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競馬予想 2017年4回京都

第156回天皇賞・秋(GⅠ)

パンパンの良なら違う選択肢も有ったが、道悪になるならサトノクラウンが不動の本命。前走阪神戦は色々展開が味方した感も有ったが、不得意だった筈の阪神で一変。本格化成ったと見たい。東京2000m内枠を得たのも大きい。

キタサンブラックも対抗以下には落とし辛い。前走阪神戦は、前々走京都戦で激走した反動が有った上に、他馬のマークもキツかった。単騎で行けさえすれば逃げ粘りも充分だが、喉鳴りとの話も。

ヤマカツエースは前走札幌戦が案外だったが、人気を背負って勝ちに行った競馬が裏目に出た格好。恐らく札幌の洋芝も合っていなかった。道悪自体はこなせる筈で、普段通りの競馬で巻き返したい。

ソウルスターリングも前走は競馬がマズ過ぎた感も。最内枠から押し出される形でハナへ行かされてしまい、慣れない競馬で上手く行かなかった。今回はハナということはなさそうで、上手く折り合いが付けば。道悪は微妙だが、それはそれで斤量面での恩恵がクローズアップされて来る。

馬単
2=7 2=5 2=9

第60回毎日放送賞スワンステークス(GⅡ)

能力最上位と見てレッツゴードンキ◎。折り合い面課題の馬で、1400m自体はこなせても1200mからの参戦というのがマイナスに出る可能性も高いのだが、内枠を引いて何とかなりそう。54kgも有利で、しっかり勝っておきたいところ。

対抗がセイウンコウセイ。休み明けにしても、前走中山戦がダラしなかったが、ゲートで安目を売って流れに乗れなかった面も有った。内枠で出脚を使ったのも裏目に出ていただろう。レッツゴードンキとは対照的に斤量は気になるが、元々は前で流れに乗って堅実に走れるタイプで、このメンバーなら押し切り迄。

サングレーザーはクラシックを諦めたのが正解。昨年暮れの中山でも2000mですら多少長い印象が有ったが、短距離での決め手はオープンでも通用するモノを持っている。ただ、前走阪神戦は少し細く映った。道悪も余り良い様には見えず。

毎年穴は逃げ馬で、今年ハナへ行きそうなのはダノンメジャー。先週、豪雨で内目の馬場が悪くなった面は有ったが、この中間は芝を刈っており、時計は速くなりそう。あとは1400mでの出脚が通用するかどうか。以前は1800mでも長い印象だったが、前走小倉戦の勝利で距離適性が変わった感も有った。

馬単
2=11 2=3 2=15

第78回菊花賞(GⅠ)

色々な経緯も有ってここに出走して来なかった馬も多いが、能力最上位はミッキースワローで疑う余地がない。前走中山戦は、春からの成長が有ったというよりも、乗り役が替わってやっと本来の実力が出し切れただけ。若干枠が遠いのは気になるが、それでも力量の違いで。

波乱が有るなら内枠の先行馬。ウインガナドルには注目せざるを得ない。2走前福島戦のセダブリランテスとの比較から、多少能力面に疑問も残るのだが、今年のメンバーなら逃げ粘りが有って不思議はない。前走新潟戦はタツゴウゲキのプレッシャーに負けた感も有ったが、今回は楽逃げが濃厚。

先行馬ではないが、スティッフェリオも枠の利が大きい。全身を使った走法で、距離面の不安はないタイプ。前走中山戦は外枠から先行してミッキースワローの餌食となったが、あの競馬は馬を強くする内容。もう一押し有れば、対ミッキースワローでも互角の闘いが出来る筈。

キセキは追い込み一手がネック。とはいえ、前走阪神戦は捌くのに手間取った面も有り、対レイデオロではそこ迄差がないという見方も出来る。雨が降って前崩れ展開となる様なら台頭。

馬単
12=2 12=3 12=13

第20回富士ステークス(GⅢ)

それ迄詰めの甘かったグランシルクだが、前走中山戦は完全に一皮剥けた内容。仮に道悪だったとしても、過去にはソコソコ走っており、大きな減点材料とはならない筈。勢いに乗ったステイゴールド産駒だけに、連勝充分。

対抗はイスラボニータ。前走は直線で馬群に包まれ不完全燃焼。このメンバーなら実績上位だ。ただ、あまり雨が降る様だと、道悪自体はこなせても58kgが悪影響を及ぼす可能性も高い。出来るだけ馬場が乾いて欲しいところ。

エアスピネルは中々結果が出ないが、取り敢えず前走札幌戦に関しては2000mでの正攻法の競馬が上手く行かなったということはいえる。マイルは前々走東京戦で追い込みに徹して5着。当時4着グレーターロンドンとの比較から、ここへ入れば力量面では互角以上。あとは勝ち運だけ。

穴を何か1頭探すならサトノアレス。前走函館戦は、2000mが長かったのと、小回りに慣れていなかった面が出た印象。少なくとも2走前の函館戦で見せたパフォーマンスから、2歳時よりは成長している。東京マイルなら特に問題ない筈。

馬単
11=15 11=6 11=1

第22回秋華賞(GⅠ)

雨予報も有って微妙だが、安定感を買うならアエロリット。前走札幌戦は出脚の違いでハナへ逃げる形となったが、今回も最内枠を得てハナか2番手になりそう。折り合いが付く上に、世代屈指のスピードが有るのが微力。良馬場ならほぼ不動の本命。馬場が渋って何処迄粘れるか。

土砂降りになればファンディーナの馬力を見直す手も。前走阪神戦にしても坂が上れなかっただけで、何時もの回り脚の速さは見せていた。前向き過ぎる気性がネックといえばネックだが、道悪ならむしろその方がプラス。叩いて踏ん張りが利けば。

ディアドラも前走中山戦は文句なしの内容。前半1000m通過は61秒台のスローだったが、そこからが持久戦となり、大外をマクって制した。道悪の京都2000mもこういった展開になり易い。差し台頭の展開なら有望。

リスグラシューも安定勢力。前走阪神戦は我慢比べの展開となり、休み明けの馬にはキツい展開となった面も。馬自体は+4kgでも非力な印象がなくなって成長している。道悪自体もパワー勝負にならなければこなせる。

馬単
1=16 1=14 1=7

日・アイルランド外交関係樹立60周年記念 第65回アイルランドトロフィー府中牝馬ステークス(GⅡ)

海外遠征帰りということで、飛ぶ確率の方が遥かに高そうだが、他に適当な馬も居らず、ヴィブロスが本命。雨が降りそうな予報になっており、前走道悪で後方から牛蒡抜きした点を評価したい。尤も、戦績は明らかに叩き良化型だが。

アドマイヤリードも道悪は上手い。今春東京戦は単にセコく乗ったのが当たっただけで、前走札幌戦が実力という気もするのだが、3走前の阪神戦が驚きを与える競馬だった。ただこれもガサがない馬に56kgと条件的には楽観視出来ない。

馬場さえ乾けばクイーンズリングが突き抜ける可能性が高い。春一連の競馬は道悪適性のなさを示した気もするのだが、能力のこのメンバーなら最上位。昨年も春はイマイチの戦績で秋に結果を出した。パターン通りなら連覇も。

押さえが逃げるゲッカコウ。同じく前走札幌線で逃げる形だったクロコスミアは好位で競馬出来るタイプで、枠を考えてもこの馬がハナへ行く筈。能力的には多少足らないが、展開の利は享受出来そう。

馬単
1=7 1=4 1=6

第52回農林水産省賞典京都大賞典(GⅡ)

シュヴァルグラン◎。前走阪神戦は逃げの手に出たが、馬が戸惑って大敗。何処迄、話が付いていたか定かではないが、キタサンブラック包囲網の片棒を担いだ格好で参考外。2200m自体もこの馬には短かっただろう。2400mなら適距離の筈で改めて。

スマートレイアーはベテランになって競馬が上手くなった。かつては追い込み一手だったが、数年前の東京で逃げの手に出て以降、どんな競馬でも出来る様になっている。距離の融通性もそれ以来利く様になっており、開幕週で時計勝負になる様なら器用さが生きてくるだろう。

サウンズオブアースも実績上位。前走札幌戦の評価が難しいが、2000mで先行したのが裏目に出たというのは間違いないところ。そもそもゲートが不安定だが、今回も内枠の横山典弘騎手ということで発馬が五分なら同じ手に出ることになるだろう。前走の経験が生きるなら勝っても不思議はないが。

新興勢力ではトーセンバジル。こちらは前走が新潟2000mだったが、距離不足は明らか。新潟のスローでも競馬にならないのだからある意味筋金入り。尤も、3000m超だと追い込み一手の脚質が災いしている感も有る。今回と次走予定の東京2500mが勝負。

馬単
3=2 3=4 3=8

第68回毎日王冠(GⅡ)

昨年末阪神戦、今春東京戦と白帽で2戦2勝のソウルスターリング。近代競馬で内枠は単純に有利だが、前に馬を置いて折り合いを付けるという意味でもこの馬に合っているといえるだろう。今春東京戦はジェンティルドンナ級のパフォーマンス。古馬相手でもGⅡレベルなら。

対抗はマカヒキ。昨年のダービーは全てが上手く行ったというのが正直な印象で、今春の微妙な着順はこんなモノといえばこんなモノ。ただ、東京中距離の決め手勝負となれば話は別。矯めるだけ矯めてブッ放せばGⅠでも突き抜ける決め手を秘めている。

新興勢力ではグレーターロンドン。追い込み一手では有るが、前走は重賞すら初チャレンジという状況の中で4着。充分足りるところを示した。1800mが久々なのが一応の懸念材料ということにはなるが、頭数が少なくなったのもこの馬には有利に働きそう。

リアルスティールは何時走るのか良く分からない部分も有るが、1800mで東京なら何とかしたいところでは有る。基本的には外国人ジョッキーの方が馬が動く印象も有って。

馬単
1=2 1=7 1=8

第3回サウジアラビアロイヤルカップ(GⅢ)

今年も渋化残りそうだが、逃げそうなハクサンフエロに期待してみたい。前走中山での未勝利戦は外枠から出脚でハナへ立っての逃げ切り勝ち。シルポート産駒らしいところは示した。恐らく全く人気にならない筈で、配当妙味込みの本命。

重賞好走馬ではテンクウ。まだ体力不足を感じさせる新潟戦では有ったが、それでも追い出しての反応は新馬より明らかに良くなっていた。間隔を開けて乗り込まれているだけに体力強化している筈で、今年のメンバーなら通用しても。

ダノンプレミアムは前走阪神戦が圧勝。馬自体が良かったが、道中は多少行きたがりながらも、直線は馬場の良い外へ持ち出されると後続に4馬身差。あとは6月下旬以来となる実戦がどうか。間違いなく賞金も欲しいところだが。

シュバルツボンバーは新馬でダノンプレミアムに1.2秒差の完敗だったが、叩いての上積みは大きかった様で中京で未勝利を脱出。レコードのオマケも付いた。力の要る馬場になってどうかという面は有るが、馬場さえ乾けばダノンプレミアムとは五分の勝負に持ち込める筈。

馬単
5=14 5=3 5=2