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競馬予想 2019年1回京都

第35回東海テレビ杯東海ステークス(GⅡ)

流石にインティには逆らい辛いところ。新馬を落とした以外の5連勝は何れも圧勝とケチの付け様がない。特に前走京都戦はリアンヴェリテが捨て身の先行策で、それ迄と違ってハナではなかったのだが、スムーズに折り合えていた。左回りは多少怪しいという話は有るものの、圧倒的能力差が有りそう。

古馬では一昨年の覇者、グレンツェント。とはいえ、その後は不遇を託っているのだが、前走東京戦は休み明けとしては悪いデキには見えなかった。単純に上がりの速い競馬が合わなかっただけだろう。中京の良馬場なら上がりはそれなりに掛かる筈で、台頭充分。

アンジュデジールは評価が難しい。前走は内枠から最高に運んだ結果の4着。ルヴァンスレーヴが強過ぎたといえばそれ迄だが、馬券圏内は確保しないと値打ちがない。インティとの兼ね合いも鍵となりそう。

昨年2着のコスモカナディアンも押さえる。昨年はテイエムジンソクがブッちぎる展開で、好位勢は苦しかった筈だが、1頭だけ良く踏ん張っていた。その後はやや案外ということにはなるが、冬場に良績集中しており、そろそろ一発有っても。。

馬単
4=1 4=7 4=10

第59回京成杯(GⅢ)

前走、500万ながら同じプラットフォームで勝ったシークレットランを素直に本命に。その前走は妙に人気がなかったが、ゲート直後に他馬と接触して出脚を殺されながら途中で動いて勝ち切る強い内容。伸びの有る歩様としっかりした馬格も好感が持てる。

対抗は同レース2着のランフォザローゼズ。好位で流れに乗れたが、4角で前が壁になり、更に外をシークレットランにフタされる展開になったのが痛かった。直線は多少前が狭くなった場面も有り、2歳馬だけに逡巡したのは致し方ないところ。改めての期待。

軸には推し辛いが、ナイママも圏内。前走東京戦は引っ掛かって競馬にならず。前々走札幌戦、更にニシノデイジーとの比較からこのメンバーなら底力は一枚上。あとは如何に折り合って力を出し切るか。

前走東京戦にイマイチ感は有るものの、カテドラルも見直したいところ。甘目に見るなら、馬群の中での競馬で、多少引っ掛かっていた面は有った。今回は行こうと思えば行ける組み合わせ。単騎逃げなら。

馬単
9=5 9=10 9=6

第66回日経新春杯(GⅡ)

週が変わってどうかだが、先週の傾向は洋芝の草丈が長く、異様に時計が掛かっていた京都芝。その条件で最も得意といえそうなのがノーブルマーズ。前走東京戦は例のレコードの中、キセキをマトモに追い掛けて失速。流石に参考外だろう。58kgを背負って3着だった昨夏阪神戦だけ走れば勝ち負け必至。

対抗はガンコ。こちらも近走不振だが、時計が掛かった方がベストだろう。昨秋の内容だけをいえばノーブルマーズよりマシという見方も出来る。内枠から先行出来る利も大きそうで、自分の競馬さえ出来れば大崩れはしない筈。

明け4歳馬ではグローリーヴェイズ。ただ、強い世代という評価になっているといはいえ、マトモに強いといえるのはアーモンドアイとダートのルヴァンスレーヴ位で、ブラストワンピースを筆頭に展開に恵まれた馬が多かった面も。とはいえ、前走は大外枠に泣かされた上で、そのブラストワンピースと0.1秒差。GⅡなら勝っても驚けない。

逃げるメイショウテッコンも押さえておきたい。出脚が微妙で行けるかどうかは相手次第ということになるのだが、ハナさえ行ければそれなりに渋太い。特に積極策が多いガンコの藤岡佑介騎手に競られなければ。

馬単
16=13 16=1 16=11

第35回フェアリーステークス(GⅢ)

有力馬に除外された馬が多く、近年稀に見る低レベル。何が勝ってもおかしくないのだが、1頭マシな馬を挙げるならアマーティ。骨折明けとのことだが、3か月で戻って来る位だから大したことはなかったとみたい。色々課題も有った重賞3着でも、この相手では実績上位。あとは外枠をどうこなすか。

対抗はグレイスアン。低レベルの象徴が馬体重で、殆どの馬が450kg以下だが、490kg有るこの馬が馬格的には一番しっかりしている。新馬の前走東京戦はゲートを決めてスムーズに行き過ぎた感も有っただけにどうかだが、再度の好発ならパワー生かしての粘り込み充分。

フィリアプーラは前走の切れが鮮やかだった。尤も、数字の上では上がり3F35.4秒と平凡。それだけ時計の掛かる馬場だったということで、今回も条件的には全く一緒ということもいえるのだが、この手の馬が毎回同じ脚を使えることが少ないのもまた事実。

押さえがアクアミラビリス。前売1番人気になっており、これも確かに前走東京戦の決め手は光ったが、最後は内ラチにモタれていた。力さえ出し切ればアッサリでもおかしくないが、下見ではテンションの高さを覗かせる場面も有り、この人気なら疑ってみたい印象も。

馬単
16=13 16=1 16=11

第53回日刊スポーツ賞シンザン記念(GⅢ)

牝馬がこのレースを勝てばジェンティルドンナかアーモンドアイ級ということになるのだが、ドナウデルタがそこ迄の馬ではないとしても、今年のメンバーなら本命に。前走は外に出そうとしたところで壁が有ったのが敗因。

対抗も牝馬でパッシングスルー。新馬はフルゲートの中枠から若干ゲートで後手に回る厳しい展開。しかも、一時は内外前に馬が居て、気も遣う形だった筈。コーナーで外へ持ち出し、そこから動いて行って勝ち切ったのだから強い。初の長距離輸送さえこなしてくれれば好勝負必至。

ゴータイミングの前走東京戦は引っ掛かったのが全て。気性的な問題は血統故ということになりそうだが、少なくとも力負けではない。今回は枠が替わる点も好材料で、折り合い一つ。

押さえがアントリューズ。お世辞にも迫力の有る勝ち方ではないのだが、道中余計なことをしないセンスが有って、追ってから一瞬の脚が有るのが長所。今年は競馬が雑な馬が多いだけに、器用さを生かして。

馬単
6=9 6=4 6=5

第57回スポーツニッポン賞京都金杯(GⅢ)

一長一短の組み合わせ。昨年は外からの追い込みが決まったが、毎年のパターンでイン有利と見るならサラキアが本命。前走にしても明らかに一線級とは差が有る内容なのだが、器用さは、間違いなく持っている。それ程パワーが有るタイプではなさそうなだけに、53kgと斤量が軽くなるのも歓迎。

カツジは前走が好内容。3連単1-2-3で決まる展開の中で、16番枠から猛然と追い込んで来た内容は勝ちに等しい。東京戦でイレ込んでいたのが前走は落ち着いていた点も好感が持てる。ただ、サラキアとは違い、それ程器用なタイプではない。ハマるかどうかはやってみないと。

ロードクエストは実績馬。カツジ同様に前走は外枠に泣かされたクチ。それでも17着には負け過ぎ感も有るのだが、京都は矯めて乗られないとダメなことが分かったのは収穫。再度の外枠は厄介だが、乗り方を変えてどうか。

穴中の穴はスマートオーディン。折り合いが付くかどうかが全ての馬だが、前走東京戦で抑えが利かなったのは休み明けの影響も有るだろう。ただ、昨夏よりはデキ自体は上向いた。使って折り合いさえ付けば。

馬単
2=3 2=17 2=9