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競馬予想 2022年3回中京

第88回東京優駿(GⅠ)

再度、ドウデュースに期待する。前走中山戦はゲートで後手に回った上に、中枠だったことも有り、両サイドから来られて余計に位置取りを悪くした形。最後の脚は際立っていた。2000m以上だと序盤に行きたがる癖が有り、攻めて乗れない部分も有るのだが、力は一枚上。外枠は微妙だが、前走の様な枠よりは前に付けられる筈。

対抗はイクイノックス。昨秋はお世辞にも強いとは思えなかったが、前走中山戦は序盤に行きたがって、回り脚でジオグリフに負けながらも2着と中々強い内容。1回使えた点も大きく、東京で改めて。

アスクビクターモアも競馬に注文は付かない。前走中山戦は逃げる形となったが、2番手からでも競馬は出来るタイプ。兎に角、前で流れに乗れる点は強みと言えるだろう。枠も恵まれ、序盤のペース一つ。

大穴中の大穴がデシエルト。前走中山戦はスタート直後に躓いて、無理矢理2番手に行ったが、本来の競馬ではなかっただけに失速は止むを得ないところ。今回は先行馬が少なく、ゲートさえ決まれば。

馬単
13=18 13=3 13=14

第5回葵ステークス(GⅢ)

今年よりGⅢに格付け。JRAの思惑通りではなかったが、その後に意外と出世する馬が多く、素質馬がちゃんと結果を残している。その点で、最も将来が期待出来そうなのがテイエムスパーダ。前走阪神戦は1400mながら楽々2番手。4角も手応え抜群で回って来たが、坂下で失速。ただ、馬は胴長で母父アドマイヤコジーンを彷彿とさせる造り。1200mなら踏ん張る。

コラリンも1400mでも長いタイプ。前々走,前走と最後はどうしても甘くなっている。骨折明けでも攻め馬はそれなりに動いており、態勢は整った。枠は遠いが、差し一手だけにそこ迄苦にならない。

カジュフェイスも出脚は速い。前走に至っては出負けしながら2番手に付けるだけのスピード。今年に入って案外の競馬が続いているが、ゲートさえ決まれば単騎逃げに持ち込める筈。

押さえがウインマーベル。オープンで2勝2着1回が有り、今年のメンバーなら実績は最上位。ただその分、1頭だけ57kgを背負わされている点が厄介。出脚に響かねばいいが...。

馬単
2=16 2=3 2=7

第83回優駿牝馬(GⅠ)

昨年の2歳女王、サークルオブライフの適距離は2000m以上。マイルでGⅠを勝ったとはいえ、道中はオッツケオッツケ、前走も行き振りは宜しくなかった。4着でも能力の高さを証明したといえるだろう。今回は枠にも恵まれ、今度こそ決めたいところ。

ただ、前走阪神戦は勝ったスターズオンアースも強い内容だった。直線で他馬に寄られ、苦しい格好となったが、割って突き抜けて来る根性がオークス向き。枠は遠いが、克服の場面迄。

別路線組ではアートハウス。前々走阪神戦が案外だったが、立て直した前走阪神戦が強い内容。休養前はダラダラだった馬に芯が入った。鞍上が桜花賞馬を捨てて選んだ馬だけに、その点でも負けられない。

長打期待ならルージュエヴァイユ。直線は選択した進路が最悪で、中々前が開かず、実質250mの競馬。雨の影響で道中でノメッていたのも痛かった。追い込み一手となる点はネックだが、スムーズなら突き抜けるだけの決め手を秘めている。今週も天気が怪しいが、良馬場なら。

馬単
6=18 6=3 6=4

第29回平安ステークス(GⅢ)

59kgでもテーオーケインズに期待したい。前走沙国戦は流れに乗れないまま終わっていたが、国内戦で地力さえ発揮出来れば斤量を克服出来るだけの力は持っている。あとはゲートさえ五分なら。

昨年の覇者、オーヴェルニュが対抗。一線級とは能力差も有るが、左回りに限れば手堅い。右回りの前走阪神戦も0.6秒差と大きく負けた訳ではなく、デキにも問題はない。テーオーケインズとの2kg差を生かして食い下がりたい。

前崩れになればメイショウハリオが台頭。前走中山戦もコーナーこそズブかったが、1頭だけ脚が違っていた。ただ、中京は前々走で7着。GⅠだけに仕方がない面も有るが、左手前のままだっただけに、手前をちゃんと替えてくれるかどうかがポイントとなる。

サンライズホープも巻き返し必至。前走東京戦は出遅れた上に、マイルで雨の重馬場。無理矢理先行したが、流石に最後は完全に止まった。元々適距離は1800〜2000m。中京1900mでも重賞勝ちが有り、巻き返せる筈。

馬単
4=2 4=5 4=9

第17回ヴィクトリアマイル(GⅠ)

東京マイルの適性だけをいえばソングラインが最上位。右回りはサッパリの馬だが、左回りでは国内外を問わず全て3着以内。差し一手だけに、内枠がどう出るかだが、雨上がりで内目から馬場が乾きそうなのは好都合。

対抗はレシステンシア。前走中京戦の止まり方に案外感も有るのだが、後続のプレッシャーもキツかったか。その点では、1200mよりは楽に行けるマイルの方が現状はいいのかも。枠的にも外過ぎず内過ぎず、手頃な位置。

条件上がりでも、勝負強いディヴィーナが3番手。持ち時計がない点はネックながら、馬場を問わず走れる点は強み。母ヴィルシーナは3歳時に2着続きだったが、このレースで連覇。東京マイルこそ未経験だが、この血統とこの馬自身も中京マイルで勝っているだけに、東京でも問題はない筈。

枠は遠いが、シャドウディーヴァも東京巧者。とはいえ、追い込み一手で、実際のところ枠はあまり関係ないところか。この馬自身も近走は長いところを使われており、流れに乗れるかどうか、一抹の不安も有るが、人気どころに距離やコース適性の怪しい馬が多く、展開一つ。

馬単
2=7 2=6 2=17

第67回京王杯スプリングカップ(GⅡ)

雨が厄介だが、晴雨兼用という点ではラウダシオン。流れに乗れないと二束三文となるタイプで、安定して走れないのだが、それ故に近況の凡走には全て目を瞑ることも可能。近走はゲートが怪しい部分は有るが、発馬さえ五分なら。

メイケイエールも雨と外枠は歓迎材料。外枠といっても12頭立て。前走中京戦はインしか来ない馬場で、1頭だけ外から追い込んで来る強い内容。鞍上も大分手の内に入って来た感が有る。

長打ではミッキーブリランテ。淡白な面の有るこの馬にしては、8着ながら0.5秒差の前走中山戦は良く頑張った方。基本的に内からセコい競馬をした方がいいタイプで、昨年も外枠で4着と条件も最適。最内枠を得て、今年こそ馬券圏内へ。

スカイグルーヴも今年のメンバーなら圏内。今一歩、詰め切れなかった前走阪神戦から、完全に重賞級とはいえないのだが、今年は重賞であと一歩の馬が多く、レベルの低い一戦だけに通用してもおかしくない。東京1400mを走り慣れている点も好材料。

馬単
10=12 10=1 10=4

第27回NHKマイルカップ(GⅠ)

タイキフォーチュン、クロフネの時代は2000m位をこなせる馬の方が成績が良かったが、競走馬の基礎体力が向上した最近は、純粋なマイラータイプが活躍する傾向。ならば前走中山2000mで伸びあぐねたインダストリアが狙い目となる。中山マイルでも勝っているが、回り脚が少し甘く、東京に替わる点もベスト。あとはゲートさえ決まれば。

対抗はマテンロウオリオン。前走は不器用さが中山マイルでアダと出た形。強引に動かしてしまい、最後は脚が上がった。これもゲートがアテに出来ない部分は有るが、五分に出て東京なら、前々走中京戦の様に乗れる筈。

セリフォスは今年初戦。マイルで休み明けいきなりから流れに乗れるかどうかは、走ってみないと何とも言えない。ただ、2歳時は1戦毎に競馬が上手くなっていた。枠も絶好の位置で、力さえ出し切れば。

タイセイディバインも警戒が必要。前走阪神戦は早目に抜け切ったところを、今回にも出走するダノンスコーピオンに屈した形。能力で負けた訳ではない。使い詰めでデキが落ちて来ている面は有るが、歩様さえスムーズなら巻き返す。

馬単
11=1 11=4 11=7

第70回京都新聞杯(GⅡ)

リアドが良馬場で反撃だ。前走阪神戦は稍重以上に悪かった馬場が敗因。4角で1回ノメッてからはどうしようもなかった。今回は良馬場見込みで開幕週。小細工が出来るタイプではない様だが、開幕週の良馬場なら。

ショウナンアディブも、前走阪神戦は道悪が応えた印象。インに居て、セコい競馬は出来たが、追ってから切れる脚が使えなかった。本来は相手なりのタイプで、距離延長も苦にしない。ここ目標に仕上げられた点も好感。

ブラックブロッサムは500万ながら、この条件で8馬身差の圧勝。道中の折り合いも問題なく、あとは良馬場はどうか。時計が相当速くなりそうで、この点はやってみないことには。

アスクワイルドモアも連勝式からは外せない。前走はもうちょっと動いて欲しかったところだが、エンジンが掛かるのが遅い点がネックになっており、その点で距離延長は歓迎材料。昨夏が使い詰めだっただけに、一息入れて来た点もマイナスには出ない筈。

馬単
7=8 7=10 7=3