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競馬予想 2015年2回京都

第32回フェブラリーステークス(GⅠ)

連覇に期待してコパノリッキー◎。ホッコータルマエが回避し、メンバー的にも軽化した。課題のゲートも、坂の途中からスタートする中京1800mや砂が深い大井ではなく、芝スタートの東京マイルならサッと行ける筈。理想はもう少し外枠だったが、行き切れれば止まらない。

対抗はインカンテーション。差し一手で展開に左右される面は有るのだが、昨年を通じて秋の方がパフォーマンスを上げており、成長しているのは間違いところ。前走中京戦はグランドシチー程度は捕まえて欲しかったとはいえ、落鉄の影響も有った。東京の外枠でスムーズに運んで台頭。

雨が降って馬力勝負とならないなら、牝馬のサンビスタでもチャンスは充分。限定戦は勝って当然だが、前々走の中京戦でも前残りの展開の中、内を渋太く立ち回っての4着。時計勝負ならもうワンランク上のパフォーマンスが期待出来る。今年、リーディング独走中のクリスチャン・デムーロ騎手が確保出来たのも強み。

ワンダーアキュートもGⅠ好走の常連。昨年の中央2走は馬券から外れているが、中京戦は展開不利、東京戦も6着ながら3着馬とはほぼ差のない位置迄詰めている。年齢が年齢だけに、あまり時計勝負にはなって欲しくないところだが、少なくとも連勝式馬券からは外せないところ。

馬単
4=14 4=9 4=13

第65回ダイヤモンドステークス(GⅢ)

フェイムゲームは昨年の覇者。中山だとポカも有るが、東京の長距離だと堅実に走ってくれる。ただ、58kgのハンデは仕方がないところとしても、大外枠は遠い。馬券圏内は確保出来ると見たが、あくまで連軸としての期待。

対抗はファタモルガーナ。前走中山戦は積極的に攻めて乗られたが、デスペラードが上手く脚元をスクッた形。勝負に負けただけで、比べ馬では勝っていた。昨年は55kgで6着だが、あの内容なら成長していると見て良い。

穴はニューダイナスティ。前走京都戦で勝ったステラウインドも出走しているが、ドスローで完全に上がりだけの競馬になった。ステラウインドとの差は一瞬の脚の差。この馬は新潟や小倉で良績残している様に、ジワジワ脚を使うタイプ。東京なら逆転可能。

ラブイズブーシェは前走中山戦の敗因が不明だが、小回り向きの馬で、コーナーで動かなかったが裏目に出たかも。東京は微妙だが、良い脚が長く使えるのも間違いないところ。距離延長に望みを託したい。

馬単
16=15 16=9 16=8

第108回農林水産省賞典京都記念(GⅡ)

基本的には一騎打ちムードだが、GⅡで分が良さそうなのはハープスター。GⅠでは多頭数となる為、馬格で差が有るこの馬にはやや辛い部分も出て来るが、少頭数なら弱点が消える。昨夏の札幌戦の様に一気のマクりで決めてくれる筈。

加えてキズナはケガ明けなのも課題となる。また、年々重厚感が増しており、良く言えば成長したということになるが、パワー強化した反面、切れ味が落ちている感もなきにしも非ず。単純に厳寒期の休み明けという点でも不利で、1走静観が妥当だ。

3連単のトリ候補としてはハギノハイブリッド。昨秋復帰以降の2走がサッパリだったが、前走は少し動けない場面が有り、脚を余した印象も有った。少なくともデキ自体は戻っているだろう。これも頭数が減るのが有利で、重賞勝ちの京都2200mで巻き返す。

馬単
8=4 8=11

第50回デイリー杯クイーンカップ(GⅢ)

GⅠ組がハイレベルと見てロカに期待。前走阪神戦は最内枠で出遅れ、土中も引っ掛かりと、かなり厳しい競馬になった。2戦目だっただけに競馬を投げていても不思議はなかったが、むしろ8着なら良く走った方だろう。ゲート五分なら今度こそだ。

同じくダノングラシアスもGⅠ帰り。こちらも阪神では少し折り合いを欠いた面があり、伸びなかった。490kgの数字の割にスカッとしたタイプで、力の要る阪神も向いていなかったかも。良馬場の東京で今度は内枠。好位で折り合えば巻き返せる。

別路線組ではメイショウメイゲツ。前走中山戦の評価が難しいが、少なくとも外枠は言い訳になろう。2着のローデッドがマクる展開で4角では待たされる場面も有った。メンバーレベルの問題は有るものの、広いコースも向きそう。

もう1頭挙げるならクイーンズターフ。ここ2走は牡馬相手。しかも道中で細かい不利が有った。特に前走京都戦は内回りの1400mで、勝ったヤマカツエースに外へ張られており、これでは競馬にならない。勝ち上がりはダートだったが、芝に問題はなく、限定戦で東京の末脚勝負なら。

馬単
11=2 11=5 11=12

第55回きさらぎ賞(NHK賞)(GⅢ)

現状、忙しい競馬が向いている様には見えないアッシュゴールド。調教やイレ込みがどうというより、多頭数のマイルで乱ペースになったのが応えた印象。京都の少頭数は前々走でそれなりに走っており、再度ユッタリ乗って同じだけ走れば勝ち負け。

対抗は2連勝のルージュバック。前々走は新潟のスローで参考外としても、前走東京戦は間違いなく圧勝だった。途中で手前は替わっていたが、フォームの中々ダイナミックで素質そのもの高い。

レガッタも新馬が好内容。好位のインで流れに乗って、サッと抜け出す辺りはセンスも有りそう。この血統なので2走目でイレ込む危険がないわけでもないが、落ち着いていれば大崩れはしない筈。

ポルトドートウィユも前走阪神戦は強い内容。ただ、馬が明らかに緩い。それだけに素質は相当なのだろうが、前走のレベルに疑問も生じる。重賞の相手となると過信は禁物だろう。

馬単
4=3 4=6 4=5

第20回シルクロードステークス(GⅢ)

昨年もそうだったが、今年も馬場状態が微妙。ただ、アンバルブライベンは間違いなくスピード上位。前走は牝馬の57kg。斤量自体もそうだが、斤量を意識し過ぎる余り、600m通過が34.9秒とスローに落とし過ぎたのが敗因。昨年6勝の田中健騎手だが、同じ轍は踏まなければ勝てる筈。

エイシンブルズアイも対抗評価が妥当。兎に角それだけアンバルブライベンの力は抜けており、斤量や恵まれた面が有ったにしても勝ったのは評価出来る。ニザエモンの外になるのも叩かれないだけ良さそう。

穴人気しているが、ベステゲシェンクも面白い存在。馬体もスプリンターだが、前走中京戦は初の1200mでいきなり結果を出した。枠順的に後方からの競馬を余儀なくされる点が気掛かりだが、差せる脚は持っている。

もう1頭注目したいのがマジンプロスパー。揉まれ弱いのは昔からだが、この組み合わせならニザエモンとエイシンブルズアイに引っ張って貰ってスムーズな競馬が出来そう。58kgも何時ものことで、この人気と今の京都の馬場なら。

馬単
3=9 3=7 1=10