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競馬予想 2019年1回阪神

第67回阪神大賞典(GⅡ)

シャケトラ◎。前走中山戦は1年以上の長期休養明けでの勝利。昔なら2走目のポカを案ずるところだが、しっかり出来ていただけに余程問題はないだろう。3000m超は実績ないが、一昨年の京都戦に関しては出遅れて仕掛けて行ったのが裏目。ゲートさえ五分でスムーズなら。

ソールインパクトは前走東京戦が勿体ない競馬。直線で前外に馬が居て、中々進路がなかった。道中で多少力んでいた点が気にならないでもないが、3000m超2回目となるだけに、慣れは見込める。

リッジマンが3番手。前走中山戦はGⅠ別にして、前々走は完勝といえる内容。距離適性だけならこのメンバーでNo.1。ただ、その前々走はアルバートが取消。相手が強くなってどうかという面は残る。

大方、この3頭の競馬とみるが、一発が有るならヴォージュ。中短距離は別だが、長距離となると、最近、意外と人気薄の逃げ切りが少なかった中で、久々に決めた。今回も単騎は間違いなさそう。序盤をスムーズに運べる様なら。

馬単
10=6 10=2 10=8

第33回中日スポーツ賞ファルコンステークス(GⅢ)

毎年、マトモに決まることが少ないレース。要は脚を使うタイミングで結果が左右される。一瞬の脚という意味ではドゴールに期待。前走東京戦に案外感がない訳ではないのだが、ゲートを出て行かせたのが良くなかった印象も。今回は矯める競馬で本来の末脚発揮。

対抗はグルーヴィット。ダートで2戦2勝だが、現状だとトモが緩い様な印象すら有り、明らかにダートは本質ではない。攻め馬も結構動いており、素質は相当。芝で何処迄脚が使えるかやってみないと何ともいえないが、このメンバーなら突き抜けても驚けない。

同じことはジャパンスウェプトにもいえる。前走中山戦は挟まれて後方。そこから外を回して追い込んで来るパターンは有っても、滅多にないダート1200mでのイン強襲劇だった。直線は砂を被るのを嫌がりながらだっただけに、芝の方が間違いなく良い筈。1400mで折り合いさえ付けば。

ローゼンクリーガーもこのメンバーなら通用の目は有りそう。前走阪神戦はGⅠだった上に、外枠から早目に動いたのが差し決着の展開で宜しくなかった。1400mに戻るのも良い筈で、内で脚を矯められれば。

馬単
11=13 11=10 11=4

第55回金鯱賞(GⅡ)

夏競馬の様な実績馬か上昇馬かという争いだが、後者を上にとってエアウィンザーに◎。尤も、デビュー当時から高い素質を評価されていた馬で、気性的問題なのか本気で走っていないだけ。マトモに走る様になった近走が本来の姿だ。特に前走阪神戦は圧勝といえる内容。馬場の良否を問わない点も安心感が有り、ここも勝ってGⅠへ。

対抗はモズカッチャン。前走中山戦はソコソコ人気を集めながら伸び切れなかったが、直前の雨が応えた印象で、力そのものは牡馬相手でもそれ程差はない。今回も雨予報は有るものの、前走程は悪くならない筈。あくまで立ち回り一つ。

下が悪くなる様ならタニノフランケルが台頭。ウオッカ産駒らしく馬格で走るタイプで、良馬場になると決め手で脆い面も有るのだが、雨が降れば先行力が生きる。今回は差し馬が多く、道中で楽をさせて貰えそうなのも好都合。

アルアインも実績上位。強敵相手でもソコソコやれる力の持ち主だが、基本的にはマイラー。2000mは乗り方を工夫する必要が有る。ただ、気の強いタイプで雨が降るなら大歓迎。

馬単
8=12 8=5 8=10

ローレル競馬場賞第37回中山牝馬ステークス(GⅢ)

毎年のことながらこれで繁殖という馬も多く、勝負気配が良く分からない面も有るのだが、確実に気合が入っているのはフロンテアクイーン。一時の何でも2着という状況ではなくなったが、前走にしても、出遅れながら先行してハイペースを追い掛けた割には良く踏ん張っている。1800mも適距離の筈で、今回辺りは押し切り迄。

アドマイヤリードが対抗。前走に案外感がない訳でもないのだが、ガサのない馬だけに力の要る馬場は合わず、牡馬相手にパワー負けした印象も。斤量は変わらずだが、今回は限定戦。その前走よりは時計の出る馬場になっており、セコく立ち回って。

1番人気となりそうなノームコアも勿論軽視し辛い。前走中京戦はスタート直後に躓いて後方。大外へ持ち出さざるを得ない展開の中で良く追い込んで来た。2000m以上の方が競馬し易い気もしないでもないが、その前走は馬体も緩かっただけに叩いての上積みも見込める。

逆に距離短縮が吉と出そうなのがウラヌスチャーム。出脚で好位に取り付いたものの、道中は壁がなかったことも有って結構行きたがっていた。今回は飛ばす馬が居て、ソコソコ流れそう。折り合いさえ付けば台頭充分。

馬単
7=1 7=2 7=9

第56回報知杯弥生賞(GⅡ)

サートゥルナーリア不在で、興を殺がれた感もない訳ではないが、このメンバーならラストドラフトで何とかなりそう。中山向きの出脚の速さが有って、道中も何とか折り合いが付く。特に前走は3角過ぎから後続に来られて厳しい展開になりながら、最後は突き放していた。母マルセリーナは一瞬しか脚が使えない馬だったが、息子は別馬。ここも通過点に。

ニシノデイジーは馬体に馬の底浅さが見え隠れするが、それでも高いレベルで好走しているのは、内枠時の立ち回りの上手さで凌いでいるからこそ。今回も2番枠と、馬自体がツキを持っている感も。

ブレイキングドーンは前走中山戦が案外だったが、太目が祟った印象も有る。前走京都戦の段階で太かったが、初の東上で輸送を考慮して少しゆったり造ったら、思いの外減らなかった形。ただ、逆にいえば輸送減りしないのは長所。今回は同じ轍を踏まない様、目一杯に追っており、変わり身に期待。

雨予報も有り、今年は妙に時計の掛かる馬場だった京都で強かったサトノラディウスが押さえ。前々走で中山も経験しており、ランフォザローゼズとほぼ互角の競馬。ディープインパクト産駒にしては、多少反応の鈍い部分が気にならないでもないが、雨なら誤魔化せる筈。

馬単
1=2 1=8 1=4

第26回チューリップ賞(GⅡ)

ダノンファンタジーに◎。決め手一本の馬で休み明け等、色々懸念材料は残っているものの、トライアルにしては頭数が少なくなったのは幸い。特に最悪のパターンも考えられる最内枠だが、この頭数なら捌ける筈。

対抗シェーングランツも頭数減を歓迎するクチ。前走は内枠からの捌き損ねが敗因。末脚に持続力は有る馬だが、その反面、器用さはない。ダノンファンタジーとは0.3秒差だったが、スムーズなら大差はなかった。枠が替わって逆転も。

前述2頭は既に賞金面で本番への事実上権利を持っているが、ドナウデルタはここがメイチの勝負。実力的にはそれ程見劣るとは思えないのだが、ここ2走は牡馬相手に変なところへ突っ込んでしまい消化不良の競馬。今回は外枠。距離損は有ってもスムーズに運んで何処迄。

有力どころに差し追い込みが多く、逃げそうなメイショウショウブの残り目も押さえておきたい。前走は差し有利な展開になったが、前々走京都戦はアドマイヤマーズを相手に0.1秒差と良く踏ん張っていた。下見で気負う割に折り合いが付くのも長所。

馬単
1=6 1=12 1=5

第63回阪急杯(GⅢ)

本番は1200m、今回は1400m。それだけでも波乱が多いのだが、珍しくフルゲートになったことで更に難解になった。無難な本命という意味ではダイアナヘイロー。前走が人気薄で、今回はマークがキツくなることは間違いないのだが、これだけ頭数が揃うと後方から差して来るのも中々難儀。1400mの方が競馬し易いタイプでも有る。

ミスターメロディが一応の対抗。能力の絶対値でダイアナヘイローに負けるとは考え辛いが、まだまだ競馬が下手。前走にしてもマトモなら勝っていた中で、引っ掛かっていた。外枠は良し悪し。スムーズに運べるというメリットは有るが、掛かると悲惨。

この相手ならレッツゴードンキも軽視し辛い。明らかに衰えが見える状況では有るが、フルゲートになるとソコソコ出脚が有る最内枠は有利。ズブくなってもいるだけに、これも現状は1200mよりも1400m。

穴中の穴はスマートオーディン。気性的にどうしようもなかった中で、前走京都戦は何とか我慢して走ってくれていた。距離短縮は勿論プラス。多頭数は間違っても歓迎しないのだが、力が力だけにそろそろ結果を。

馬単
14=16 14=1 14=17