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競馬予想 2007年2回小倉・2回新潟

関屋記念(GⅢ)

レースでリズム悪いパターンが多いカンパニーだが、闘って来た相手が相手。56kgも実績思えば裸同然だ。この距離は1F短いが、距離適性が下に有る馬よりはマシ。鉄砲も比較的利く。

相手はニシノナースコール。前走もソコソコ走ったが、ダートが本質では無くあくまでここへの叩き台だろう。勿論コース実績は言わずもがな。ただ、意外に持ち時計が無い。極端に時計が速くなると突っ込み切れない危険も。

持ち時計を言えばアンブロワーズ。転厩して一時期の不振が嘘の様に立ち直った。意外に良い脚を長く使えるタイプで新潟は向きそう。ただ、一気の相手強化と枠が内過ぎる嫌いが有るのでこの点がどうか。

シンボリグランも押さえるが、あくまで一応といったところ。カンパニーの項で述べた様に、距離適性の短い馬がそれ以上距離をこなすのは逆のパターンより苦しい。折り合いに難が有って、この外枠も良い方に出ない可能性が有る。良い脚が一瞬で、直線の長いコースも課題に。

馬単
6=9 6=2 6=15

小郡特別

昇級馬が人気になりそうだが、降級ルミナスポイントが中心に。一息入ったのがどうかだが、近走ガレ気味だっただけに悪くはなっていない筈。大外枠だが、直ぐ内にテイエムカゲムシャが居て競馬し易い。芝も問題無いだろう。

次位も実績上位トーワユメジ。骨折明け2戦目になるが、前走外を回された割にはそれなりに詰めていた。出脚が無いのが課題になるが、少しでも時計が掛かる馬場になって来たのは良い傾向。前崩れなら。

軽ハンデ組ではハナへ行けそうなプライムアクトレス。前走は外枠と休み明けの分行き切れなかったが、今回この2つの条件が2つ共好転。出脚さえピリッとすれば結果は付いて来ると思うのだが。

馬単
16=7 16=6

サマー2000シリーズ農林水産省賞典小倉記念(JpnⅢ)

混戦だがハンデが利くと見てニルヴァーナに期待。それ迄は決め手甘い印象も有ったのだが、前走下が渋っていたとはいえ、切れる脚が使えた。ここは行きたい馬が居ないメンバー構成で、その気にならハナも可能。2階級特進のチャンスと見たが。

相手は昨年の覇者スウィフトカレント。道悪でも走らぬ訳では無いが、競馬を投げるケースも多く、基本線は時計勝負の良馬場。ただ、昨年は内を突いた利が有って、展開に恵まれた面も。決め手を武器にする馬でハンデも課題。

押さえがメイショウカイドウ。ハンデも厳しかった前走だが、それ以前に福島戦を休み明けで勝った反動が有った。同近だから楽では無いが、むしろ休み明けの方が良い結果が期待出来るかも。

馬単
3=5 3=8

宮崎競馬100年記念

3歳馬ウインルーセントを中心視。詰めの甘い印象も有ったが、前走の圧勝でイメージ一新。時計が速いだけに、内枠で出脚がしっかりしているのも、競馬のし易さに繋がろう。3連勝期待。

相手は実績上位サンライズレクサス。前々走東京戦はデキが本当では無かった分だろう。一息入れて立ち直った前走は格が違い過ぎた。ただ、ここは枠が遠い。良馬場で少しでも時計が掛かってくれるのは良いだろうが。

一発はゼンノトレヴィ。前走阪神戦はハナへは行ったものの絡まれて苦しくなった。無論、出脚が甘いから絡まれるのだが、ここは同型フサイチギガダイヤが外枠引いた分競馬はし易くなりそう。逃げ切り迄。

馬単
2=16 2=6

サマー2000シリーズ農林水産省賞典函館記念(JpnⅢ)

デキの良い馬が少ない。前売1番人気は見込まれ過ぎの嫌いも有るのだが、中心はナムラマースになろう。以前から述べている様に、特徴有るトビの馬で、良い脚が長く続く代わりに、流れに乗り切れないと甘い面も有るのだが、このハンデなら格好付く筈。

相手はアドマイヤフジ。前々走東京戦が完璧に運んで案外だったが、前走阪神戦はポップロックに最後迄食らい付き、復調気配が窺えた。実績からハンデは止むを得ぬだろう。デキの分も大きいとはいえ、距離も延ばすと意外に甘い面が有り、この位の方がベスト。

3番手がシルクネクサス。能力的に見て、ここでもむしろ厳しい位だとは思うが、普段イレ込む馬が、滞在の効果なのか前走は落ち着いていた。56kgも比較上有利とは言えぬが、馬場は向きそう。

馬単
1=2 1=11

西日本スポーツ杯

多少枠が遠いのがどうかだが、狙いはミッキーコマンド。前走阪神戦は大幅馬体増だったが、極端に太い印象も無く、成長分も相当有るだろう。1回叩いて実績有る小倉。歩様に力強さが出て来た今なら然程影響無いのかも知れぬが、平坦で前進期待。

相手はマッチメイト。こちらは単純に格上的存在。ただ休み明けで最内枠。ゲートが決まれば問題は無いが、そこ迄出脚の良い馬でも無いだけに、少しでも後手を踏まされると前半のロスが終いに応える。当地も好走例多いが、デビュー2戦目の未勝利を別にすれば連対は全て二桁馬番。

セレスダイナミックにも注目しておきたい。休み明けで状態面解らぬが、オープンからの降級というのは大きい。追い込み一手で時計掛かってこそのタイプだけに、この中間の降雨も好材料。

馬単
17=1 17=16

サマースプリントシリーズアイビスサマーダッシュ(JpnⅢ)

軽量馬が好走するイメージが強いのか、人気割れ加減だが、前売1番人気でもこのオッズなら過小評価と見てジョイフルハートを中心視。ダートを主体に使われているが、芝でも全く問題は無い馬。近走は斤量に泣かされていて、56kgで競馬出来るのが良い。外枠引いて一気の逃げ期待。

軽量馬という観点からはクーヴェルチュール。春は奮わなかったが、決してデキが悪かった訳では無く、距離が長かった面が大きい。今回この内枠と道悪がどう出るかだが、道悪が軽量馬有利に働くなら。

押さえがサチノスイーティ。このレース2年連続好走が無いのだが、この馬の場合は人気関係無く走るタイプで、そういう面で嫌われるなら却って狙い目。ダートは小細工で来ている感も有るが、芝ならスピードを生かす競馬が出来る。この辺りの器用さも道悪で有利。

馬単
15=3 15=9

九州スポーツ杯

毎年述べている様に開幕週こそ差し馬が狙い目。ただ、開催が危ぶまれる程の台風が接近。まあ、台風は意外に降雨量は少ないというパターンも多いのだが、逃げ有利と見てエイシンチャンドラに期待。前走中京戦は前半のペースも速かったが、バトルブレーヴに早目に来られる展開も応えた。当地に実績有り、現級勝ち。この頭数なら。

相手も先行馬ニルヴァーナ。前走阪神戦は、出脚でやられ好位からの競馬も、決め手が無くて雪崩れ込んだだけで終わった。兄ゴールドアリュールがそうだった様に、ハナがベストというよりは自分でペースを握った方が楽に競馬出来るというタイプ。その意味で、後続が差し辛くなる道悪は良いだろう。あとはこの馬自身の道悪適性だけ。

良馬場時の本命はリメインオブザサン。突っ込み切れない競馬が多く、出脚,決め手共甘い印象も有るのだが、この相手なら性能上位。前走福島戦の馬体減は然程気にならないが、勝てる相手で伸びあぐねたのも確か。良馬場でも過信は。

馬単
8=3 8=4