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競馬予想 2013年1回阪神

第61回阪神大賞典(GⅡ)

3000mならゴールドシップに逆らう余地はないだろう。前走中山戦はハイペースも向いたが、大外一マクりの圧勝。当週にコース追いして来た点も評価出来る。あの脚質で、何処かでやらかす場面は有るだろうが、印は本命にせざるを得ない。

気合が入るのはデスペラード。京都を目指すにはここで賞金を加算する必要が有る。ただ、気合が入るというだけの話で、前走京都戦の相手は大概。ディスタンスに転向して実質3節目とはいえ、能力面では評価出来ぬが。

デスペラードよりはベールドインパクトの方が能力は上。ただ、賞金的にも余裕が有る立場。その分が割引となる。もう一ついえば、基本的には2000〜2400mの馬。菊花賞は能力でこなした感も有って。

トウカイトリックは前走京都戦がサッパリだったが、攻め馬不足は明白だった。最近は大して動かなくなっているとはいえ、あれは流石に酷過ぎた。今回はマトモにやれており、近況のデキの良さから巻き返して良い。

馬単
7=6 7=8 7=1

第27回中日スポーツ賞ファルコンステークス(GⅢ)

エールブリーズに期待してみたい。前走阪神戦はもう少し走って欲しかったが、最近の阪神開幕週にしては珍しく、前有利な馬場状態になっていた。ここに来て折り合いも付く様になっており、差しの利く中京なら。

ティーハーフもこの相手なら何とかしたいところ。ただ、前走東京戦は数字上悪くない脚を使っているが、見た目の印象としてだらしなさも残った。1400mになると1200m程の脚が使えないのかも。

馬が良いのはインパルスヒーロー。前走東京戦は、時計は平凡ながら、先行抜け出しで理想的な勝ち方だった。ただ、徹底先行タイプのカシノランナウェイが外枠に居て、ハイペースになりそう。ペースがカギに。

穴はダイナミックガイ。イレ込みがキツく、出世の妨げになっているが、これも馬振りは中々。折り合いも前走京都戦では問題なかった。負けた相手が先週桜花賞トライアルを制したメイショウマンボ。突き抜けて不思議なし。

馬単
9=16 9=2 9=7

第47回報知杯フィリーズレビュー(GⅡ)

枠が遠くなったが、シーブリーズライフは前走東京戦が圧勝。この馬より前に居たディアセルヴィスはともかく、似た様な位置に付けていたティーハーフとは全く脚が違っていた。この時期の1400mとはいえ、牡馬相手にこの走りが出来るなら、限定戦へ来れば大威張り出来る存在だ。

限定戦を使って来た組ではサウンドリアーナ。とはいえ、これも新潟で牡馬相手に3着。要は折り合い一つの馬だ。ただ、前走は内枠の競馬をしたら引っ掛かって失敗。1400mに短縮されるのは勿論歓迎だが、この枠が裏目に出る危険も。

クラウンロゼが昨日にアネモネステークスを制覇。フェアリーステークスは意外にレベルが高かったか。となればサンブルエミューズも圏内の1頭になる。前走中山戦は不運にも3着となり、権利取りという意味でもここは気合が入るところ。

穴はノーブルコロネット。前走は中山マイルで出遅れ。参考外。暮れの阪神で先着されたプリムラブルガリスはその後コパノリチャードと当たる等、強い相手と戦っているが、それでも500万はキッチリ勝ち上がった。これも限定戦なら重賞でも通用して良い。

馬単
15=5 15=12 15=3

第49回中日新聞杯(GⅢ)

ハンデ55kg据え置きは恵まれた感も有るアドマイヤタイシ。前走中山でやられたタッチミーノットが先々週中山で4着。しかも不器用さに泣いての4着だ。とすればこの相手でも一応は足りる計算。2着続きだけに、何とかしたいところ。

対抗はジャスタウェイ。前走京都戦は少し掛かり気味。やはり2200mは長かった。2000mもやや怪しいが、距離短縮で臨める点はプラスに働くだろう。勝ち切れないものの、昨秋からの実績は一枚上。アッサリでも当然。

トウカイパラダイスは中京巧者。前走京都戦はイン有利な馬場状態で、実質参考外。2400m辺りにも使われているが、良績は2000mの方がむしろ多い。昨年、この時期の中京開催で2勝。今年馬場状態がどうなるかは蓋を開けてみないと分からないが、時計が掛かる馬場なら勝機も出てくるだろう。

穴は昨年2着のダンツホウテイ。要はこの馬場に適性が有るということ。近走大敗続きだが、昨年と据え置き56kgなら競馬になって良いだろう。内々立ち回って一発狙う。

馬単
7=9 7=2 7=1

第50回報知杯弥生賞(GⅡ)

兎にも角にもエピファネイアだ。何が一番違うといえば、母シーザリオそのままのトビの高さ。中山でこの外枠は宜しくないが、同世代では関係ないだろう。何時か海外で戦う日迄、負けられない。

コディーノも2着は確保したい。前走中山戦は乱ペースに巻き込まれてチグハグな競馬になった。前々走東京戦が次元が違う勝ち振り。この馬も例年ならGⅠ級の馬だろう。

3着争いで面白いのがヘミングウェイ。未勝利を勝ち上がるのに5戦要したが、4戦は何れも2着。前走京都戦の内容が強かったかといわれれば微妙だが、一瞬の判断ミスも有り、エーシントップとは互角の評価が出来る。渋太さ発揮して。

馬単
12=3 12=7

第20回チューリップ賞(GⅢ)

阪神ジュベナイルフィリーズ組から探すのが無難なのだろうが、それ程圧倒感の有る馬も不在。ならばグッドレインボーに期待してみたい。前走は惜しい3着だったが、先行して当時既に悪くなっていた内目を通らされた面も有った。決してパワーが有るタイプではないだけに余計に応えただろう。パンパンの阪神良馬場なら。

阪神ジュベナイルフィリーズ組ではクロフネサプライズが筆頭格。人気はなかったが、掛かりながらも直線止まらず渋太く粘り込んだ。この時、馬体が増えていたのも成長力を感じさせた。前有利の馬場で、再度の粘り込みは充分だろう。

レッドオーヴァルは逆にイン有利だった時の京都で大外から突き抜けた。数字のない馬だが、強烈な決め手の持ち主だ。ただ、出脚が速くないだけに、どうしても後方からの競馬は余儀なくされる。この枠なら尚更だろう。何処迄差せるかがカギに。

ローブティサージュはあくまで一応の押さえ。前走は内を立ち回って上手く行き過ぎた。全くのフロックではないにしても、圏内の馬といったレベルだろう。今回は大外枠でも有り、条件的にはかなり厳しい様に思うのだが。

馬単
1=7 1=15 1=14

第57回阪急杯(GⅢ)

1400mは久し振り。死角も有るのだが、一応ロードカナロアが中心。出脚が速いのと折り合いは付くので競馬にはなるだろう。何かにやられる可能性も充分有るのだが、連は確保してくれる筈。

逃げるクィーンズバーンが対抗格。前走京都戦はペースは大して速くなかったが、フラワーロックに絡まれて苦しくなった。今回は単騎だろう。ただ、ハナへ行くことはないにせよ、ロードカナロアに序盤擦られる可能性が高く、この点はややネックとなるが。

サンカルロは阪神1400m巧者。前走で触れた通り、この条件は比較的ペースが安定しているのが好走の要因だろう。ただ、前走に限れば上手く捌いた面も。内枠を捌くのが案外下手で、最内枠だと脚を余すパターンも多いが。

穴はブライトライン。前走東京戦は前有利の流れだったとはいえ、伸びあぐねた感も有ったのだが、手前が替わっていなかった。右回りなら変わる余地は有るだろう。ただ、前々走は前々走で折り合いを欠いていた。確率は低いのだが...。

馬単
3=4 3=1 3=5

第22回アーリントンカップ(GⅢ)

このレースで逃げて勝って来た馬はかなり苦戦する傾向には有るのだが、この頭数ならコパノリチャードの逃げ切りに期待する手だろう。前走京都戦もスッとハナに立ち、オイデオイデの大楽勝だった。出脚が速いのもセールスポイント。

対抗カオスモスは、前々走でコパノリチャードをこの条件で負かしている。前走京都戦は内有利な馬場に泣いた。外枠で少し行きたがっていたのが最後の伸びに影響しただろう。開幕週でも、阪神マイルは内外均等で、少なくとも自分の力は発揮出来る筈。

レッドアリオンも前走京都戦が馬場状態に泣いて上手く行かなかったクチ。最後に脚は見せている。開幕週で再度前に粘られる可能性も高いのだが、この頭数で阪神外回りなら捌き易いだろう。

テイエムイナズマもこの人気なら押さえたいところ。気性的に難が有って、どうも乗り難しさが有るが、前走中山戦は外回されたのも痛かった。力は間違いなくNo.1で、スムーズなら巻き返せる筈。

馬単
6=2 6=2 6=10