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競馬予想 2015年4回阪神

グローバルスプリントチャレンジ第8戦 第49回スプリンターズステークス(GⅠ)

今年は本来の中山開催に戻る。やはり急坂に対応出来るかどうかがポイント。無難な本命はウリウリか。前走阪神戦は道中インでジッとしていた分も有ったが、逃げ馬が残る展開の中、後方からハナ差迄追い込んで来た。あとはどれだけコースロスなく回って来れるか。

逆にストレイトガールは内枠が恵まれたクチ。自身も捌くのは得意としている。牝馬相手だが、春にGⅠを勝ち、このメンバーではスピード上位。ただ、良績が平坦に集中。坂が有っても東京迄。

穴はレッドオーヴァル。前走札幌戦は下げて乗られてインを突く競馬を試みたが、前が開かず、そこから大外へ持ち出す形に。ズボズボの展開でも、直線の短い札幌だけに限界が有った。一時期不振で、前走の段階ではまだ戻り切ってはいない様にも見えたが、更に上積みが有れば台頭充分。

香港調教馬リッチタペストリーも押さえておきたい。春のAerovelocityと比較すればかなり実績的には劣るのだが、日本調教馬のメンバーレベルも低下している。内枠と坂が上れるだけのパワーは有りそうで、時計掛かれば。

馬単
12=2 12=1 12=11

第19回シリウスステークス(GⅢ)

昨年58kgで2着だったナムラビクター。安定して走らないタイプで、本命に推すには心許ない部分も有るのだが、凡走の原因は、揉まれ弱かったり、外から被されると脆かったりといったところ。この頭数ならその辺りの不安要素が露呈する確率は低い。

程度の差こそ有れ、ダノンリバティにも似た様なことがいえる。ただ、こちらはダートが2走のみと経験不足も否めない。特に初戦のレパードステークスは頭を上げて、乗り役は意図的に外を回していた程。惨敗も考えられるところだ。

一発はトウケイヘイロー。近走は芝でサッパリだった為、ダートへ矛先を変えて来たが、今回の阪神2000mや東京1600mといったダッシュが付き易くなる芝スタートの方が確率は高い。単騎なら。

押さえがキクノソル。前走中山戦は1番人気を裏切った形になったが、要は決め手不足。取り敢えず直線が長くなるのと、距離延長も悪くない筈。出脚も怪しいが、その点は外枠が味方しそう。

馬単
3=8 3=5 3=12

第63回神戸新聞杯(GⅡ)

牝馬同様、牡馬も上昇馬を本命に採りたい。とはいえ、キラリと光る馬も見当たらないのだが、強いていえばサンライズセンスか。前走新潟線は今回出走のティルナノーグに0.8秒差の5着と見どころなかったが、スローで引っ掛かっていた影響は有った。下見からイレ込みが有って気性面はネックとしても、馬体の迫力は世代上位。内枠で折り合えば。

対抗は実績上位のリアルスティール。骨折自体は仕方がないのだが、3歳馬迄の故障は経験則上何かしら若い部分が残っていたケースが多い。仮に影響がないとしても、程度は知れていると見るのが妥当。

差し馬ではトーセンバジル。春は決め切れない競馬が続いたが、前走京都戦に至っては上がり32.7秒で7着。良くなっていた矢先だっただけに能力を証明出来なかった。ただ、距離延長と阪神へのコース替わりは間違いなくプラス。状態さえ問題なければ突き抜ける場面が有っても。

その京都戦で勝ったのがアルバートドック。トーゼンバジル程ではないが、こちらも33.1秒で上がっている。ただ、細身で、距離延長自体はプラスに働くとしても、坂は歓迎しない。現状は平坦向きと見ているが...。

馬単
1=5 1=9 1=7

第69回朝日杯セントライト記念(GⅡ)

まだ柔軟性の有る3歳馬だけに、中々結果はそうならないが、中山でやる以上は巧者を本命に推すのがスジだろう。その点で本命はブライトエンブレム。出遅れ癖が有るので、結果だけをいえば中山7,2,4着と微妙だが、回り脚は間違いなく持っている。つまり2200mのコース形態も良い方に出るのでは?

対抗はベルーフ。前走小倉戦の+16kgはほぼ成長分。筋骨隆々の造りで、古厩相手のも迫力負けしていなかった。ゲートを真っ直ぐに出なかったり、道中で力んだり、ソラを遣ったりと、雑な面も多いが、力だけなら互角以上。

人気のサトノラーゼンも大きな減点材料はない。ただ、前走東京戦はサトノクラウンが外を回された分を考えると実質3着。勿論ダービー3着でもトライアルへ入れば本命に推されて当然だが、売れるなら敢えて逆らってみたい気持ちも有る。

穴はジュンツバサ。東京のみしか走っていない馬だが、血統はむしろ小回り向き。未勝利で負かしたサトノメサイアは1000万でもソコソコ走っており、この馬も1000万レベルは有りそう。最近は中山も外から差して来るケースが増えているが、内で器用さ生かせる展開なら。

馬単
12=3 12=6 12=2

第33回関西テレビ放送賞ローズステークス(GⅡ)

トーセンビクトリーは、母がトゥザヴィクトリー、兄にトゥザグローリー、トゥザワールドという良血。その一方で、揃ってシープスキンノーズバンドがトレードマークとなっている様に頭の高さがネックとなる馬が多かった。ただ、この馬は頭も低く、全身を使って走れるニュータイプ。前走小倉戦は1000万ながら、軽く仕掛けただけで完勝。ここも突破が濃厚。

対抗は春の実績馬、レッツゴードンキ。乗るだけで神経を使う馬で、マイルから東京2400mへの延長は流石に無理が有った様子。つまり、今回の距離短縮が良い方に出るのは確実。コーナー2回のコース形態も悪くないだろう。人気落ちの今回は案外狙い目では?

ミッキークイーンは消極的3番手評価。前走東京戦の内容に問題が有った訳ではないのだが、それでもルージュバックが失敗していた面が有っただけに実力最上位という評価は出来ない。結局馬体減のまま走ってしまったのもダメージとして蓄積されている可能性も。

穴は別路線組。中でも上がり最速連発のレーヌドブリエに注目したい。未勝利脱出に時間を要し、春のクラシックには間に合わなかったが、1000万を使わず、いきなりここへ使って来たのも陣営の自信の証。相手なりに走れる馬で、一気の相手強化でも。

馬単
13=8 13=8 13=11

サマースプリントシリーズ第6戦 第29回セントウルステークス(GⅡ)

昨年も述べたが、結局ポストロードカナロアは登場せず。興行面考えると残念な部分も有るが、となると底力勝負というより、条件有利。つまり連覇がが懸かるリトルゲルダに期待してみたい。勿論絶好枠が最大の協調材料だが、前走は恐らく新潟の直千適性がなかった分の5着。56kgの休み明けでも有り、良く走っている。デキ自体も問題ない筈。

対抗は逃げるハクサンムーン。本来ならロードカナロアの穴を埋める筈の馬だったが、精神面にムラが有るのかどうもピリッとしない。ただ、その中で今年2走は最後迄真面目に走れていた。春だけ走れば勝ち負け。

ストレイトガールは攻め馬軽いのが少し嫌われているが、それ以上に条件が整わないと走らないタイプ。要は内枠引かないと3着が一杯。折り合いの付くスピード一辺倒タイプで、どちらかといえば平坦の方が良さそうな馬でも有り。

穴は前走小倉戦でも期待したバーバラ。出遅れたのが痛恨で、強引にマクッて行ったが、内からミッキーラブソングに併せられたロスが痛かった。阪神の開幕週は内が圧倒的に有利で、再度出遅れなら何にもない可能性も高いのだが、五分なら力は互角以上。

馬単
2=7 2=12 2=8