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競馬予想 2018年2回阪神

第78回皐月賞(GⅠ)

ダノンプレミアムが回避したことで一気に混戦。自分の競馬が出来るという意味ではジェネラーレウーノが狙い目。前走は大外枠だったが、出脚が速く、スッと2番手を確保。折り合いも付いて、トビが大きい点にも好感が持てた。そう速くなる組み合わせにも思えず、先に抜け出しさえすれば何とかなる筈。

タイムフライヤーは前走が精彩を欠いたが、スローに泣かされた面も有った。2歳時は成績上安定していたものの、追い込み一手でポカが有るのは致し方ないところ。能力に疑う余地はなく、マクる形さえ出来れば。

勿論ワグネリアンも勝機充分。前走もダノンプレミアムには負けたものの、脚を測る乗り方は出来たという見方も出来る。ただ、差し一手の馬が内枠。押し出された1番人気というのも良い材料ではない。

押さえがジャンダルム。前走は完敗の3着。ただ、器用さが有るのは救いで、この馬にとって2000mは正攻法で乗ると長いのだが、内枠を生かせる競馬は出来そう。ロスなく立ち回れば大崩れはしない。

馬単
10=1 10=2 10=3

第27回アーリントンカップ(GⅢ)

距離が長いのは間違いないのだが、このメンバーならタワーオブロンドンで何とかなりそう。前走はそれなりにレベルが高く、ダノンプレミアムはだけでなく、2着ステルヴィオも前走中山戦で勝っており、また4着ケイアイノーテックも先週が惜しい2着が有った。折り合いが付いていても伸びなかったのが逆にどうかだが、乗り方の工夫で対応出来る筈。

同レース5着のダノンスマッシュが対抗。前走中京戦に物足りなさは有ったのだが、出遅れて流れに乗り損ねたのが響いた感も有る。仮に出遅れても、外枠ならリカバーし易い筈で、雨も歓迎。

インディチャンプも前走は悪くない内容。ダノンスマッシュ同様、出遅れて、行きたがってと若さが出た格好。ただ、出脚は速く、マイルに替わる点は間違いなくプラス。前々走京都戦も出遅れているだけに、再度出遅れた時がどうかだが、岩田騎手も3走目で癖は掴めている筈。

押さえがエアアルマス。正月の京都戦を取り消して、走ってみないと分からないというところだが、跛行程度ならもっと先に使えた筈で、ジックリ仕上げて来たと見たい。兎に角未勝利の内容が圧勝。あの脚ならここでも通用の目は有る。

馬単
6=13 6=2 6=10

第78回桜花賞(GⅠ)

中々それで決まらないとはいえ、予想を組み立てる上ではこのレースは安定感を重視したいところ。その点では馬格が有るラッキーライラックが最も有望だろう。前走も文句なしの圧勝。負けるとすれば最内枠が仇となった時。あまり良い枠ではない。

対抗はアーモンドアイ。小ぢんまりとした馬だが、レースに行くとキレにキレる。前走京都戦は馬場が悪かっただけに、尚のこと決め手が光った。ペースと頭数が替わってどうかという点は有るのだが、逆転が有るならコレ。

もっと穴を探すなら逃げるコーディエライト。前々走は大外枠で行き切れず、前走はスタート直後に躓いており、敗因は明白。ゲート内が喧しいので確実に行けるかどうかがそもそも微妙なのだが、五分なら楽逃げ持ち込めるだけの出脚は有る。

プリモシーンも馬券的に押さえたいところ。フェアリーステークス組は馬券になった試しがないのだが、前走は実に強かった。5着トロワゼトワルがその後に東京で勝った点も間接的にこの馬の評価を上げている。外枠も苦にはしないだろう。あとは乗り役が最近乗れていない点がどうか。

馬単
1=13 1=11 1=15

第61回サンケイスポーツ杯阪神牝馬ステークス(GⅡ)

昨秋はサッパリに近かったソウルスターリングだが、立て直しさえ叶えば牡馬相手でも互角以上に戦えるだけの器。他との2kg差も馬格でクリア出来ると見たい。サッパリといっても前走東京戦7着は2400mのスローで引っ掛かってのモノ。折り合い面でプラスに働くマイル戦はベストの舞台でも有り、本来の力さえ発揮すれば。

対抗はリスグラシュー。前走東京戦は完全に一皮剥けたといえる内容。どちらかといえば3歳時は外を回っていることが多かった中で、前走は馬群を割って来た点も評価出来る。ソウルスターリングとは2kg差。これで負ける様だと次走への望みが断たれる位の気持ちだろう。

ミスパンテールも今年に入っての上昇馬。前走は得意と思える舞台ではなかったが、単純に格が違った印象も。前々走中山戦から登坂力が優れており、阪神でも昨春にソウルスターリングの2着。2強に割って入りたいところ。

押さえがアドマイヤリード。馬格のない馬だけに、ムラ駆け傾向は仕方がないところだが、その中で休み明けの成績が特にヒドい。東京戦を使って、厄は払ったことで前走以上を。内枠も望むところ。

馬単
6=3 6=11 6=2

第62回大阪杯(GⅠ)

阪神2000mの適性をいえばアルアインが本命。道中、前向きな走りをする馬で、2000m辺りがベスト。その点では前走京都戦も良く走った方だろう。GⅠ昇格となって、ペースが上がって持続力勝負になってくれるなら更に歓迎。馬場の良否を問わない点も強調出来る。

対抗が同厩舎のサトノダイヤモンド。前走中京戦は前の組に上手く運ばれた格好。追い出して一瞬の反応が鈍い気もしたが、最後は脚を使っている。アルアインの様に、ハイペースを歓迎するかどうかは微妙だが、叩いてシャキッとすれば。大崩れはしない筈。

スワーヴリチャードは消極的な3番手。前走中京戦は鮮やかだったが、途中で動いたのが上手く行った感が強い。ペースが上がってくれれば折り合いの懸念が消えるということになるが、どうしても内にモタれる癖が有り、特に右回りはヒドい。

大穴中の大穴がヤマカツライデン。GⅠということでペースが上がる想定だが、良くメンバーを見渡すと徹底先行タイプが少ない。この馬が行き切れば楽な形に持ち込める筈で、万が一の逃げ粘りに警戒しておきたい。

馬単
8=2 8=15 8=12

第50回ダービー卿チャレンジトロフィー(GⅢ)

あまり人気がなさそうで、昨年の覇者ロジチャリスが狙い目。前走は前で決まる競馬となり、元々キレる脚がないだけに、仕方がないところ。今回は遮眼革着用して本来の先行策となりそう。この馬より内枠に先行馬が少ない点、今の時計の掛かる馬場もこの馬に味方する筈。

グレーターロンドンが対抗。昨秋から何か歯車が噛み合わなくなっているが、要は追い込みに徹した方が良いということが分かったのが前走東京戦ということになるのだろう。リスクは有っても、今回は待機策となりそうで本来の豪快な末脚に期待したい

キャンベルジュニアは中山マイルでこそのタイプ。とはいえ、前走阪神戦も内で詰まっていた中で、0.7秒差と、それ程悪い内容ではない。昨年55kgで2着の馬が、今回同斤というのもかなり恵まれた。

押さえがマルターズアポジー。58kgは背負わされて当然の実績で、このメンバーなら断然の実力馬。ただ、58kgは出脚に影響する。少し枠も外になった感が有り、序盤を楽に運びたいところ。

馬単
10=4 10=3 10=13

第48回高松宮記念(GⅠ)

実力最上位はレッドファルクス。前走阪神戦は休み明けで多少緩さが残っていた上に、展開と枠順の綾で仕掛けが若干遅れた面も有った。今回も微妙な枠になってしまった面は有るが、叩いての上積みは大きい筈でスムーズに運べさえすれば。

昨年の覇者、セイウンコウセイが対抗格。58kgを背負ってハナへ行けた様に、良い時の出脚が戻っている。それでもファインニードルに完敗ということで微妙な面は有るのだが、57kgに戻って、今回最内枠が当たったのも好材料。自分の競馬に徹して何処迄。

穴は香港調教馬のブリザード。昨秋中山戦が5着だったが、スタート直後にパッチンを食らってのモノで、スムーズだったら馬券圏内有った。今の低レベルスプリント路線なら充分通用して良い。中山よりは中京の方がスムーズに運べる筈で、その点でも有望。

勝つ迄は厳しいのだろうが、レッツゴードンキも連勝式には絡めたい。本当のベストはマイルなのが勝ち切れない原因だが、スプリントだと折り合いが付いて気持ちが切れずに走れる。前走東京でダートを使った影響がどうかだが、馬に戸惑いがなければ。

馬単
6=1 6=3 6=8

第65回毎日杯(GⅢ)

年明け初戦ということになるが、闘って来た相手が違うと見てシャルドネゴールドに期待する。新馬が3着、2走前の中山戦が2着とこの馬に先着した馬が3頭居る形となるが、ロックディスタウン、タイムフライヤー、ジェネラーレウーノと、後に全て重賞を制覇。前走阪神戦も正攻法の強い内容で、何とか勝って東上したいところ。

ギベオンもセンスを感じさせる。前走東京戦はゲートでチャカついて出遅れたものの、後方で折り合いを付けて、直前も追い出しを待てるだけ待つ余裕も有った。フォームも全身を使えたディープインパクト産駒らしいモノ。新馬でこの条件を制している点も強調材料。

ブラストワンピースも前走東京戦が4馬身差の圧勝だった。シープスキンノーズバンド着用の馬で、頭が高い面は有るのだが、休み明けでも2400mが保ったということで絶対能力が高い。まだ明らかに馬が緩いのだが、そんな馬だけに一戦毎の上昇度も大きい筈。

押さえがユーキャンスマイル。前走京都戦は勝つには勝ったものの、直線はかなり内にモタれていた。ただ、+10kgで出て来た様に、馬は間違いなく成長している。500万上がりが主力となる1戦だけに、この1か月で更に良くなっていれば勝ち負け。

馬単
4=5 4=1 4=7