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競馬予想 2017年2回京都

第34回フェブラリーステークス(GⅠ)

どれもイマイチ決め手に欠く感が有るのだが、東京マイルの実績を考えればコパノリッキーの巻き返しも充分だろう。ここ3走に案外感も強いものの、現状は2000mが長く、距離は言い訳になる。マイルで単騎なら今でも渋太い面を持っている筈で、あとは展開次第。少なくとも芝の出脚は持っている。

対抗はモーニン。こちらも昨秋は一息のレースが続き、良く分からない部分を残す。ただ、昨年の覇者でも有り、これも東京マイルはベストに近い条件に好転。大井戦や前哨戦をスキップしてここ一本に備えたのが良い方に出れば。

一発はカフジテイク。前走はかつてのブロードアピールを彷彿とさせる様な大外一気の追い込み劇。近走はⅠも含めて大崩れなく走っており、今年のメンバーなら勢いはNo.1だろう。どちらかといえば良馬場の方が安定感が有り、馬場も味方しそう。

似た様なことはサウンドトゥルーにもいえる。決め手に磨きを掛けて中京戦で待望のGⅠ制覇。ここ2走がもう一つだが、中京戦で勝ったことで警戒された面も有る筈。広い東京なら大崩れはないだろう。あとは使い詰めで状態面がどうか。

馬単
4=6 4=10 4=1

第52回京都牝馬ステークス(GⅢ)

例年以上に馬場状態が悪く、コース取りで明暗が分かれそう。無難な本命はレッツゴードンキ。かつては気性面で苦労したことも有ったが、大分大人になって、コンスタントに力が発揮出来る様になっている。前走中山戦はハンデ戦で56.5kgだったのが、今回は別定戦で55kg。この点も有利。

対抗はアルビアーノ。これもこのメンバーなら実績上位。古馬になって以降、GⅠに近付いたという意味では断然に近い。ただ、昨秋はややパフォーマンスを落とした印象も有り、衰えも感じるところ。馬格が有るので馬場はこなすのは間違いないが...。

決め手だけならアットザシーサイドがいいモノを持っている。馬場さえ良ければ内枠も有利に働く筈だが、この馬場でコース取り次第となりそう。フルゲートでも有り、馬群を捌くのは至難。勝つか負けるか、結果は極端になりそうで、文字通りの単穴。

押さえがウインファビラス。前走中山戦の上位2頭は一応重賞クラス。限定戦なら通用する計算は成り立つ。尤も、前々走は出遅れが響いての5着で、既に足りることは示している。大外枠だが、ゲートを決めて先行出来れば。

馬単
10=4 10=2 10=18

第110回農林水産省賞典京都記念(GⅡ)

例に依って開催そのものが微妙だが、一応良馬場で想定すればマカヒキになるか。ただ、昨秋は仏国遠征で成長度が良く分からない面も有る。初戦は超スローの上に相手が低調、前走は掛かっていた。今回も低調といえば低調だが、東京戦を何とか勝ったのが唯一の金看板で過信は禁物。

逆転の一番手はミッキーロケット。折り合いが付いて競馬に癖がないのがセールスポイント。前々走だけ内にモタれていたが、ハミを替えた前走は問題なかった。馬体に迫力がないので底力に疑問も有るのだが、勢いが有るのは何より。このメンバーなら少なくともマカヒキ以外には出来る筈。

サトノクラウンは昨年の覇者。その昨年は発表こそ重馬場だったが、実質的には不良馬場。兎に角悪かった。今回は雪でどうなるか微妙だが、少しでも渋って決め手を殺がれる馬場状態になれば。

毎度ながら逃げるヤマカツライデンが穴。条件は皆一緒とはいえ、順延で+14kg。ベストの状態ではなかっただろう。今回は順延にさえならなければ絞れている筈。この枠で1角迄の距離が短くなる2200mも悪くない筈。もう一踏ん張り期待。

馬単
3=9 3=6 3=2

第52回デイリー杯クイーンカップ(GⅢ)

無難な本命はフローレスマジック。前走は中段で動くに動けない展開。馬群の中は不慣れだっただろうが、直線はしっかり脚を使って2着確保。勝ったリスグラシューも強かったが、真っ直ぐ走っていた点に好感が持てた。厳寒期で一息入った点がどうかだが、その前走は馬体細化しており、長期的に見ればプラスなのは間違いない。

対抗はアドマイヤミヤビ。重賞は初チャレンジとなるが、牡馬相手にそれなりのところと好勝負を演じており、特に前走はその後GⅢを勝つカデナを完封している。あとは牝馬との相手関係。現3歳世代は明らかに牡馬の方が弱い。また、前々走のマイル戦が少し忙しそうに見えた。基本は2000mがベストかも。

3番手がアエロリット。前走中山戦はハイペースを2番手追走、坂下で一気に抜け出したが、勝ったライジングリーズンの力任せの競馬がハマった格好。ただ、休み明けの+10kgで少し太い印象も有り、今回は叩いた上積みも大きそう。相手関係が多少強化された感も有るが、この馬も前走以上は見込める。

穴はアルミューテン。これも前走は中山戦だったが、外枠から好位追走。流れただけに苦しい展開では有ったが、アエロリットとは0.1秒差。枠を考えればほぼ互角の競馬だ。ここは内枠を引いて単騎に持ち込めそう。直線の長い東京でも、マイペース叶えば。

馬単
6=15 6=11 6=2

第57回きさらぎ賞(NHK賞)(GⅢ)

流石に人気被り過ぎ感も有るのだが、サトノアーサーが本命。前走阪神戦は上がり32.7秒だったが、前でアルジャントゥイユがフラついており、真っ直ぐ走れてない中でのモノ。瞬発力が違っていた。馬体も垢抜けており、昨年のサトノダイヤモンドより現時点の完成度が高い。

対抗がダンビュライト。前走阪神戦が大敗だったが、揉まれ弱い上に、レースが壊れていた面も有って度外視出来る。今回は少頭数で競馬出来るのが何より。勿論、雨予報も大歓迎だろう。ブレスジャーニー0.2秒差の東京戦を見直す手だ。

一発は逃げるタガノアシュラ。出脚がサッパリに近く、マイル戦では全く行けずに競馬させてもらえなかった。1F延長もそうだが、元々少頭数でしかも行く馬は更に少ない。ハナさえ行ければ簡単には止まらない。

押さえがプラチナヴォイス。前走は前で2頭がやり合ってその3番手からだったが、道中が掛かり気味。しかも、自力で前を捕まえに行く形になった面も有った。距離短縮で巻き返しも可能だが、折り合いはネック。

馬単
1=4 1=3 1=5

第22回シルクロードステークス(GⅢ)

何とか馬場状態は保ってくれそうで、ソルヴェイグが本命。前走中山戦の内容からGⅠでも足りるところは示した。ビッグアーサー程ではなかったにせよ、前が中々開かない展開での3着は評価出来るところだろう。器用さが有るのが何より。あとは休み明けがどうか。冬場も昨年案外だった点が気掛かり。

対抗はダンスディレクター。何といっても昨年の覇者で、57kgで勝って57.5kgなら恵まれたといえるだろう。尤も、斤量がこれで済んでいるのはその後が案外だったという面も有る。前走阪神戦は久々に好走したが、完璧に運んでやっと4着。デキには疑問も。

昨年本命に推したネロが3番手。これも57.5kgなら妥当な斤量といえる。GⅠでは少し足りないとはいえ、一連の実績から実力上位。ただ、今回1番人気になりそうで、前走が道悪で鮮やか過ぎた。嫌ってこそ妙味と見たが。

穴は毎度のヒルノデイバロー。追い込み一手で、過去に届いた試しはないのだが、毎回デキは抜群に良く見せる。前走がオープン特別ながら0.7秒差6着。今回はハンデ戦に替わって斤量2kg減。そして何より少頭数となったのが恵まれた。

馬単
5=7 5=10 5=4