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競馬予想 2019年2回新潟

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第40回小倉2歳ステークス(GⅢ)

ある意味今夏のMVPとなったヨカヨカが出走なら単勝1倍台ということになるのだろうが、残念ながら回避。となれば新馬で同タイム2着のモントライゼで仕方がないところ。前走未勝利の1.7秒差はやり過ぎ感もない訳ではないが、間隔は開けており、ダメージさえなければ。

ただ、テンのスピードではフリードが一番速い。レコードはレコードが出る馬場だったということにもなるのだが、それでも前半32.9秒は古馬でも中々ないペース。台風で馬場状態は微妙だが、モントライゼを潰せば勝機が出て来そう。

当然、ヨカヨカに0.2秒差のセレッソフレイムも抑えたい。馬格はないのだが、血統はダート血統。新馬の阪神戦もペースが遅く、行って差しただけの競馬とはいえ、重馬場でも勝っている。あとはこの枠での立ち回り。

厳しいは承知で未勝利のラマルセイエーズもちょっと買ってみたい。ほぼ道悪が確実な状況で、終いがしっかりいる馬は少ない。こちらは前走で未勝利3着だったが、最後の脚に見どころが有った。出来れば外は欲しかったが、展開さえハマれば脚は使ってくれる筈。

馬単
9=10 9=6 9=1

第55回農林水産省賞典札幌2歳ステークス(GⅢ)

東京適性でダービー馬となったジャングルポケットがこのレースを勝ったのが今から丁度20年前。その後もロジユニヴァース等、ダービーに限らず、GⅠ馬が出ない訳ではないが、少なくとも小回り適性のない馬が勝つことはなくなった。逆に東京で勝ちながら、小回り適性を見せたのがユーバーレーベン。その新馬は出遅れたが、3〜4角から馬群を内から捌いて進出する脚が速く、直線も一瞬、前の人気馬が捕まらないかに見えたが、最後のグイッとひと伸び。メンバー中、一番早く生まれたという点でもこの時期なら単純に有利。

ウインルーアは当地1800mで1分50秒を切って未勝利を脱出と、水準はクリア。新馬が函館1200mで、流石に序盤は行きたがっていたが、それでも終いしっかり反応していた点は評価したい。ただ、見た目通り、イマイチ馬格がなく、揉まれる展開だけは避けたいところ。

3番手も未勝利上がりのジオルティ。新馬の函館戦は行き振りが悪かったが、調教を工夫したとのことで、2戦目は一変。ちゃんと好位で流れに乗れていた。上がりは掛かった点は気にならないでもないが、全体の時計がそれなりに速く、追い比べに持ち込めば。

押さえがソダシ。血統馬ということで馬体が雄大な反面、過剰に人気を集めてしまった感は有るのだが、母がゲートを苦手としていたの対し、現時点ではマトモに出ていた。この手の悪癖は使うことに悪くなるパターンも多いのだが、2歳時の内なら。

馬単
8=9 8=3 8=13

第40回新潟2歳ステークス(GⅢ)

小粒なメンバーが多いのが今年の特徴。所謂、馬の器という抽象的な話だけでなく、単純に前走地で470kgを超えていた馬も1頭しか居ない状況だ。上がり勝負になり易い新潟マイルとはいえ、有る程度の馬力は必要で、最も数字の有るショックアクションが本命。新馬の阪神戦は積極的に乗り過ぎた感も有ったが、大事に乗られた前走は2着相手に0.7秒差。当時は稍重でも有り、良馬場ならまだまだ時計も詰まる筈。

対抗は2番目に数字の有るセイウンダイモス。父ローエングリンだが、産駒は2016年にブゼットジョリーが制している。この馬も福島で2戦、つまり1200mしか走っていないのだが、道中は少しズブい位に見えただけに、経験の問題さえクリア出来ればむしろマイルは合う筈。

3番手も馬格順にブルーシンフォニー。こちらも左回りではお馴染みのスクリーンヒーロー産駒。前走東京戦は直線で結構待たされており、実質は300mの競馬で差し切った強い内容。マトモならもっと時計は詰まる筈で、あとは外枠での折り合いひとつ。

小兵勢ではジュラメントに期待してみたい。デビューの東京戦は出遅れて途中から動いて行く形だったが、前走の同じく東京戦はゲートを決めて逃げ切り勝ち。派手さはないが、結構粘っこく頑張っていた。内で上手く立ち回って根性比べに持ち込めれば。

馬単
11=6 11=9 11=2

サマースプリントシリーズ第4戦 第55回テレビ西日本賞北九州記念(GⅢ)

中々混戦。先行馬も多く揃い、展開一つということになりそうだが、前走阪神戦でも期待したアウィルアウェイに再度の期待を掛けてみたい。その前走は外から来られたことで位置取りを余計に悪くして捌き損ねた様な形。今回も外にジョーカナチャンが居て、似た様なパターンになることも考えられるが、この鞍上なら同じ轍は踏まない筈。

対抗はモズスーパーフレア。ただ、56.5kgは出脚にキツい影響が有りそう。前述した様に、特にここはジョーカナチャンが行く形が濃厚。それでも繰り上がりとはいえ、GⅠ馬。昨年人気を背負って敗れたことも有り、今年こそ格好は付けたいところ。

タイセイアベニールもこのメンバーなら圏内。前走阪神戦は出遅れた上に、仕掛けのタイミングも遅れてしまった。中京だったら届いていただろう。小倉も展開一つで前崩れになるコース形態。ズボズボの展開なら。

穴ならメジェールスー。マイルでも引っ掛からない様になって来たのは確かだが、集中力が保たず、やはりベストは1200m。特に前走東京戦はマイルとはいえ、日本一高速決着となるレース。前で闘えただけでも評価出来る。今回も外の手頃な枠で流れには乗れる筈。ハンデ52kgなら。

馬単
11=10 11=17 11=14

サマー2000シリーズ第3戦 農林水産省賞典第56回小倉記念(GⅢ)

何処からでも狙える組み合わせ。変則開催の為、今週が開幕週の割に低調感も有るのだが、逃げるミスディレクションに期待する。ここは競り掛けて来そうなのが精々タニノフランケル程度で、出脚では抜けた存在。鞍上が徹底先行タイプなのも買い材料といえる。休み明けだが、この時期だけに鉄砲も悪くない筈。

上昇度ではランブリングアレー。数字に大きな変化はないが、見た目から馬体がしっかりして来たのが着にも結び付いている。好位で立ち回れる器用さと出脚が有って、終いも確実に伸びて来る。ただ、開幕週の外枠はネック。昔の北九州記念の様な1800mだと前崩れが有るのだが、2000mだと逆に内有利となることも多くて。

サトノルークスもGⅢのメンバーなら何とかしたいところ。骨折明けだった前走阪神戦は全く動けなかったが、そもそも明らかに馬体が緩かった。攻め馬の動きは一応良化ムード。極端な時計勝負にならなければ。

大穴でアールスターも少し買ってみたい。これも前走阪神戦は休み明けで重目が祟った形。昨年暮れの3走目阪神戦で前が詰まりながらの3着等、準オープンでのメドは立てている。となれば。53kgで走れるのは結構有利。ゲートさえ五分に出られるなら。

馬単
2=14 2=11 2=3