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競馬予想 2007年3回阪神・2回福島

プロキオンステークス(GⅢ)

メンバー恵まれワイルドワンダーが中心に。今季デキが有って、1400mの方が折り合い面で気楽に乗れる。外枠有利のこのレースで、この枠も良いだろう。ただ、ダートの追い込みが3回連続で決まるかどうか。1倍台の単勝オッズも見込まれ過ぎ。

オフィサーが相手。今年に入って出脚が来て成績が安定。ここ数走は枠が遠く、出脚が活かせなかった印象も。今なら内枠を好枠に変えられる筈で、砂を被っても気にしない気性。1200mは忙しく、1400mもベスト。

リミットレスビッドも単争い圏内。58kgが他馬との比較上不利だが、前走浦和戦を別にして、今年はずっと58kgを背負いながら悪くない内容。その浦和戦がデキ落ち加減に見えたのがどうかだが、デキさえ上向けば。

馬単
12=4 12=3

ストークステークス

七夕だからなのか、7枠に人気馬が集中。その中では比較的人気の無いガブリンの先行策が中心に。休み明けになるが、そこは気の良い先行馬だけにといったところ。出脚は確実に一番速く、単騎が濃厚。何よりも闘って来た相手が違う。

相手はマルカジーク。サンデーサイレンス産駒独特のノドが怪しさが付き纏う馬だが、持っている決め手は最上位。前走東京戦は休み明けにせよサッパリだったが、荒れ馬場は元々が得意では無い。良馬場なら一変。

3番手がタガノバスティーユ。何故か1200mでしか走らないが、トビが大きくて追い込み一手。その意味では1400mの方が競馬はし易い筈。世代限定戦だったとはいえ、一応重賞勝ち馬。条件戦なら何とかしたいところ。

馬単
12=4 12=3

ラジオNIKKEI賞(JpnⅢ)

昨年からハンデ戦に。その昨年はハンデ戦にした意味をあまり感じなかったが、今年はこれが利いて来ると見て、54kgフェザーケープを狙う。前走京都戦は重賞にしてはメンバー低調だったが、枠順に殺された印象。下見の気配は良くなっていて、デキ自体は問題無い筈。小回りを懸念する向きも有るが、コース適性最優先といわれる福島の割に、そうでは無さそうな馬も結構勝っていて、この時期ならまだ関係無い。

相手は56kgでもクランエンブレム。東京戦を除外になって出走した前走は、時計こそ馬場が味方した面は有っても、完勝と言って良い内容。芝で連勝でも馬体はダート馬なのだが、この時期に古馬相手で1000万条件勝てる馬は出世する馬が多く、器の違いでハンデ克服のシーンも。

ここからは差が有る様な気もするのだが、その中ではハイソサエティー。勿論ハンデを背負わされている位だから実績は上位。芝で負けたのも展開乱れに乱れたJpnⅠ戦。ただ、この時でも緩んだ様に見えたのだが、前走東京戦は更に+6kg。馬体重は鍵に。

馬単
12=4 12=3

灘ステークス

再度の馬場渋化が課題になるが、前走中京戦でも期待したスマートストリームがここでも地力上位と見て本命視。その前走は東京2100mの後で、小回りに対応出来るかどうかが課題になっていたが、意外な程スムーズに競馬出来ていた。今回阪神に替わって、追走も更に楽になろう。ハンデ据え置きで一押し期待。

次位はゼンノトレヴィ。前走中京戦は内枠のエイシンロンバードに先手を取られて苦しくなった形。ただ今回は、内枠を得てしかも先手取れる組み合わせになった。ハンデが相変わらず見込まれ加減なのはどうかだが、取り敢えず自分の競馬が出来そうなだけでも。

地力を言えばメイショウシャフトも差の無い存在。暫く適鞍が無い為か連闘になるが、前走福島戦は当地巧者カオリノーブルに上手くやられた印象。外枠でずっと外を回された分も応えただろう。今回再度の外枠だが、差す脚はしっかりしていて阪神なら立ち回り一つ。

馬単
12=3 12=13

宝塚記念(GⅠ)

難解だが、有馬記念と同じ予想手法を採ればポップロックが中心に。前走東京戦はトップハンデながらメンバー恵まれて完勝。力の違いを示した。この距離も、乗り間違いながら2着に来た3走前の京都戦の内容から問題は無い筈。前述した「有馬記念と同じ予想手法」というのは消耗度の少なさ。この点でも優位に。

消耗度という点では疑問符付くが、アドマイヤムーンが対抗格。咋秋の東京戦辺りではまだ最上位クラスとでは差が有る印象も有ったのだが、今年初っ端の京都戦で荒れ馬場の中59kgを背負って勝った内容が秀逸。前述した様にポップロックが競馬を失敗したとはいえ、現に負かしている。前走香港戦はあくまで外枠と展開。

3番手がメイショウサムソン。シャドウゲイトやアサクサキングスが居て、これらに乗れるのは有り難いのだが、そうはいっても阪神2200mは内枠有利。距離短縮は良いのだが、前走京都戦はハマッた感も有って、昨秋にはポップロックに完敗。無論、当時とはデキが違うのだが、少なくとも前走の相手が弱かったのは確か。

馬単
5=6 5=17

グリーンステークス

休み明け,ハンデ,道悪、色々悪条件有るが、フサイチジャンクが負けられぬ。昨秋京都戦はデキが無く、同じく中山戦は前の馬が落馬、昨春東京戦は馬場と枠順、そして中山戦は外差し決まらぬ展開と、負けた4戦全てに敗因が有る。勿論、世代最上位の馬では無かった分も有るのだが、条件戦なら大威張り。

次位争い接戦だが、実績馬キョウワスプレンダが筆頭格。昨秋はデキも一息だったが、それ以前に展開も悪かった。逆に前走中京戦はバトルブレーヴが早目に動いて押し切る悲惨な競馬になったが、最後の脚は目立っていて、直線長いコースならと思わせた。距離も数を使っていないだけでこなせる筈。

一発はマチカネウマジルシ。休み明けに展開、時計の速い馬場も距離が短いだけに余計に応えた印象。この中間降雨が有って、距離延長。高齢馬という事も有るのだが、これもここなら実績上位。

馬単
1=7 1=3

マーメイドステークス(GⅢ)

軽量馬の一発も怖いが、この相手でこのハンデならライラプスで足りる。ダートも走らぬ訳では無いが、一応は参考外にして良いだろう。大きい着順も多いのだが、あくまで相手関係だけで、メンバー軽ければ確実に上位に来る手堅さも魅力。近況好調のフレンチデビュティ産駒。勢いも加味して。

相手も松田国英厩舎シェルズレイ。昨秋の京都戦ではライラプスとやり合って共倒れになる場面も有ったが、流石に同じ轍は2回も踏まないだろう。ここは何が何でもというタイプが居らず、行ったきりも充分。

当然コスモマーベラスにも注目が集まる。ただ、前走東京戦がJpnⅠ戦だったとはいえ、好位に居ながら伸び切れなかったのは若干の不満が。デキに関して決して悪いとは思えず、昨年後半からワンランク上の競馬を見せていたのだが、このハンデでも有り微妙な面も。

あくまで超大穴だがニホンピロブリュレを押さえたい。前走新潟戦が休み明けで大幅馬体増だったが、それ迄が細かった面も有った。歩様面スムーズになっていて、デキ自体はむしろ良い方。この距離はあくまで使っていないだけ。出脚が甘いだけに逆に真価を。

馬単
6=1 6=11 6=2

安芸ステークス

先行有利と見てアントニオマグナムが中心。枠が遠いのは気になるが、ここなら出脚は抜けた存在だろう。近走はハナに拘らない競馬も多いのだが、行き切っての一人旅に期待。

相手も関東馬エアアドニス。前走東京戦は一息入って1400mの分、差しに徹する競馬になったが、1200mでもソコソコ行ける出脚は有る。実績通り、この距離の方が競馬し易く、少しでも前が速くなる様なら。

3番手がナトゥーア。この中間は不安説が流れているのがどうかだが、出脚悪くなく、アントニオマグナムに行かせて2番手なら良い位置取りだろう。前走阪神戦は1400mで終いが甘くなったが、1200mなら一踏ん張り。

馬単
12=4 12=6