ、2戦連続1番枠。抽選運は良さそう。現代競馬ではそれはそれでひとつの能力。

モリノレッドスター

後肢にバンテージ。まだ少し馬が緩い。トモも甘く、毛ヅヤもイマイチ。今日はいいところがない。戦前の想定とは違ったとのことだが、出脚が速く、そのまま行かせてハナへ。道中は少し力んでいたか。直線に向いて、一瞬だけ突き放す形になったが、追ってからも首が使えていないので、そこからの脚が続かない。500万でも少し厳しい。

サフィラ

後肢にバンテージ。-10kg。ちょっと腹が巻き気味で、この馬体減は明らかに宜しくない。硬さがないのは救いだが...。好発。一瞬はハナ迄有ったが、控えて好位。道中の折り合いは問題ない様に見えたが、既に4角でアラアラの手応え。直線もサッパリだった。デキの問題?

第74回東京新聞杯(GⅢ)

サクラトゥジュール

前走中山戦は少し緩く映ったが、増減なしでも今日は大分締まって見えた。ただ、少し太目にも映る。馬体重の変動が激しく、何処がベストか良く分からない馬では有るのだが...。今日の方が落ち着いてはいた。ゲートは微妙に後手。出脚も速い方ではないが、押して中段のイン。押した分、少し力んでいたが、前走と違い、前に壁が有った分、我慢は利いていた。直線に向いても、暫く前が塞がっていたが、ラスト2Fで前が開いて一気の脚。届くことは滅多にないが、お見事。後述する様にウインカーネリアンが衰えている可能性も有るのだが、ウインカーネリアンは昨年ナミュールを抑え込んでいる。あくまでハマればだが、GⅠ級の脚が有るのだろう。

ウインカーネリアン

シープスキンノーズバンド。遮眼革。前々走と比較して+10kg。ドッシリと見せていい馬だが、数字分だけ腹回りが立派。初めて着けた遮眼革を気にしていたか、集中力がない。歩様が微妙に甘いのは、あくまで頭が高い分だろう。ゲート五分。少し押した程度で行き脚が付き、ハナ。1F程で1馬身抜けて、自分の形。昨年もそうだが、Dコースを単騎で逃げるとこの馬は強い。直線入口で突き放す形も狙い通り。今年も逃げ切ったかに思えたが、ラスト100mでサクラトゥジュールに並ぶ間もなく捕まって2着。同じ58kgで、ペースも昨年より遅く、ちょっと案外感が残る。

ホウオウビスケッツ

2人曳き。前後肢にバンテージ。+6kg。横から見ると510kgの迫力ではないが、その分、幅が有る。腹回りを見る限り、今日は少し太いだろうが、集中力が有って、気配も上々。好発。出脚が抜群に速いという訳ではなさそうだが、少し出して好位。道中の折り合いも付き、直線で前も開いたが、いざ追ってジリジリだった。トビがが大きいので決して止まっている印象はないのだが、一瞬の決め手でサクラトゥジュールに利が有った格好。もう少し距離は有ってもいいかも。1800〜2000m辺りが狙い目。

アスクコンナモンダ

前肢にバンテージ。大型馬が多い一戦だったが、460kgながらキリッとした馬体は結構目立っていた。歩様もスムーズ。ゲート五分。ただ、サクラトゥジュールに出脚で負けて、一旦引く形。今日はこれが失敗。そのサクラトゥジュールが中々スパッと抜け切らない中で、後手に回っていたこの馬にとっては更に厳しい形になっていまった。最後の最後はいい脚を使っている。厳しい形でも内に居た利がそれ以上に大きいこともまた確かだが、重賞でもチャンスの有る馬。

マテンロウスカイ

-4kg。現状のベストはこの程度か。大分馬体が締まって見えた。まだ少し歩様にブレが有って、本当に良くなるのはこれからだろうが、集中して歩けており、気配も良かった。例に依って出脚が速い方ではないのだが、オッツケオッツケで好位。今ならこの形でも折り合いは付く。ただ、今日はずっと外を回されたのが応えたか。最後は少し甘くなった。もうワンパンチ有るに越したことはないが、そこ迄差はなさそう。

マスクトディーヴァ

前後肢にバンテージ。+10kg。数字分だけ余裕残しだが、前走がGⅠだっただけに、許容範囲。歩様のキビキビ感が有って、体幹の強さを感じさせるのがいい。気配も前走京都戦程度で、特に気にならなかった。ゲートで一度突進して、一瞬開かず、出遅れ3馬身不利。そのまま離れた最後方でジッとぜず、無理矢理オッツケて馬群には取り付いていた。ただ、今日の馬場で外を回されていいことはなく、最後迄諦めずに伸びていたが、ここ迄。このメンバーなら数段上の脚力を見せ付けたとさえいえる内容。ただ、この手の出遅れで無理矢理行くと馬にダメージが残り易い。次走注目。

ジャスティンカフェ

シープスキンノーズバンド。前走京都戦はかなり煩かったが、今日の方が幾らかマシ。皮膚を薄く見せて、馬体にも張りが有った。少なくともデキに問題はない。ゲートは微妙に分が悪い程度だったが、鞍上が無理せず後方から。道中の折り合いは全く問題はなかった。ただ、直線は全く伸びず。負けるにしても案外感が強い。取り敢えず放牧に出した様だが、何処か弱いところが有るのか...。

第64回きさらぎ賞 (NHK賞)(GⅢ)

ビザンチンドリーム

前後肢にバンテージ。-8kg。まだ力強さを感じさせると迄はいえないが、新馬の阪神戦よりは歩様がマシになった。トモにも厚みが出て、いい馬になって来た。ゲートをポコンと出て、後方から。馬群に取り付く際に少し押したことも有ったが、取り付いて頭を上げて、前の馬に乗っかかりそうになる場面。大外枠にも関わらず、戒告を食らっていたが、気性面で若さを覗かせていた。それでも只管我慢させて、直線は大外。この馬自身、コーナリングが下手で、更に最内の馬ですら馬場の4分どころと、各馬が外に張り出して来る展開と、決して楽ではなかったが、ハナ差届いていた。メンバーレベルには疑問符は付くが、相当強い内容。ただ、最後の最後は内へかなりモタれていた。平坦コースで真っ直ぐ走れない様ではGⅠで通用しない。

ウォーターリヒト

寸の詰まったマイラー体型だが、トモが張って、如何にも一瞬の脚が有りそうなタイプ。結構使っているが、手先のスナップが利いている。ゲートが微妙に悪かったことも有るが、恐らくは最初からの決め打ちで、一旦下げてから馬場のいい外へ。出脚自体は前走よりマシになっていたか。結果的にビザンチンドリームに寄られる形となったが、何とか我慢して走っていた。道中は外を志向していたが、3〜4角中間辺りから更に外へ遠いとみて、思い切って内へ。今日はこの判断が正解。前述した様に、内といっても馬場の4分どころなのだが、シヴァースと一緒に良く伸びて、惜しい2着。ただ、これも直線で外へヨレて過怠金の対象に。脚は見せたが、課題の残る一戦。

シヴァース

-4kg。これ以上、減らない方がいいが、馬体はコンパクトに纏まっている。歩様が伸びやかで、馬体に柔軟性が有りそう。ゲート内の駐立が悪く、ポコンと出たが、各馬が様子見の中、馬が勝手に前へ行って2番手。鞍上も特に咎めることなく、リズム良く走っていた。坂の下りでハナに立ち、直線は馬場のいい外へ。上手く立ち回ったが、内から来た馬にやられたのは勿体なかったか。ハナ+ハナ差だけに、運不運の問題では有るのだが...。ゲートはネックだが、競馬が上手いのがいい。この手の馬は開幕週に強く、馬場状態がフラットな時が狙い目。

インザモーメント

-8kg。前走中山戦は腹回りがボテッと映ったが、数字分だけ締まった印象。歩様にもキレが出て来た。ゲートは出たが、そこから進んで行かず、後方から。早目に外へ出していたが、オッツケて行った分、道中は少し掛かり気味。坂の下りを利して、外からジワッと進出。一瞬は勝ったかの場面だったが、道中で行きたがっていた分、最後に伸びを欠いた。この差だけに力量的な部分では遜色ないが、折り合いは課題。

ジャスティンアース

前高気味で、少しアンバランス。歩様にも幾らか甘さが有った。毛ヅヤが冴えて、現状のデキ自体は良さそうだが。スタート直後から掛かり気味だったが、壁がない位置で、中段から。ずっと引っ張り切りで、こうなると中々伸びないのは仕方がない。馬もまだ若いが、現状でも500万なら何とかなる筈。

ファーヴェント

+10kg。歩様の甘さはマシになったが、まだ細身に映る。ただ、それ以上に今日はイレ込みがキツい。前走東京戦はそうでもなかったが...。枠通りの位置のまま走らせ、ジックリ乗られて中段から。道中は余計なことをせず、窮屈な位置ながらリズム良く走れていた。ただ、直線半ばでウォーターリヒトとシヴァースの間に挟まれて万事休す。マトモなら際どくなっていた。馬は良くなっている。ただ、阪神戦で権利取りとのことだが、まだ細身の状況で1走余分に使わざるを得なくなった点は痛い。

第38回根岸ステークス(GⅢ)

エンペラーワケア

前肢にバンテージ。胴長で垢抜けた馬体はひと際目立つ。ただ、デキは前走阪神戦の方が良かったか。今日の方が踏み込みが浅い。ゲートは微妙に安目を売ったが、出脚で挽回して好位。ただ、出した分、少し行きたがっていたか。4角迄、馬を前に置いて我慢させ、直線だけ外へ。1頭だけ力が違っていた様で、アッサリ抜け出して、快勝。メンバー低調というよりは、新興勢力の多い構成だったが、その中でも新星登場といえそう。ただ、抜け切って頭が上がり気味。デキの分も有るだろうが、マイルは歓迎材料ではなさそう。

アームズレイン

前後肢にバンテージ。-4kg。これも数字通り、馬を立派に見せている。前走阪神戦は微妙に太かったが、今日の方が腹回りがスッキリとして映るのもいい。歩様も悪くない。1200mの馬だけ有って、流石に出脚が速かったが、外から積極的に行かせて2番手。これも少し良過ぎる位の行き振り。ただ、直線に向いてからの手応えがエンペラーワケアとは違い過ぎた。相手は軽く仕掛けた程度で並ばれ、ほぼ無抵抗で交わされてしまったが、それでも何とか2着は確保。バタッと行かなかったことを高く評価したい。充分重賞級。イグナイターが席巻するダートスプリント路線だが、既にそのカテゴリーなら現役最強クラス。

サンライズフレイム

2人曳き。前後肢にバンテージ。骨格のしっかりした馬だが、もう少し増えてもいいかも。腹回りが微妙に薄い。少し煩いのは何時ものことだが。これでもこの馬とすればマシな方だが、ゲートで僅かに後手に回り、中段から。内外から来られて、道中、特に向正面で何度か他馬と接触する場面。その度に、馬が怒っていた様に見えた。その分なのか、4角からの反応が鈍く、追って中々前に進まない。前走京都戦の方が明らかに反応が良かった。この中間はゲート練習をして、その効果は有ったが、結果的にはもっと矯めた方が良かったのかも。

ヘリオス

遮眼革。少し腹袋が大きいのは元々。気配も良かったが、今日は上位3頭に馬のスケールでやられていた。一完歩目が躓き気味だったが、この馬らしくハナへ。躓いた分、脚を使った形になったが、それでも600m35.8秒、1000m通過60.6秒だから、重賞とすれば遅い部類。マトモなら勝つ迄はないにしても、もう少し際どい競馬に持ち込みたかったところだろう。無抵抗の4着は頂けない。この馬が衰えたのか、新興勢力が強いのか...。

フルム

前後肢にバンテージ。-4kg。前走中京戦が少し太目で、絞れたのはいい傾向だが、緩く映ったのがマイナス。歩様はしっかり踏めていて、悪くないが。ゲート五分。この馬の出脚で、無理せず好位のイン。直線迄待ってから追い出していたが、今日はスローで前有利の流れだけに、もう少し早く動いても良かっただろう。この馬が外に持ち出した段階で、サンライズフレームと一瞬馬体が合ったが、勢いが違っており、前をカットされる場面。最後の最後に盛り返したものの、掲示板止まりだった。前走は前が速かった分、矯めたことが吉と出たが、ペースが読めなかった鞍上の失敗。このメンバーでも3着は取れる馬。

タガノビューティー

前走と大きくは変わらず。数字の割にはシャープな造り。歩様もしっかりブレることなく、捌けていた。出遅れ1馬身不利。そのまま最後方から。これ自体は仕方がないが、何処かで動きたかった筈が、3角の時点で外にケンシンコウが居て、動くに動けない状態。これが痛かった。直線に向いてからは脚を使っているが、全て終わった後。今日は参考外。

第29回シルクロードステークス(GⅢ)

ルガル

前後肢にバンテージ。+10kg。少し太いのかも知れないが、緩んだところが一切なく、抜群のデキ。歩様も力強く、馬に集中力が有って、気配も良かった。好発。出脚も速く、一瞬は1馬身近く抜けたが、テイエムスパーダが何が何でもの構えで行って2番手でマイペース。これ以上なく、楽な形に持ち込めた。あとは前を交わすタイミングだけ。馬場のいい外へ持ち出す余裕も有り、ラスト200mで捕まえると、あとは独走だった。このハンデで3馬身差なら強いということになるのだが、今日は上手く行き過ぎて参考外。

アグリ

-4kg。前走阪神戦が太目残りで、絞れたのはいい傾向。見た目にも腹回りがスッキリした。絞れた分、歩様にもキレが出た。例に依って、ゲートも出脚も速い方ではなく、中段やや後方から。ずっと馬群の中での立ち回りとなり、直線に向いて捌くのにひと手間掛けている間に、ルガルが抜け出してしまっていた。今日はこれで仕方がないが、毎回似た様なやられ方。余りに芸がない。次走は沙国遠征も視野に入っている様だが、国内では頭打ち感も有り、海外に稼ぎ場所を求めるのもひとつの手だろう。

エターナルタイム

前肢にバンテージ。+10kg。元々スカッとした体型で、太い印象はない。少し歩様がブレていた点は気になったが。ゲート五分。1200mは初めてだが、ルガルが好発切って行ってくれる展開がラッキーだったとはいえ、好位で流れに乗れていた。ただ、これも直線に向いて、馬群を捌くのに少し待たされる場面。ルガルとはこの差が大きかった。逆にいえば、初めての1200mでこれだけ走れば上等。アグリとはハンデ差も有り、能力同等とはいえないが、充分重賞クラス。ただ、間隔を開けて使われている様に、まだ馬は甘いのだろう。毎回、デキには注視する必要が有る。

サンライズロナウド

間隔は詰まったが、歩様が落ちていない点が何より。とはいえ、ハービンジャー産駒にしては、まだ腰が甘いか。ゲートは微妙だったが、押して中段やや後方。3角でアグリの内。徐々に内へ潜って、直線も最内から。内目の馬場は悪かったが、イチかバチかの競馬でここ迄。上とは少し能力差有りそうだが、前走で準オープンを勝った馬ということを考慮すれば悪くない内容。このメンバーでも慣れてくれば。

ショウナンハクラク

2人曳き。前後肢にバンテージ。皮膚を薄く見せて、デキ自体は良さそう。馬体にケチを付けるところはないが、もう少し踏み込みが深いとベスト。1馬身出負けして、そのまま最後方から。大外枠の最後方だから折り合いは付け易い筈だが、それでも結構行きたがっていた。直線も大外。2番手に居た勝ち馬が馬場の3分どころ迄、持ち出して来る馬場状態だけに、余計に外を回されてしまい、ここ迄。脚は持っているが、これだとハマる確率は高いとはいい辛い。