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競馬予想 2011年2回阪神

第41回読売マイラーズカップ(GⅡ)

前走東京戦はコース取りの差に泣いたダノンヨーヨーだが、良馬場なら差しが利く阪神マイルで巻き返しの一戦。強力4歳勢もゴールスキーは一度先着している相手。近走出遅れ続きで、ゲートは課題となるが、五分なら何とか出来ると見て。

相手がライブコンサート。前走は内を立ち回った利も有ったが、再度の内枠で全く同じ競馬が可能。相手は確かに強くなったが、ここは57sで競馬出来るのが良い。良馬場でも時計勝負ではない今の阪神も向く。

リーチザクラウンは昨年の覇者。昨年の段階では外枠限定的雰囲気も有ったが、今は馬群も苦にせず折り合って競馬が出来る様になった。その分、破壊力が無くなった印象は有るのだが、使っている強みも有り、GⅡの相手なら。

スマイルジャックも圏内。前走東京戦に関しては先行してコースロスを無くした利が大きかったが、出して折り合っていた点は収穫。人気どころに先行馬少なく、多頭数で前に行ける利が活かせるなら。

馬単
11=2 11=5 11=9

第71回桜花賞(GⅠ)

レーヴディソールが回避し、一見混戦だが、前哨戦のインパクトとしてはトレンドハンターで断然。ただ、少し歩様の硬い馬の中一週がまず懸念材料。Bコースに替わりで内が有利になっており、外枠の差し馬というのも条件としては辛い。それでもまず馬振りが良い。東京戦迄見越しての本命。

相手も松田博資厩舎マルセリーナ。これは完全別路線組。前走京都戦も中々の勝ち方だった。通常このレースに関しては、間隔開いたのがマイナスに出る事が多いのだが、今年に限っては震災に関係無く来れたのは大きい。ただ、前々走京都戦で牡馬相手に完敗。今年は牝馬の方がレベルの高い印象は有っただけに。

人気になりそうなホエールキャプチャはこの程度の評価。前走東京戦も強い勝ち方だったが、当時2着のマイネイサベルが前走でトレンドハンター相手に全く歯が立たず。あくまで上位グループの一角レベルだろう。ここ2走、馬群の中で上手く競馬して来た利も有り、外枠に替わるのもマイナス。

穴はエーシンハーバー。前走は折り合い欠いたのがかなり痛かったが、それでもフレンチカクタスがフラついて立て直す不利が有りながら良く伸びていた。距離延長が良いとは思わないが、能力は有る。乗り方一つ。

もう1頭フォーエバーマークを押さえておきたい。内有利にBコースで絶好の最内枠。前走も最後止まったが、前は潰して一旦は先頭の場面。その前走から道悪は良くないが、良馬場回復なら。

馬単
17=8 17=16 17=7 17=1

第54回サンケイスポーツ杯阪神牝馬ステークス(GⅡ)

前走の敗戦に意外な印象も有るのだが、連闘で多少は違うと見てプロヴィナージュに期待。再来週にも新潟で限定戦が組まれ、ここはメンバーがかなり手薄。1400mは短いながら昨年2着。何とか出来る相手と見たが。

相手がグランプリエンゼル。当日、降雨が見込まれるのも好都合だが、昨秋1400mでアーバニティに0.1秒差はこの相手見渡せば中々光る数字だろう。戦って来た相手が違う筈。プロヴィナージュにも言える事だが、別定戦で条件上がりとの斤量差が無いのも好都合。

3番手がサングレアズール。前走京都戦はマイルで3着だったが、当時4着だったレディアルバローザが先週重賞勝ち。当時は内の悪い馬場状態でも有り、そこに居た組では良く粘っていた。元々1400m中心に使われていただけに、1F短縮もプラス。

押さえがスプリングサンダー。元々2歳時から期待されていた素質馬。前走稍重とはいえ、時計が平凡過ぎるのは気になるのだが、勝ち方としては強かった。阪神1400mで連勝している事も有り、重賞でもこの相手なら勢いで突破の場面も。

馬単
3=2 3=11 3=4

第55回産経大阪杯(GⅡ)

出遅れた中山戦だが、状態面には復活の兆し。昨秋はデキの無さに苦しんだエイシンフラッシュだが、今季は違う筈。今にして思えば京都戦回避が良い方に出た印象も。59sでもヴィクトワールピサに先着した数少ない馬だけに。

相手も59sダノンシャンティ。前走京都戦はあれだけ行きたがりながら終い粘って4着。2000mでも折り合いスムーズとは行かないだろうが、頭数増えて1F短縮は悪くないだろう。これもツボにハマった時の破壊力は現役屈指。

ドリームジャーニーは評価が難しい。実績は勿論断然。比較上58sは有利だが、この手の広いコースは不向き。休み明けも元々走らない上に、今年は4歳世代が相当強い。嫌って妙味となる可能性も高い。

一応の押さえがヒルノダムール。強敵相手に堅実には走っているが、デキが万全ではない印象も有り、イマイチ感も残る。57sは圧倒的に有利だが、相手が強い事も有り、これも嫌ってみる手も。

馬単
15=10 15=7 15=8

第59回日経賞(GⅡ)

前走京都戦で圧勝したトゥザグローリーが引き続き主役。転厩にはなるが、池江泰郎厩舎の看板だけ有って、池江泰寿厩舎への転厩。昨秋から無理使いしており、状態面少し気になるのだが、池江寿厩舎へ行けたのはこの馬にとって大きいだろう。58sなら斤量も問題無いと見て。

相手はローズキングダム。昨秋東京で、ブエナビスタに不利を食らいながら、ヴィクトワールピサをハナ差凌いだ実績はメンバー中No.1。阪神2400mも回り違えど似た様なコース形態で向く。一方で瞬発力身上の馬だけに、斤量にはセンシティヴ。前走京都戦は58sでも動けておらず。

ペルーサは走ってみないと良く分からないところ。前走中山戦はゲート出たが、中間ゲート練習続きで状態面がマトモだったとも思えぬ上に、そもそも中山コースが不向き。逆に言えば、今回その辺りの部分が全て好転するだけに、突き抜けても不思議は無いのだが。

一角崩せるならマイネルキッツ。中山で施行された昨年の覇者だが、インベタのギャンブルが当たった面は有り、広い阪神外回りに替わるのはプラス。58sも背負い慣れており、あとは休み明けがどうかだが。

馬単
1=9 1=5 1=6

グローバルスプリントチャレンジ 第41回高松宮記念(GⅠ)

前走中山戦は59s背負っての好内容、キンシャサノキセキの連覇に期待。その前走は出遅れての追い込み。他馬とは次元が違う内容だった。以前は平坦巧者のイメージ強かったが、今はむしろ坂の有るコースの方が差し届き易い分だけ有利。ゲートに不安は有るが、外国調教馬不在なら負けられぬ一戦。

相手がジョーカプチーノ。ただこの馬の場合は前走京都戦の評価が難しい。出遅れてしかも過去20年の1200m重賞で最も遅い流れ。確かに使った脚は見事だったが、特殊な状況だった。それ迄の実績から当然侮れぬ存在だが、前走を過大評価する事だけは避けたい。

ダッシャーゴーゴーは前走中山戦が太目。上手い立ち回りで、58sでも性能上位というところは見せたが、反動案ずる様な太目だった。昨秋京都戦でもデキが無かったのか、サッパリという場面が有り、まだ本格化とはいえず。

穴は例に依ってショウナンアルバ。前走中山戦は何とか折り合っていたが、捌くのに手間取る場面。折り合いを意識して乗らざるを得ない以上、前へ行けない弱みは有る。ただ今回はGⅠ。皆が積極的に乗って来るケースも考えられ、内が開く可能性は高い。

馬単
4=5 4=13 4=2

第60回スプリングステークス(GⅡ)

阪神外回りに替わって条件悪化したが、グランプリボスが一応の中心。賞金が上がり、前走中山戦はレベルが高かったと判断出来る。粗相は有ったが、仕掛け遅れが有りながらのチギる競馬。今後東京マイルを乗り切る為にも、1800mで結果を出したい。

相手がリフトザウイングス。中山よりは阪神外回りに替わってグランプリボスに先着出来る目が出て来た。前走中山戦にしても、後方から行かざるを得ず、届かず終いだが、それでも5着。中山戦組以外には負けられぬ。

中山戦3着馬リベルタスも当然圏内。その中山戦は好位の内を立ち回る理想的な競馬。あれで勝ち切れなかった点には不満も残った。ただ、繰り返す様に中山戦がハイレベル。これも中山戦組以外なら何とか出来ると見て。

中山戦以外ではダブルオーセブン。前走東京戦は内有利の展開の中、前の馬が邪魔になり、一度後方迄下がってからの追い込み。あの展開で勝ち馬から0.3秒差なら決して悪くない。今回は相手関係がどうかだが、スムーズなら。

馬単
11=14 11=17 11=13