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競馬予想 2013年4回京都

第148回天皇賞・秋(GⅠ)

少し力の要る馬場になっている。前走札幌戦は道悪過ぎてサッパリだったトーセンジョーダンだが、本来はパワータイプ。厩舎からは泣きが入っているが、デキ自体は一昨年の状態に戻っており、今回は突き抜けても。

相手は勿論ジェンティルドンナ。前走阪神戦でケチは付いたが、東京でのパフォーマンスは格別。休み明けもイマドキのことなのと、今季は次走との2戦。それなりの仕上げはして来ているだろう。ただ、出来れば軽い馬場でやりたかったところ。

逃げるトウケイヘイローも注目の存在。枠順を考えれば、ここは楽々単騎の組み合わせ。ただ、内を開けて走る様な馬場状態だけに、乗り方が難しい。前走札幌戦も上手く行き過ぎた感は有る。

他にも連下候補は多いが、1頭挙げるならナカヤマナイト。この相手では格下になるが、道悪はこなす。速い上がりがないので、GⅡ,GⅢでも取り溢すのだが、内枠でも荒れ馬場は苦にしない筈で、2,3着なら。

馬単
10=9 10=11 10=2

第56回毎日放送賞スワンステークス(GⅡ)

台風こそ逸れたものの、雨の影響が少し案じられるが、パワー優先の馬場になればグランプリボスの地力が抜けている。前走中山戦で1200m使ったのは今日に関してはマイナスになるだろうが、この馬の場合、外枠の方が結果は出ている。

対抗がマジンプロスパー。これも外枠の方が結果が良いタイプ。ただ、前走中山戦の4着は、外枠が不利になる展開になっての結果。今回は外枠が苦にならない馬場状態になりそうで、あとはこの馬の距離適性の問題。

テイエムオオタカは近走出脚が鈍っており、1200mよりは1400mの方がベスト。ここは徹底先行がコパノリチャードのみで、好位でスムーズな競馬は出来そう。内が良い馬場状態は期待し辛く、あとはその点だけ。

ダイワマッジョーレは前走東京戦が案外だったのが引っ掛かるのだが、ガサのない馬に58kgは一応言い訳になるか。距離は不問というのか、1400mでもスプリント的ペースにならなければ大丈夫。その点では東京の方が良いが、今回のメンバーなら何とかなりそう。

馬単
11=13 11=2 11=9

第74回菊花賞(GⅠ)

GⅠでは2連敗中のエピファネイア。しかし、デビュー当時から見せていた桁違いのパワーには疑う余地はない。前々走東京戦の不利を考えても、真の底力に関してはキズナが世代断然という評価にはならない。ここを圧勝して改めてその能力を証明したいところ。

焦点は2着争いだが、良馬場を前提に注目したいのはヤマイチパートナー。勝負根性一本の馬で、1頭になるとソラを遣ってみたり難しい面も有るが、スタミナは確か。前走阪神戦は函館の道悪を使った直後という影響も有っただろう。改めて狙い目に。

逃げ馬ではバンデよりもネコタイショウの方に未知の魅力が有る。恐らく2000mは短いというべきか、後続が楽な分、苦しい筈で、この距離の良〜稍重辺りなら巻き返す余地は残している。勿論この内枠も有利。

ユールシンギングも前走中山戦は普通に強かった。馬振りについてもオープンでもヒケを取る雰囲気ではなく、直線狭いところが有りながらコジ開けての内容に、勝負強さやスタミナも見せた。意外に人気にもなっておらず、このオッズならエピファネイアとの1点で買う手も。

馬単
3=6 3=2 3=15

第16回サウジアラビアロイヤルカップ富士ステークス(GⅢ)

ダノンシャークにとっては、何とか良馬場で出来そうなのは何より。前走中山戦はエクセラントカーヴに上手く運ばれ、GⅢを取りこぼした様な格好だが、東京ならその心配も軽微。前々走が示したパフォーマンスはショウナンマイティ辺りとも遜色ない。57kgなら負けられない一戦だ。

2番手以下接戦だが、馬券的に狙ってみたいのがブリッツェン。前走阪神戦は肺出血明けで、しかもハイペースだったが、その上で先行しての5着は大健闘といえる。ここはスロー必至。肺出血で気管支に難が有るなら、この天候も悪くない。最内枠で流れに乗れれば一発は充分。

3歳馬ではカシノピカチュウ。春迄は1600m以上は厳しい印象も有ったが、前々走福島戦は1800mで連対。前走阪神戦の2400mは無謀過ぎたが、1600mなら充分重賞でも通用する。その福島戦はコーナーでの手応えが怪しくなっており、直線の長い東京もプラス。斤量利で突き抜けても。

積極的な買い材料もないが、サンレイレーザーもマイルなら手堅い。展開に恵まれた面は有ったが、今春京都でダノンシャークに先着した実績も有る。

馬単
9=1 9=10 9=6

第61回府中牝馬ステークス(GⅡ)

この相手ではハナズゴールの性能が一枚抜けている。前走中山戦は2200mで参考外だが、それなりに折り合って一瞬だけでも脚は使って見せた。距離は2000m迄なら問題なくこなせる。東京1800mで決め手発揮。

底力ではホエールキャプチャ。前走函館戦は極悪馬場。これも参考外だろう。良い時悪い時の差が激しいのは確かだが、デキがなかった昨年のこのレースを除けば東京は堅実。外枠だけに、頭数少なくなったのもこの馬にとっては良かった筈。

マイネイサベルは今年堅実。勿論デキも良かったのだが、馬の状態以外の好走要因が一つ。京都は別だが、今年に入って比較的馬場が柔らかくなっており、極端に上がりの速い競馬を嫌うこの馬には合う馬場状態になっている。あとは一息入ってのデキだけ。

スイートサルサは京都戦を捨ててこちらへ参戦。近走を見る限り、2400mが長く、1400mは短い。1600〜1800mがベストの印象だ。差し一手で、これも少頭数になったのは大歓迎。52kgを利して突き抜けても。

馬単
5=11 5=6 5=3

第18回秋華賞(GⅠ)

毎年、適性や枠順が大きく左右するのだが、そこを敢えて無視するとデニムアンドルビーが本命になる。前走は道悪云々も有ったが、早目に動いての圧勝劇。3歳牝馬の中では破壊力は桁違いだ。内田騎手は先週ゴールドシップで大敗。2週続けて1番人気を裏切るジョッキーではない筈だが。

対抗はメイショウマンボ。これも京都2000mがベストではないが、デニムアンドルビーが台頭する展開なら、この馬も来れる筈。デキにも特に問題なさそうで、あとはしっかり脚が矯められるかどうかの問題。

一発はトーセンソレイユ。前走阪神戦は馬体重が+32kg。流石に動けなかったが、馬体に成長は感じた。今回少しでも絞れれば前進確実。この血統の割には出脚が有るのも有利に働く。

1000万上がりではスマートレイアーよりもティアーモの方に食指が動く。レースのパフォーマンスはスマートレイアーの方が上なのだが、ちゃんと好位で折り合って、最後もキッチリ抜け出すという点ではこの馬の方が勝っている。枠順も絶好。逃げ馬の直後が取れるなら。

馬単
14=16 14=7 14=3

第48回農林水産省賞典京都大賞典(GⅡ)

毎年天皇賞の時期になると馬場状態がおかしくなる京都だが、土曜日を見る限りでは多少時計は速いものの、差しは届く馬場状態。ならばゴールドシップの地力を信頼したい。100%はない追い込み馬だが、この相手なら。

唯一負かす可能性が有るならトーセンラー。こちらは時計勝負の京都に滅法強い。ただ、3200mも長いところで、2400mはベスト。これ以上ない条件が揃った。この馬としてはここでゴールドシップに勝てない様だと先が見えて来ない。

3着候補も精々数頭だが、1頭に絞るならトゥザグローリー。昨秋は大敗続いたが、デキがない時のこの馬は淡泊に負ける。約10か月振りにはなるが、デキさえ有れば走れる筈。少なくとも攻め馬には復活気配有った。

馬単
12=11 12=9

第48回デイリー杯2歳ステークス(GⅡ)

マイル適性を重視するならアトムが中心。前走阪神戦はゲートこそ若干悪かったものの、中段で折り合って34.1秒の決め手。坂もしっかり駆け上がって来た。ホウライアキコがそれなりのペースで引っ張りそうで、ペースに戸惑う危険は有るのだが、そこさえクリア出来るなら脚は使ってくれる筈。

ピークトラムは重賞好走馬。ハープスターにはチギられたが、少なくとも500万レベルの馬ではないことは示した。ただ、前走は新潟のマイルですら少し距離が短い様な行き振りだった。使って何処迄機動力が来ているかがカギに。

プライマリーコードは前走が函館だけに勝とうが負けようが度外視。ただ、クロフネ産駒とはいえ、馬は中々見栄えがした。牡馬相手だが、少なくともパワーで負けることはない筈で、馬場さえこなせば台頭充分。

ライザンは2走目でゲートを五分に出て逃げ切り勝ち。ハナでもスロー過ぎて少し力んでいたが、それでも上がり33.5秒で逃げ切ったのだから強い。ホウライアキコとの兼ね合いが微妙だが、折り合いさえ付けば押し切る場面も。

馬単
7=8 7=2 7=12