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競馬予想 2011年1回阪神・2回中山

第45回報知杯フィリーズレビュー(GⅡ)

1週間延期になった影響だけではなく、雨も降って更に難解な一戦。この状況で関東馬は手が出し辛いのだが、道悪という点ではフレンチカクタスが上手いと見てこれが主軸。前走東京戦はイマイチ感も有ったが、馬体に重厚感が有り、パワーは有る筈。関東馬でも、最初から栗東に滞在しており、影響も少ないと見たが。

相手がエーシンハーバー。前走京都戦は良馬場ながらかなり悪い馬場状態。道悪とはまた違うのだが、パワーは見せた。ただ、毎年そうで今年も例外ではないが、平場500万から来る馬は多くのケースで通用しない。最終的には配当と相談する形に。

ドナウブルーはこの程度の評価。厩舎の話では本番捨ててでもここがメイチとの事。裏を返せば先週の段階でかなり仕上げていた筈。元々気性の難しいディープインパクト産駒でも有り、引っ掛かって惨敗のパターンは十分考えられる。

ツルマルワンピースが押さえ。ここ数走は末の甘い競馬が続いているが、何れも良馬場。道悪なら昨秋京都戦を見直す手。良績の有る1400mに戻るのも良い方に。

馬単
3=2 3=12 3=6

第59回阪神大賞典(GⅡ)

トーセンジョーダン取消でメンバー軽化、ナムラクレセントに初重賞制覇のチャンス到来。前走京都戦はルーラーシップを筆頭に強力4歳馬が相手。ハンデも見込まれていた中で、この4着こそが地力の証。距離も問題無く、オウケンブルースリを別にしてこの相手なら単純に力が一枚上と見たが。

3000m超で連勝コスモメドウが当面の相手。馬は目立たず、馬力勝負となれば分が悪い筈だが、この距離で乗り易さが活きている。ただ、ハンデ差が無くなり、今回明らかに相手強化された。飛んでも不思議は無い。

この相手ならオウケンブルースリも一応圏内。ただ近走は悲惨とも言える状態。前走京都戦にしても全く競馬になっていない。頼みはウオッカとも好勝負に持ち込んだ地力のみだが、その地力は文句無く最上位。

押さえが昨年の覇者トウカイトリック。何時走るか分からない面は有るのだが、前走京都戦に関しては見た目にデキが怪しかった。昨秋の豪州遠征の影響は有っただろう。今回は一度立て直しての出走。勿論、一線級の馬ではないのだが、極端に弱い相手ではスローに泣く事も多く、今回のメンバーレベルは案外手頃。

馬単
3=2 3=12 3=6

第25回中日スポーツ賞ファルコンステークス(GⅢ)

状況関係無く単純に激戦だが、前走好走のテイエムオオタカが主軸。その前走は道中が若干フワフワした様な素振り。これをどう取るか難しい面は有るのだが、集中して走らざるを得ないスプリント戦が良い方に出る方に期待したい。

相手が新興勢力アフォード。前走小倉戦は道悪だったが、むしろ掛かる位の行き振りで楽勝。強い競馬だった。その前走で若干太かったのは気になるが、雪の為に順延して月曜開催だった影響も有ろう。今回は予定通りの施行。坂の有る阪神で良過ぎる行き振りが終い鈍らねば楽勝の場面迄。

スギノエンデバーが3番手。前走東京戦は向正面で頭が上がっており、終い保たずの競馬。結果残している1200mに戻るのはプラスと見たい。ただ、控えた昨秋福島戦でモタれて降着。この枠と組み合わせならハナへ行ける可能性は高いが、脆さも同居。

マジカルポケットも押さえたい。年が明けて以降、馬は間違い無く良くなっている。ただ、前走は早目進出し4角先頭だったが、直線で失速。函館戦のレベルが低く、絶対能力に疑問も有るが、1200mで変わり身期待。

馬単
11=16 11=6 11=4

第48回報知杯弥生賞(GⅡ)

賞金上がって朝日杯組のレベルが上昇。当時最先着したサダムパテックが中心に。承知の通り、ゲートが悪くて決して中山向きとは言えないのだが、それでもマイルよりは2000m、頭数少なくなったのも良い方に出ると見て。

対抗デボネアは前走が同条件で好内容。比べ馬ではフェイトフルウォーに優っていた。デビュー当時より立ち回りが格段に上手くなり、馬振りもこの相手なら上位の存在。ただ、前述フェイトフルウォーはリフトザウイングスに敗れており、この比較からサダムパテックより上の評価も出来ず。

逃げるプレイが3番手。ここ2走は一旦2番手で控えて早目に動く競馬が続いたが、この競馬は他馬の目標にされるだけ。この相手なら今度こそ最初からハナだろう。それなら違った結果も期待出来る筈だが。

オールアズワンを一応押さえるが、レベルの怪しい阪神戦組。ただ2着に終わったのは、道中で行きたがっていた影響も有った。当時は下見からテンションが高く、今回落ち着いてさえいればもう少しやれても良い。

馬単
6=4 6=3 6=5

第18回チューリップ賞(GⅢ)

牡馬含めても世代最強の雰囲気すら有るレーヴディソール。他の有力馬もほぼ居なくなり、差し馬にとっては頭数少なくなったのが何より好都合。グルッと普通に回って来さえすれば勝てる。

相手がライステラス。前走は外枠で行きたがり苦しい競馬を強いられたが、踏ん張って3着。レース内容だけなら先月東京戦完勝のホエールキャプチャと同レベルの評価が出来た。ただ、逃げ馬不在の組み合わせ。ハナを予想する向きも有る様だが、本番控えて無茶もし辛い。下手に抑えて消える場面も。

押さえがユースティティア。ゲート難がネックの馬で、前走東京戦はサッパリだったが、前述した様に頭数減ったのはこの馬には良い方に出そう。馬振りは世代上位。目覚めさえすれば違う筈だが。

馬単
8=10 8=7 8=11

第55回阪急杯(GⅢ)

今更感は有るのだが、56sでビービーガルダンが主力。包まれると脆く、内枠で一つ間違うと前走になるのだが、ここは出脚でスンナリハナへ行ける組み合わせ。その前走より相手弱化したのも大きく、力さえ出し切れれば連は確保。

相手は強い4歳馬ガルボ。前走京都戦は前を可愛がり過ぎて失敗。器用さ一本の馬で、マイルよりは1800m辺りの方が器用さ活かせる気はするのだが、1400mも違った器用さが要る条件。前々走でこのコース4着、ビービーガルダンの項で述べた様に、今日の方が相手が軽く、上位争い必至。

当然ワンカラットも圏内。前走中山戦は時計に天井が有る面が出た様。サマースプリントシリーズを目標にしており、疲れが有った面も否定出来ない。逆に言えばここ迄待機した点には好感が持てる。開幕週でも阪神なら極端に時計が速くなる事は無いと見て。

コスモセンサーも侮れぬ存在。前走小倉戦は乗り役が下手に乗っただけ。ハナ主張して来たシゲルタックを警戒しておらず、慌てて引いて馬が行きたがった。この相手ではハナが難しいので展開がどうかだが、1400mなら好位でも折り合い付く筈。

馬単
6=2 6=7 6=9

第20回アーリントンカップ(GⅢ)

ノーブルジュエリーは前走京都戦でまずまずの競馬。内が悪い馬場状態を思えばよく踏ん張っていたともいえる。今年3歳世代は牝高牡低といった雰囲気も有るが、当然そういった事は陣営の方が良く分かっている筈。勝算有っての出走と見たが。

相手はスマートロビン。前走中山戦は出遅れて何ともならずだが、ゲートさえ五分ならハナ切ってユニバーサルバンクを完封した実績。ゲートがアテに出来ないので本命には推せないのだが、五分なら勝って当然の馬。

スマートロビンとどちらがハナへ行くかという話も有るのだが、出脚が甘いテイエムオオタカにとってもこのコースは向く。前走中山戦で最後詰められた辺りに限界は見え隠れしているのだが、内枠で距離短縮なら。

マジカルポケットも圏内。函館戦時は重賞勝ちでも能力面で高い評価はやれなかったが、前走東京戦では能力を見せた。成長も有ったのだろう。ただ、その前走は競馬が雑な面が。今回ハミを替えたそうで攻め馬は問題無く走っており、それが実戦で出るなら。

馬単
6=1 6=2 6=8