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競馬予想 2007年4回京都・4回東京

天皇賞・秋(GⅠ)

今週からBコース使用、メイショウサムソンに期待。出脚が無い馬だと最内枠も却って辛くなる時が有るのだが、この馬の場合は出脚が良いだけに問題は無い筈。ただ、これだけ馬場が悪くなると、飛び道具の台頭も。あくまで連軸としての中心。

相手も当然アドマイヤムーン。今年緒戦の京都戦で59kg背負いながら道悪をこなし、地力強化の一端を見せ付け、前走阪神戦で本物で有る事を証明した。そうはいっても、良馬場でやりたいのは間違い無いだろう。前走で一応負かしているとはいえ、そこがメイショウサムソンとの差に。

一応ダイワメジャーが3番手評価。前走は、内枠が良くなかったという部分は有るが、今春迄の状態では無いのも確か。今回、外枠を得て巻き返しの一戦としたいところだが、上位2頭に真っ向勝負で通用するとは考え辛く。

前売ではソコソコ人気になっているが、穴はチョウサン。前走は前崩れになった面も有ったにせよ、強い内容だった。道悪は未知数だが、目下のデキと勢いで突破も。

馬単
1=12 1=14 1=13

毎日放送賞スワンステークス(GⅡ)

近年低レベルだったこのレースだが、久々にメンバーが揃った印象。渋化残ると見てキングストレイルが中心に。前走中山戦は前圧倒的有利な展開の中、外を回って良く追い込んでいる方。余りに雨が降り過ぎて、内外差の無い馬場状態になっていたのが痛かった。今季はデキ充実。1F延長を味方に、折り合いさえ付けば。

相手はアストンマーチャン。前走中山戦は馬場も味方したが、1200mなら勝って当然の相手。そうはいっても1F延長はそこ迄気にする必要は無いが、中山とは違って京都の道悪は差し馬有利になる事が多い。この部分で割引が必要。

一応この2頭が本線だが、スイープトウショウに一発。衰えを感じる現状に、中間の調整過程も色々有る様だが、メンバー的には一枚抜けた存在だろう。距離も不問。

当然ジョリーダンスも侮れぬ存在に。前走東京戦は内枠の先行馬で決まる展開の中、出脚で前へ付けて大外枠を克服した形。地力強化を示す内容だった。1400mなら3走前の阪神戦が示す様に差すパターンも。あとは馬場だけ。

穴狙いならドラゴンウェルズ。前走中山戦は初の1200mにも関わらず強い内容。折り合いに課題が有るので、距離は短い方が良いのだが、準オープンなら単純に力が上。元々オープンでもと思われていた馬、速い流れで台頭も。

馬単
8=6 8=2 8=4 8=12

菊花賞(JpnⅠ)

距離延長でどうなるかという面は有るが、速い上がりが出せるという観点からアルナスラインが中心に。前走は骨折明けで古馬相手なら悪くない内容。2,3着はともかく、勝ち馬だけなら最近意外に血統がモノをいう菊花賞。アドマイヤベガ産駒という事で頼りなさは有るのだが、今年のメンバーなら。

相手は血統からエーシンダードマン。前走阪神戦にしても、条件戦ながら最後の脚は目立っていて、距離延長で威力倍増のシーンも。馬振りも、フサイチホウオー辺りともヒケを取らぬ最上位クラス。少しでも上がりが掛かる展開なら差し込む。

当然それを負かしたデュオトーンも要注意。出脚は結構速いのだが、ゲートがどうも不安定。勝負根性の有る馬で、追い比べならとは思うが、そこ迄持ち込めるかどうか。

前へ行く組ではホクトスルタン。この枠が課題になるが、出脚は有るので最低でも2番手には付けられる筈。ただ、寸の詰まった造りで、スムーズに競馬出来てこそのタイプ。少しでも擦られると苦しいが。

同じく前へ行くアサクサキングスも警戒。こちらは逆に出脚が無いのだが、この馬より内の馬に行きたい馬が居らず、案外ハナへ行ける可能性も。折り合いには全く不安の無いタイプで、出して行けるのも長所。

馬単
12=5 12=14 12=17 12=10

サウジアラビアロイヤルカップ富士ステークス(GⅢ)

今春は阪神への輸送に失敗し、状態面取り戻せずに終わったエアシェイディが、立て直して巻き返しの一戦に。ただ安藤騎手、この馬に乗る時は妙に大事に乗るシーンが目立つ。昨年と違って、外枠では無い分競馬はし易い筈だが、良い脚が長く続かないタイプなのは間違い無い。

2番手以下も混戦だが、一応筆頭格はマイネルシーガル。前走中山戦は位置取りと4角外を回された分。今季のキングストレイルは本物の様で、それで3着なら悪くない内容。ただ、本来は出脚の有る馬で、この枠なら先行策も可能。

シンボリグランも性能上位。今季デキが良いのも特徴なのだが、折り合い面不安有るにも関わらず、デキが良いから折り合いが付く形。そうはいっても、そこ迄切れる訳でも無く、東京マイルの大外枠は不利だが、この相手なら。

押さえがトウショウヴォイス。前走は壁にブチ当たった印象も有ったが、1〜6着馬がここへ出走なら本命クラスの馬。差し馬故の危なっかしさは有るので、出脚が要るオープンでどうかだが、前走の敗戦で人気落ちは確実。

馬単
7=4 7=16 7=14

秋華賞(JpnⅠ)

展開面微妙だが、デキが一番良さそうという点でダイワスカーレットを中心に据えるのが無難な予想。前走阪神戦は、ハナへ行かされ、競馬に進歩が無い気もしたが、抑える余裕も有って完勝は完勝。ただ、前述した様に展開面が微妙。先行激化ムードも有って。

狙いは追い込み馬。筆頭格はベッラレイア。まあ、そうはいっても最後方からではキツいのだが、大外ブン回し一辺倒だったデビュー当時よりは、から出脚も使える様に。前走阪神戦で馬体が増えて出て来たのも成長を窺わせる。展開で逆転へ。

一応ウオッカが3番手。マイルは短い印象も有るのだが、2000mなら当然力量は最上位。枠が遠いにせよ、出脚も有って自在に運べるのも確か。ただ、前走阪神戦で妙に行きたがっていたのが気になる。ああいうパターンは気持ちが切れた状態。一息入れて何処迄精神面戻っているか?

1頭大穴を挙げるとヒシアスペン。どちらかといえば前に行くタイプだが、まだ馬場の良い京都でこの最内枠はベスト。ダートで勝って来た馬だが、そこ迄トモにパワーを感じさせるタイプでは無く、むしろ芝向き。古馬相手に1000万勝ちは例年の穴パターンだ。

馬単
13=11 13=16 13=1

デイリー杯2歳ステークス(JpnⅡ)

人気は無さそうだが、ホッコービクトリーが狙い目。前走阪神戦は出遅れたのを無理に出して引っ掛かった分の負け。その割には良く踏ん張っていた。馬振りはここでも上位。極端な競馬が当たるこのレース、追い込みに徹して。

相手も追い込みシャランジュ。前々走新潟戦はフケの影響との事で案外だったが、前走の瞬発力が本来の姿。ガサが無い割に造りもしっかりしているのも好感。コーナーさえスムーズに回れば。

逃げるマルブツイースターも要注意。前走小倉戦は馬場の悪い内を通らされるというハンデも有ったが、スピードで圧勝した。この相手なら押さずともハナへ行ける筈で、単騎押し切りも。

馬単
9=7 9=10

室町ステークス

一発長打的側面も有るが、アグネストラベルが狙い目。出遅れ常連の馬だが、京都は何故か毎回ゲート五分に。京都に良績多いのはその分だろう。近走長い距離を使われて来たが、ベストは1200m。ゲートさえ五分なら好位から競馬出来る出脚も有る。

相手もヒネッてゼンノトレヴィ。現級では頭打ちの内容が続いているが、デキがそんなに悪いとは思えない。中途半端に先行して甘い競馬が続いているので、1200mに変わって差す競馬なら新味も。

人気見込まれるハーベストシーズンも圏内。ただ、前走阪神戦はゲート出てくれたが、近走出遅れが多いのは不安。この斤量とコース実績は魅力だが。

馬単
7=8 7=9

農林水産省賞典京都大賞典(GⅡ)

前走阪神戦は一戦級との差が出たポップロックだが、そうはいってもGⅡなら力量上位。しかもここは例年の大賞典よりメンバーが軽い。適距離で巻き返しの一戦に。

次位接戦だが、トウショウナイトが筆頭格。今春は、デキ自体が一息だったが、自力で動いて5着に粘った前走京都戦の内容が光る。あとは状態面だが、目黒記念や宝塚記念を使わず休養に当てたのがプラスに出ると見て。

3番手がデルタブルース。内弁慶ならぬ外弁慶的傾向の有る馬だが、このメンバー先行馬が居らず、ハナへ行ける利が有る。ただ、この中間一頓挫が。状態面は微妙。

一応の押さえがインティライミ。前走阪神戦は流石に力が違った印象だが、元々細手に映る馬が馬体減で出て来たのは気掛かり。その前走は相手に恵まれた感も有り、下手に人気になる様なら却って危険。

馬単
3=1 3=2 3=6

夕刊フジ杯大原ステークス

毎年この開催の度に述べているが、開幕週こそ差し馬が狙い目。そこで中心はブレーブハート。前走中山戦は重賞で出遅れて厳しかったが、馬振りそのものはオープン級。前々走にしても中山の前有利の流れで差し届かなかっただけで、むしろ良く来ている方だろう。京都で一押し期待。

相手はフィールドベアー。決め手の数字だけならブレーブハートに分が有りが、現級上位の馬。前走札幌戦にしても負けた相手が重賞好走のサイレントプライドでは止むを得ぬ。ただ、これも馬インフルエンザ禍に巻き込まれた馬で、状態面課題。

3番手がカネトシツヨシオー。前走小倉戦は馬場と逃げ馬が残る展開に泣いたが、これも現級なら上位の馬。出脚が無いのは課題になるが、差しが利く馬場で浮上注意。

馬単
10=1 10=2