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競馬予想 2009年2回小倉・2回新潟

関屋記念(GⅢ)

今春の阪神戦で、後述ヒカルオオゾラを相手にしなかったスマイルジャック。乗り難しさが有って人気は邪魔にしかならないが、前走東京戦にしても前が壁。手応えだけは馬券圏内だった。ここなら一応の中心に。

相手がそのヒカルオオゾラ。前走東京戦で、上半期最大の上昇馬シンゲン相手にあの競馬なら上等の一言。良く粘った方だろう。その前走で行きたがっていた気性からマイルも悪くない。

穴ならカネトシツヨシオー。前走阪神戦はスローにハマッて出番無かったが、差しの利く新潟なら侮れぬ存在だ。平坦のマイルは重賞でもソコソコ走っており、展開一つ。

マルカシェンクは下見に出て来ないと評価不能というのが正直なところ。下見さえ良く見せれば、もっといえば歩様さえスムーズなら走れるが、中々それが難しい。連覇狙って休み明けというのは、調整過程に何かしらの無理も掛かり易いだけに...。

先行馬ではトーホウレーサー。休み明けの前走福島戦だったが、太く見せた割に出脚が抜群に速かった。先行有利の馬場で最後はかなり苦しくなったのは確かだが、あの出脚だけは評価したい。ただ、2走目の反動が出易いパターン。サッパリのケースも充分。

馬単
13=12 13=1 13=5 13=16

サマー2000シリーズ第3戦第45回農林水産省賞典小倉記念(GⅢ)

このレース、今年のこの路線で今のところ最弱のメンバー構成だ。ならば単純計算でシンゲンから0.9秒の馬なら充分足りると見て、マストビートゥルーが中心に。阪神でも勝っているが、基本的には平坦得意の馬。決め手で甘いのは確かだが、小回りで器用さ活かしたい。ハンデも計算上1kg軽い。

ハギノジョイフルもハンデに恵まれた。GⅡ戦52kgで3着なら、53kgでも不思議は無かった。課題の距離面も、ベストとは思わないが、器用さは有って、当地のこの条件は結果も出せており。

ダイシンプランが3番手。デビュー当時から脚は持っていたが、ここに来て馬がしっかりして来た。前走、あの勝ち方で55kg止まりなら、悪くないハンデだ。ただ、18頭立ての大外枠は遠過ぎる。乗り方が課題に。

ホッコーパドゥシャも単圏内。前走福島戦は乗り方が消極的だったのと、ハンデ恵まれ過ぎた馬が居た分も。今回、精々1kg位で、極端に恵まれたという馬は居ない。この相手なら真っ向勝負でも通用の馬。

差し決着になった時のクラウンプリンセスにも注目。ハンデ自体は実績思えば妥当だが、どちらかといえば非力さ感じさせる馬が、阪神の坂をこなした辺りに本格化の兆し。距離は若干長いにしても、平坦コースなら。

馬単
8=7 8=18 8=9 8=14

サマー2000シリーズ第2戦第45回農林水産省賞典函館記念(GⅢ)

前走東京戦はGⅠで決め手負けしたヤマニンメルベイユだが、3着粘った前々走福島戦が秀逸。当時は土砂降りで行った者勝ちの馬場状態だったとはいえ、58kg背負ってハナ行けるだけでも立派。この内容思えば54kgは裸同然だ。目標は次走でも、狙い目に。

相手がミストラルクルーズ。前走福島戦は極悪馬場の最内枠。全く競馬にならなかった。それで居て、1kgハンデが軽くなったのは有利。夏場は毎年デキが良く、今年も多少太い以外は例に漏れぬ。どちらかといえば広いコース向きだが、新潟は時計が速過ぎて苦戦の場面も多いだけに、小回りでもコーナー緩い札幌は絶妙の落としどころ。

3番手がマンハッタンスカイ。前走はドリームサンデーに行かせての2番手だったが、今回は枠順が逆になってこちらがハナだろう。脆い場面も多いが、ここらの相手なら性能は上。アッサリも充分。

サクラオリオンも圏内。近走歩様が硬いのだが、元々時計が掛かる札幌、しかも下が渋ったのは願ったり叶ったり。ただ、この枠が遠過ぎる。真っ向勝負で勝てる馬では無いのも確か。

マイネルチャールズは一応の押さえ程度。中山での実績は器用さの裏返し。ダービー4着で、能力面でも決してヒケ取らないところを示した。ただ、抜群のデキに見えた昨年の札幌戦がサッパリの内容。休み明けはどうか。

馬単
10=5 10=4 10=16 10=3

サマースプリントシリーズ第2戦第9回アイビスサマーダッシュ(GⅢ)

唯でさえ難解な一戦が、雨が降って更に難解になったが、馬場適性と枠順からアポロドルチェが一応の中心に。ダートの前々走中山戦は別だが、時計に天井が有るだけで、近走持ちタイム通りには走れている。デキに関しても見た目からは問題無さそう。あとは軽い斤量の馬にやられねば。

例年のパターンならコウエイハート。何といっても51kgが魅力。ただ、サチノスイーティーやテイエムチュラサンは、それなりの速力をレース前から見せていたのは確か。妙に人気になり過ぎている事も有り、過信もどうか。

昨年の覇者カノヤザクラも差の無い馬。ゲートが時々悪いので、前走中京戦の様に内枠の荒れ馬場で出遅れると悲惨な事になるのだが、直線競馬はその点で誤魔化しが利く。ただ、前走はデキが無い様に見えたのも確か。昨年も似たパターンだっただけに一変期待したいところだが...。

アルティマトゥーレも大きな減点材料は無い。前走福島戦にしても、準オープンではスピードが違うと言わんばかりの内容。ただ当然、この相手の1000mで楽には行けない。競った時は2走前に1400mとはいえ脆い面も見せており、この辺りがどうか。

逆にエイシンタイガーは評価を手控えたい。前走中京戦は枠順と展開利が大きかった。このレースに限らず、新潟1000mはトモの甘い馬が不振。早熟な牝馬なら3歳馬で通用するのだが、完成度が低いこの馬の場合は...。

馬単
18=11 18=17 18=12 18=14