2人曳き。少し煩いのは何時もの事。毛ヅヤ,馬体の張り良く、デキ自体は良い。ゲートも潜っていたが、マコトスパルビエロが外を牽制している間に潜り込んで好位。全く脚を使わずにこの位置を取れた上、4角もモタつくマコトスパルビエロを尻目にスムーズに外へ出せたのも利いた。この馬が勝つ時は何時もそうだが、今日も展開が大きい。次走人気にもならないだろうが、見送り。
この馬にしては歩様悪くない。馬体の張りも上々。例に依って後方。ただ、何時もなら3〜4角からマクッて行ける脚が有る筈なのだが、とにかく手応えが悪く、更に外のロングプライドの方が出掛かっていた位だったが、直線盛り返してここ迄。斤量が第一だろうが、京都辺りだと回り脚の無さが出る。小回りといっても札幌はコーナーが緩い。何れにしても今日は底力示した一戦だ。次走も注目。
+22kg。腹回り多少ボテッとは映るが、馬は張っていた。毛ヅヤの良さも特筆出来る。出来ればハナのつもりだっただろうが、出脚が無く、外から叩かれそうになるのを何とか1角逃げ込んで好位。4角も手応えが悪く、安藤騎手が必死に追ってここ迄持って来た形。今日は太い分が大きいだろう。これもメイショウトウコン同様良く走っている。
+6kg。もっと馬を大きく見せて欲しい。現状では迫力で差が有る。出遅れて後方。道中は何時でも動ける位置に馬を置いて、3〜4角中間で一気に動く策。一旦はメイショウトウコンよりも前に出たのだが、直線向いてからがジリジリ。戦前述べた様にメイショウトウコンとは性能差が有る。あくまでオープン特別級。
+8kg。一息入れた影響なのか、少し重い。2連勝中だが、ピークは過ぎた。出脚の関係も有るが、枠の並びで行きそびれて中段やや後方。4角も行き場が無く、メイショウトウコンやロングプライドの後追いを余儀無くされた。一旦はロングプライドと数馬身有った差が1/2差迄詰めたのだから上等。メイショウトウコンとは言わないが、オープン特別や交流重賞なら上位争い必至。
鶴首で馬に集中力。緩んだところが一切無く、コンパクトに纏まった造り。アオりながら出たが、押して中段。ただ、内に居た事も有って置かれてしまい、直線向いた時にはほぼ圏外だったが、最後詰めてここ迄。59kg思えば決して悪くない内容。少なくともロングプライドよりは上の評価が出来る。
これもロングプライド同様、馬に迫力が無い。デキは良いが、もっとトモに厚みが出ぬと。外からドンクールに来られ、連られるシーンも有ったが、出脚良く好位。ただ4角で手応え怪しくなり、そのまま伸びなかった。まあ、時計掛かる馬場の方が向きそうな印象は有るのだが、現状は力負け。
2人曳き。気配は良いが、ダート馬とはいえ、前駆が勝ち過ぎ。もう少しトモがしっかりしないと。出遅れて後方。4角大外へ持ち出しマイネルアワグラスと同じ位置に出て来たが、直線は大して伸びなかった。乗り役に言わせると出遅れて流れに乗れなかったとの事だが、近年調教技術の進歩で、出遅れる馬というのは体質的に問題の有る馬が多い。この馬もそのパターンに当て嵌まっていそう。
+6kg。毛ヅヤが悪い点も含めて前走時と変わらず。走れるデキには有る。折り合いに専念して中段やや後方。荒れ馬場の影響で、ペースの割に馬群がバラけ、各馬結構早目に仕掛けているのだが、丁度前が詰まっていた事も有り、ワンテンポ我慢する形。馬群を割り、坂を上がって来る脚が速かった。前走よりスムーズに運べた分が大きいが、この馬がこれだけ突き放せれば完勝といって良いだろう。やはりその前走時に述べた様に、今年は2000mの層が薄い。
-10kg。今季元々がそこ迄悪く見せていなかったが、今日も悪くないデキ。好発も、出脚で差が有って中段。道中はずっとドリームパスポートを見ながらの競馬で、4角も早目動いたそのドリームパスポートに連れて動く形。ただ、回り脚が無いのか、一旦は更に外から来たブラックアルタイルに出られ、ドリームパスポートが外にヨレて挟み撃ちになった展開を差し返したのだから立派。完全に立ち直った。
2人曳き。バネの利いた歩様。集中力タップリの気配にも好感。絶好調! ドリームパスポートをマークするトウショウナイトを更にマークの競馬。4角回り脚で一旦トウショウナイトより前に出たのだが、差し返されてしまった。回り脚は速く、中山適性でトウショウナイトより上だろうが、底力で差。課題が残る。
連闘。前走よりはマシだが、まだ緩慢。行きたがるのを宥めて後方。道中はずっと内を回り、直線だけ外へ。最後際迄詰めて来たが、上位馬がトウショウナイトの早仕掛けに連られた面が有り、乗り役が上手く乗ったという見方をしたい。これもマイルで通用しない馬がこの路線で浮上して来た形。
2人曳き。+10kg。デキは確実に良いが、それでも走れなさそうな程太い。出脚は結構速い馬だが、行きたがるのを宥めている内に中段。それでも道中は良かったが、人気でも有り早目に動いてしまい苦しくなった。今日だけを言えば展開と一枚重い分で片付けて良いが、何度も述べている様に基本がマイラー。行きたがる辺りに片鱗が見え隠れ。
-6kg。キビキビ歩けている点に好感。馬格の無い馬ながら、トモの張りも目立つ。好発。流石に出脚は苦しいが、枠の利で何とか中段。道中前が開いていた事も有って、4角では好位に取り付いていたが、そこからが伸びずバテず。やはり距離が短い上、前々走時に述べた様に中山も一息。
2人曳き。+6kg。太い事が然程問題では無い位に、歩様に力が無い。例に依って出脚が無いのだが、押してハナへ。ただ、最近のパターン通り、4角でズルズル。気持ちが来ていない負け方。
多少テンション高いが、この方が走る傾向。毛ヅヤも良く、昨季からデキはずっと良かった。ゲート悪かったが、行く気も無く後方。道中もガッチリ抑えていたが、今日はそれだけ手応えが良かった。4角外へ持ち出し、この段階で勝負有り。完勝。ただ、適距離で漸く得意な馬場状態になった事も確か。前走の様に極端に上がりの速い展開になると辛い面も。
以前はトモに甘さの有った馬だが、幾分でもマシに。例に依って後方。ゲート五分も、武豊騎手独特の離れた最後方から。ただ、このパターンは通常大外へ回すのだが、丁度外にパープルファルコンが居た事も有って、アドマイヤモナークを追い掛ける様な格好に。直線手前が替わっていなかった分伸びを欠いた印象も有るのだが、ハンデ差込でもこの馬がこれだけやれれば上等だろう。ただ、基本的に人気先行の馬。
2人曳き。良い時はもっと良く見せていたが、それでも悪くない状態は有る。能力の無さで走っていないだけで、デキ自体はずっと良かった。出脚は無いが、ジワジワ前へ。元々こういう馬場は強い上に、このハンデで余計に利く。早目に止まったヒラボクロイヤルとの手応えの差が対照的だった。流石に次は無いだろうが、過去に何度か狙い目と述べた様に走られて不思議は無い馬。
2人曳き。+16kg。流石に太かった。気配もモッサリ。好位のイン。多少掛かるシーンも有ったが、末脚に影響する程では。先に抜けたテイエムプリキュア目掛けて追い出されたが、そのテイエムプリキュアも交わせなかった。サッパリといって良い内容。馬体増は勿論だが、こういう馬場も良くなさそう。
見た目も非力なのだが、歩様も甘い。行きたがるのを宥めて中段やや後方。道中の折り合いは付いていた。4角回ってアドマイヤモナークと同じ位置に出て来たが、ここからの伸びの差は能力と馬場適性両方有ろう。準オープンは流石に勝てそうだが、オープンで戦うとなるともう一段の成長が欲しい。
これでも歩様は良くなった方。毛ヅヤも良く、現状としては最高に近い。以前は出脚も無かったが、マシになって中段から。枠なりにインを回り、伸び掛かってはいたが、ここ迄。本格化して来たといっても、まだ良馬場限定の馬だろう。
2人曳き。+6kg。多少重いかも知れぬが、悪い時は意外に重量感が無いので、この方がまだマシ。テンション高いのも許容範囲。例に依って後方から。坂の下りでアドマイヤモナークと同じタイミングで動いていったが、直線向いてサッパリだった。これも道悪は良くない。
毛ヅヤ,気配良く、デキだけならコレ。歩様も力強い。道中は中段やや後方。ただ向正面で動いて3角迄。前走中山戦の成功体験からの奇襲だろうが、先頭にも立てずに終わったのだから頂けない。奇襲は2回連続で打つべきでは無い。
コンパクトに纏まった造りで見栄えはしないのだが、首でリズムを取り、デキ自体は良い。歩様にもバネ。その気になれば行けそうだったが、無理せず中段。ただ、勝負どころで外から来られて仕掛け遅れ、直線無理に外へ出そうとしてアイティトップと接触と散々な内容。それで居て馬群を割って来るのだから前走が本物だったのだろう。暮れのJpnⅠをマル外マイラーに勝たれ、軸馬不在のこの路線。昨年のサンツェッペリン級の評価は必要。
2人曳き。集中力見せるが、馬振り自体はまだまだ若い。折り合い課題の馬で、例に依って最後方。4角も殿で回って、直線向いてから外へ。良く差して来ているが、先週の降雨で上がりが掛かる馬場になっていたのと、4角団子になった展開も大きい。要は、前走東京戦と同じ展開で馬場と展開が向いた形。
この時期にしては毛ヅヤが良い。筋肉の盛り上がりも目立つ。出脚が無くて後方。道中は少し行きたがるシーンも。4角早目に動き、マイネルチャールズを締めつつ回って来たが、直線向いてもう一伸びが無かった。新馬,前走と芝で2連勝だが、上がりが35.5秒,36.5秒と速い脚が使えていない。時計に課題。
牝馬ながらゆったりとした造り。落ち着いていたのも良い傾向。1角で中段へ控えざるを得なくなったが、出脚は速い。ただ、マイネルチャールズがそうだった様に、今日はこの位置に居た馬が包まれる展開。坂上の脚は上位馬と遜色無かった。牡馬相手にこれだけやれれば上等。ここへ使って来るという事はマイルに適性が無いと陣営が睨んでいるのだろうが、距離に不安が無いのは間違い無く、東京戦で狙い目に。
2人曳き。オーストラリアンブリンカー。ガッチリとした造りには好感も、歩様に伸びが無い。枠の利活かし好位のイン。4角手応え抜群で、これが勝ちそうな雰囲気も有った位だったが、一瞬狭くなってヒルむシーンが有り、勿体無いシーン。内目の馬場が悪いのも応えていただろう。馬装通り追って頭が上がるので、脚の使いどころが課題になるが、性能は高い。
トモが付いて来ない様な歩様。馬体の張りは良いが。アオり気味に出て後方から。京都はこれでも届くからだろうが、岩田騎手、この段階で腹を括って待機策。4角外へ出して、直線外へ持ち出した段階で勝負有った様な手応えの差だったが、以前述べた様に右回りはモタれる癖が有る。岩田騎手はその辺りも踏まえていたにせよ、今日は外へ出せたのも大きかった。今日の勝利でクラシック路線へ向かうそうだが、中山が鬼門になりそう。
少しトモの甘い歩様。馬体にも緩さが。出脚で差が有って中段。道中も頭が高く、手応え一息に映ったが、内からジワジワ伸びてここ迄。発表こそ良馬場でも微妙に渋い馬場、トモが甘いだけにその辺りも応えている筈で、一応は悪くない内容。オープンにもメドは立てた。
2人曳き。鶴首。デキ自体は良いだろうが、歩様にも柔らか味が欲しい。前走阪神戦から持って行かれる可能性迄有ったが、外枠の馬に行かせて好位で我慢が利いた。直線も早目に先頭に立たされた分が有り、見た目程のやられ方では無い。一戦毎に内容が良くなっている点に好感。次走注目。
シープスキンノーズバンド。+10kg。流石に重い。また出遅れて、例に依って後方。早目に外へ持ち出していたが、回り脚が無い馬で、そこでモタついている間にドリームシグナルに叩かれた。太目残っていた影響も大きいだろう。直線の長いコースで改めて。
+6kg。少し重いが、毛ヅヤが良くデキ自体は良い。出脚が鈍く、後方から。武豊騎手、ならばと割り切って3角手前から外へ出しての競馬。ジワジワと来てはいるが、最後は能力差だろう。鞍上で人気になっていたが、元々がこんなモノ。
少し重い気もするが、スナップの利いた歩様には好感。毛ヅヤも良い。ゲートも出た方だが、出脚でハナへ。坂を上がって流石に脚勢鈍ったにせよ、直線向いて突き放した分が大きかった。テレビの場合はカメラ位置で外の方がスタート速く見えるだけで、実際は殆ど五分。大外枠から出脚でハナ切ったのが素晴らしい。完勝といって良い内容。中山1200m外枠有利説は、他のコースより内枠の優位性が少ないという程度。芝を走る距離が長いからというのは流石にナンセンス。前日の準オープンより遅い時計、次走東京1400mも楽では無いが、今日の出脚に競り掛ける馬鹿は居ないだろう。少なくとも自分の競馬はさせて貰える筈。
-10kg。絞れて順当に良化。ただ、手先の軽さは昨年の方が有った。ゲート出ているが、外から来られている内に行き場が無くなり後方。余り道中リズム良いとは言えなかったが、ハイペースでバラけたのがせめてもの救い。序にいえば先週京都に1400mのオープン戦が有った影響で、今日は相手も弱かった。見た目は地力で突っ込んで来た2着だが、過大評価はどうか。
線が細く映ったのと、毛ヅヤが悪い。気配は悪くないが。ゲートはこの馬が一番速かったが、そこからの出脚で差が有って中段。ただ、好位勢がタイセイアトムに付いて行けず追っ掛けバテ。その分出番が回って来た形。実質初オープンでこれだけやれれば上等だが、今日はハンデ恵まれ加減だった事も有り、これも過大評価は禁物。
良い時の張りが戻って来た。この距離ならチャカ付く位の気合で丁度。芝でも好位追走がやっとの出脚で、中段から。外へ馬を置くと良くないので、この枠順は良かったが、競って渋太さを活かす馬でも有り、バラける展開でジワジワとしか伸びなかった。一応ダートをこなしたとはいえるが、オープンでは厳しそう。ただ、時計が掛かる馬場の方が向くタイプ。交流戦なら。
-8kg。数字は関東なら何時もこの位。気配悪くなく、歩様もしっかり。出脚良かったが、外から来られて後方に近い位置。内を回ってそれなりに来てはいる。今日は位置取りに時計の分も有り、悪くない内容。
2人曳き。ユッタリした造り。毛ヅヤも良かった。ハナ切る迄の出脚の無い馬で、押して先行。外からキンシャサノキセキに来られて鬱陶しい展開になったが、折り合いに不安が無いのがこの馬の強み。最後は詰められたが、キンシャサノキセキは上手く対処して一応は完勝。決め手が無いので、前走阪神戦の様に惜しい敗戦も多いのだが、GⅢ辺りなら上位。アドマイヤオーラやサクラメガワンダー辺りとの比較を思うとハンデも恵まれていた。
-6kg。毛ヅヤは良いが、前走阪神戦より張りが落ちたのと、歩様が硬い。好発。出脚も速い馬だが、無理せず中段。ペース遅かったとはいえ、中山ならともかく、京都ならこれで正解。最後届かなかったのは枠順の分が大きく、充分に地力は見せた。次走も当然注目だが、今日の下見はデビュー以来最悪に近い。次走人気被る様だと逆らってみる手も。
馬体の張りは有ったが、トモの送りが硬い。立ち上がる様に出て後方。4角馬群が割れず、アドマイヤオーラが抜けるの待ってから外へ持ち出すロスが痛かったが、直線手前が替わるのも遅く、脚の使いどころに難しさも有りそう。ただ、ゲート出て挽回する脚は悪くなかったので、出脚は有る筈。ゲート五分なら。
2人曳き。もう少し歩様伸びて欲しいが、これは許容範囲。馬も悪くない。出脚良く好位から。折り合いも問題無く、エイシンデピュティを常に射程圏に捉えて競馬出来ていたが、追って突き放された。0.5kg重いのは確かだが、意外な敗戦。デキも本当では無いのだろうが、マイルは微妙に短い。1800mがベスト。前走京都戦の様に折り合い気を遣いながらでも2000mの方がまだ良さそう。
毛ヅヤや雰囲気は良く、デキ自体は良さそうだったが、歩様に力が無い。出脚有りそうだったが、無理せず中段。4角回ってアドマイヤオーラと同じ位置に出て来て、ジワジワでも伸びていた。勿論、この相手で掲示板なら上等だが、折り合いに不安が無いので、もう少し前で闘える2000mの方が。
2人曳き。今季は馬体に張りが無い。道中は好位も、エイシンデピュティとは喧嘩を避け、ワンテンポ後から。届かないにしても、もう少し伸びても良かったが、追い出してサッパリ。デキとハンデ。
+6kg。以前はもっと迫力有った気もするのだが、見た目のデキ自体は悪くない。落ち着いているのも良かったが．．．。中段辺りで折り合いを付ける筈が、引っ掛かって先行。3〜4角中間からの下りで乗り役も諦めてハナへ。最初からハナへ行っていたならまだしも、これでは流石にキツい。京都は下り坂が有るだけに余計に良くなかった印象。それでも、1400m,1200mで辛いのは過去の実績が示す通り。マイルで何とかする道を探す以外に無いのだが．．．。
今季は毛ヅヤが良い。数字より馬を大きく見せているのも良い傾向。道中は中段。少し行きたがっていたが、この位ならむしろ良い傾向。ただ、4角で前が詰まり置かれたのが痛い。次走東京戦で引退との事だが、改めて注目。
+12kg。キッチリ出来ていた。もう少し落ち着くに越した事は無いが、喧しいのは休養前から。ほぼ持ったままでハナ。キンシャサノキセキに来られて苦しくなったが、自分の競馬が出来る下地は見せた。次走スムーズなら変われる筈。
前走阪神戦から馬は仕上がっていた。今日の踏み込みなら申し分無し。気合付けて先行。折り合いも付いた。フサイチホウオーを筆頭に前に居た割に案外の馬も多いのだが、 それらは自分の競馬が出来ておらず、今日のペースで前に居れば勝って当然という事になろう。ただ、57.5kg背負って早目早目の策、自分で競馬を造ったのも立派。大分馬がしっかりして来た印象は有る。
少し毛ヅヤが悪いのだが、シルエットは変わらず。歩様,気配も悪くない。折り合いに専念して後方も、行きたがるのを少しずつ緩めて、4角で中段。道中それで脚を使っている分は有るのだが、直線向いてもずっと右手前。良い脚が長く続かないのと距離が長いのは周知の通りで、今日は地力の2着。近年は2000mの路線よりマイル路線の方がレベルが低い印象も有ったのだが、この馬のこの競馬で通用なら逆転していると見たい。真ん中の1800mで両者が出て来た時の参考に。
チャカつくのは休養前同様。ただ、ここへ入ると馬自体が貧弱。押してハナ。1000m通過62.0秒。頭が高く、物見しながら逃げている様な走り方だったが、流石にこのペースなら我慢が利く。今日の競馬が向いている事が判ったのは収穫だが、出脚が無さ過ぎる。如何にそこへ持ち込むかが最大のポイントに。
前走阪神戦もそうだったが、もう少し中身が欲しい。枠の利で好位のイン。今日のペースでこの展開なら勝たないと何の価値も無い程展開が向いたが、追って頭が上がり伸び案外。元々決め手に課題が有るのだが、追い出して頭が上がったのはデキの無さ。良い時は掛かる位の行き振りも見せていただけに。
テンション高い。ただ、デキだけを言えばこの馬が一番良かった。出脚も無いのだが、行く気無く後方から。徐々に番手を上げたエアシェイディとは違い、ずっと後方。その分4角も外を回されたのだが、競馬が終わった後とはいえ、直線の伸びは目立っていた。今日の5着で人気になりそうなのが面白くないが、下見の気配も含め完全復調。直線の長いコースで狙い目に。
2人曳き。シープスキンノーズバンド。チャカつくのは前走同様。馬体も充実していて、手先も軽い。道中はずっとアドマイヤフジの後を追う形。従って最低でも2着は無いと駄目なのだが、追ってサッパリだった。距離が長い可能性が有り、今春の目標が中京のGⅠになったとの事だが、前走のメンバーも大概。能力面に課題を求めた方が良さそう。
2人曳き。昨季から張りが無いのは確かだが、気配は戻って来た。ゲート五分。中段やや前に居たが、道中ずっと行きたがっていて、直線サッパリ。この中間からハミを替えたそうだが、この行き振りはこの馬本来のそれ。デキが無いのが残念だが、復活の萌芽は出て来た。