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競馬予想 2017年3回中京

サマーマイルシリーズ第1戦 第65回トヨタ賞中京記念(GⅢ)

今年に限らず難解なレースだが、連軸としての期待はダノンリバティ。昨年のこのレースが5着だったが、ダートを使っていた時期が有り、当時は芝に戻って4戦目。それ故か、多少機動力のなさが有ったのだが、その後は先行力も付いて、競馬が上手くなっている。昨年より若干メンバーが強化されている感も有るが、同じハンデ56kgなら、少なくとも4着以上には来れる筈。

対抗はブラックムーン。ここ2走は32秒台の上がりで届かなかったが、流石にこれで馬を責めるのは可哀相。展開が敗因で片付ける外ない。ただ、中京の外枠で追い込みとなると、極端に外を回されるケースも少なくない。特にハンデ戦は馬群が密集し易く、危険が高まる。今回も展開が鍵。

安定株ではグランシルク。ゲートがアテに出来ないので、乗り役も展開が組み立て辛く、それ故勝ち切れないが、末脚は堅実。今年は妙にデキが良いのも特筆出来る。あとは距離。マイル自体はこなすが、距離延長という臨戦過程が感心しない。

押さえがケントオー。昨年3着馬だが、少し捌き損ねた感は有り、展開一つで2着が有った内容。前走阪神戦で伸びを欠いたが、未勝利脱出のピンク帽を除けば白か黒帽でしか勝っておらず、内枠でしか走らないタイプ。休み明けの影響さえなければ白帽で昨年以上を。

馬単
10=15 10=6 10=2

サマー2000シリーズ第2戦 農林水産省賞典第53回函館記念(GⅢ)

この相手ならツクバアズマオーで何とかしたいところ。東京だとサッパリなのは輸送に弱いとのことで、美浦から中山がギリギリ。函館に良績が有るのも決して小回り向きという訳ではなく、滞在が大きいとのこと。そんな状態だけに外枠も悪くないだろう。前走の2500mは長く、2000mも適距離だ。

タマモベストプレイも強敵相手と闘って来た。ゲートで安目を売った前走京都戦は度外視するとして、前で流れに乗れれば渋太いタイプ。今回、久々の2000mがアダとなる危険は有るのだが、実績を考えると56.5kgは恵まれたといえそう。勿論、平坦も歓迎。

一発はヤマカツライデン。先行激化が予想される組み合わせになったが、徹底先行タイプとなればこの馬しかいない。外枠からでも気合を入れて行けば他馬は引く筈で、序盤で楽が出来る様なら粘り込みも充分。

一応の押さえがサトノアレス。前走は2着と同タイムながら、一応完勝といえる内容。クラシック路線はイマイチアテにならない部分も有ったが、マトモに走れさえすればソコソコの力を持っていることは示せた。ただ、2000mが若干怪しいのと、内を捌く競馬が出来るかどうか、この2点に疑問が残る。

馬単
11=14 11=15 11=1

第22回プロキオンステークス(GⅢ)

夏場の高齢馬を狙ってもロクなことがないのが相場だが、このメンバーなら昨年4着のブライトラインで足りると見て本命視。前走東京戦は直線で挟まる不利が有ってのもので参考外。外枠自体も悪くなく、56kgに軽くなるのも上積みといえる。更に近走出脚が強化されている点も強調しておきたい。

対抗はカフジテイク。勿論決め手だけならNo.1。57kg止まりならアッサリ勝たれても不思議はないが、この手の追い込み馬が一息入るとサッパリになっているケースも少なくない。連の軸に期待するのは危険。

ベストマッチョも圏内。前々走がマイル戦で行き切れず、前走東京戦は1400mでハナと、出脚にムラが有るのだが、行けさえすれば渋太い馬。ここは徹底先行タイプが居らず、内枠でも有り何が何でも行く一手。芝スタートさえクリア出来れば。

大穴は3歳馬レヴァンテライオン。ダートは2走前に中京戦を走って8着。ただ、道中の行き振りは悪くない様にも見えた。終いが甘かったのはイレ込んでいた影響も有っただろう。函館帰りと使い方は若干雑だが、一度コースを経験しているのは大きい筈で、落ち着いて流れに乗れさえすれば一発有って不思議はない。

馬単
14=8 14=2 14=10

サマースプリントシリーズ第2戦 第53回CBC賞(GⅢ)

難解な一戦だが、このメンバーなら3歳馬で足りると見てタイムトリップに期待してみたい。ここ2走は微妙な着だが、差しに回っても最後が甘くなっていた様に見えた。中山で勝っている様に登坂力自体には問題なく、1200mで一踏ん張り利かせて。

セカンドテーブルもこの組み合わせなら何とかなりそう。これも近走に案外感は有るのだが、3走前の京都戦3着が見直せる。先着されたのはダンスディレクター,セイウンコウセイだったが、0.2秒差なら大威張りだ。先行激化の展開が濃厚だが、好位で上手く脚を矯める展開に持ち込みたい。

ティーハーフも単級。前走京都戦は掲示板止まりだったが、別定58kgを背負って上がり32.8秒だから不可抗力。展開が敗因だ。春のGⅠ4着は馬場が特殊過ぎて評価の対象から外すとしても、夏場は得意にしており、1kg減で前進必至。

もう1頭挙げるならメラグラーナ。前走はサッパリだったが、これは道悪が全て。本来なら出脚が有る筈の馬が、それすらなかった。中山に良績集中しているが、トビが大きいので中京はこなせる筈。当時、歩様が落ちていただけに、一息入れたのも良い方に出そう。

馬単
15=14 15=2 15=3