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競馬予想 2018年1回京都

第35回東海テレビ杯東海ステークス(GⅡ)

前走が初左回りだったテイエムジンソクだが、全く問題なく惜しい2着。GⅡなら力が一枚上と判断出来る。2走前の京都戦同様、 サルサディオーネに行かせる形で競馬もし易い筈。あとはGⅠ好走後で疲れがなければ。

そのサルサディオーネが対抗。テイエムジンソクにマークされる展開は決して楽ではなさそうだが、ここはGⅡにしてはメンバーが軽い。近走はサッパリだが、テイエムジンソクが少しでも可愛がってくれる展開になれば粘り込み充分。

ディアデルレイもこのメンバーなら圏内。稍重だった春の中山戦でインカンテーションに完敗の2着。母はディアデラノビアだが、どちらかといえば良馬場でパワーを生かすタイプの馬で、渋った馬場だと決め手することが多い。その後の戦歴も正にそのままで、良馬場見込みの今回は有望。

押さえがローズプリンスダム。実力的には互角すら怪しいレベルの馬だが、何と言っても器用さが有るのが魅力。今回は最内枠でも有り、3走前の新潟戦の様にセコい競馬が出来る様なら抜け出しも。

馬単
8=4 8=9 8=1

第65回日経新春杯(GⅡ)

上位拮抗ムードだが、連の軸としては昨年の覇者ミッキーロケットが最適。当時は多少非力な印象も有ったが、前走の中京2000mは誤魔化しが利かないプラットフォームで、57.5kgを背負っての2着。GⅢだとしてもそれなりの評価が出来る。強敵相手に揉まれた成長は有るのだろう。条件も好転して今回も好走必至。

対抗は逃げるロードヴァンドール。ミッキーロケット同様、中京戦を使ったが、逃げて3着。ただ、出脚を考えると2400m辺りの方が楽に運べそう。頭数自体が少ない中でも、内枠を引けたのも有利に働く。

ソールインパクトも減点材料はない。スワーヴリチャードには前走東京戦だったが、正攻法の2着には好感が持てた。先週セダブリランテスが中山で勝った点も能力の裏付けといえる。ハンデ54kgでも有り、このメンバーなら充分勝ち負けに持ち込めるだろう。

昨年の3着馬、モンドインテロも長距離適性が有って圏内。前走阪神戦は4着といっても、2000mで距離不足の中でのモノ。ただ、決め手勝負になると分が悪い面は有り、京都2400mよりは我慢比べとなる東京2500mの方が安心感は有るのだが。

馬単
8=2 8=10 8=3

第55回農林水産省賞典愛知杯(GⅢ)

フルゲートのハンデ戦と一筋縄では行かないところだが、無難な本命はマキシマムドパリ。昨年は55kgで勝っているが、昨秋2200mの京都戦を4着としている様にスタミナが有って、距離に不安がないのが最大の強み。積極的に乗って早目押し切りたい。

相手はブラックオニキス。前走京都戦もGⅠで6着なら悪くないということになるが、それ以上に2走前の中山戦が好内容。4角で少し待たされる場面も有ったが、直線は渋太く脚を伸ばして4着。これも距離が保つのが何より。このハンデでも有り、一瞬の脚を生かせる展開になれば台頭。

キンショーユキヒメは中京巧者。しかも2000mで2勝とこれも距離は問題はない。条件戦を牡馬相手に勝って来た点も実力の裏付けとなるだろう。ハンデ53kgが若干見込まれた感は有るのだが、前々走東京戦が結構メンバー揃っていたことを考えればこなせても不思議はない。

中京は開幕週でもインが有利ということは少ないが、最内枠を引いてインを立ち回れるゲッカコウの粘り込みも押さえておきたい。3走前の東京戦から重賞だとワンパンチ足りない印象も有るのだが、前走中山戦は牡馬相手、しかも別定戦で2着。今のデキなら何とか通用。

馬単
7=6 7=9 7=1

第52回日刊スポーツ賞シンザン記念(GⅢ)

ファストアプローチ◎。ダノンプレミアムがブッちぎる展開で6着だった前走阪神戦だったが、2番手で競馬して2着から0.1秒差なら良く踏ん張っているという見方も出来る。当時は8月以来という状況でも有り、叩いての上積みも見込めるだろう。賞金面を考えても最低連対がノルマ。

一発期待ならヒシコスマー。勝つか負けるかハッキリとした馬で、悪い時は外へモタれて真っ直ぐにすら走らないのだが、前々走阪神戦の様に力さえ出し切れば500万は圧勝出来るだけの力が有る。今回も走ってみないと何ともいえないが、穴ならこの馬。

カシアスは1F長いのが正直なところだが、この時期のマイル戦だったら何とかなっても不思議はない。これもファストアプローチ同様、好位に居て苦しい展開になった面も有った。折り合いは付くので脚を矯められれば。

牝馬でプリュスを少し押さえておきたい。新馬の時点では競馬にならなかったが、立て直した前走中京戦は圧勝に近い内容。一瞬の決め手だけなら重賞でも通用するモノを持っている。あとは多少行きたがる部分が有るので、1F延長さえクリア出来れば。

馬単
2=10 2=11 2=8

第34回フェアリーステークス(GⅢ)

無難な本命はトロワゼトワル。前走東京戦はラッキーライラックから0.4秒差。このメンバーに入れば一枚上の能力が有りそう。追い出してフラフラだったが、雨の影響も少なからず有った筈。良馬場で集中力が最後迄続けば無様なことにはならないだろう。

スカーレットカラーも東京戦で同タイム。更に前走京都戦はリリーノーブルに対して0.2秒。これもここへ入れば性能は上と判断出来る。その前走は多少直線で進路を探す場面も有った。スムーズなら好勝負必至。

サヤカチャンは最内枠を引けたのが大きい。前走阪神戦は下見で気負っていた割に出脚がなかったが、GⅠの壁といった部分も有っただろう。これ迄4角先頭で回って来れば全て連対しており、兎に角単騎に持ち込めれば。

未勝利上がりではプリモシーンが好内容の勝ち上がりだった。出遅れて4角大外ブン回しの荒い競馬となったが、それでも33.2秒の上がりで差し切っており、着差以上の内容。ここに出走している当時2着のテトラドラクマが次走圧勝している点も能力の裏付けとなる。展開利は欲しいところだが、追い比べに持ち込めれば。

馬単
7=10 7=1 7=14

第56回スポーツニッポン賞京都金杯(GⅢ)

このレースに限らず正月開催は、先行、そしてイン有利の傾向だが、今年のメンバーに限っては一長一短。ならば、追い込み一手でもブラックムーンに期待してみたい。ここ2走が何れもメンバー中最速の上がり。この中に入れば2走前のGⅠ6着は金看板といえる。13頭立てと頭数が少なくなったのも差し馬には歓迎材料。

これも差し馬だが、ラビットランが対抗。前走中山戦に多少の案外感も有るのだが、エテルナミノルのマクりに付き合わされて早仕掛けになった面も有った。自分のタイミングで仕掛けられれば間違いなく脚は使ってくれるだろう。牡馬相手となったことで、54kgと1kg減となった点も買い材料。

先行馬ではウインガニオン。外枠と57.5kgが若干厳しいが、これも頭数が少なくなった点で有る程度相殺出来るだろう。前走は外枠,GⅠ,休み明けと悪材料が揃って競馬にならなかったが、今回は条件が好転した部分も多く、前進必至。

人気になりそうなレッドアンシェルが一応の押さえ。出脚が抜群に速いという訳ではないのだが、競馬に行くと先行して渋太い点は安定感が有る。前走は阪神での勝利だったが、どちらかといえば平坦の方が向いている印象も。ただ、兎に角イレ込むので、当日の落ち着きが鍵に。

馬単
9=2 9=12 9=7