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競馬予想 2014年2回小倉

第34回小倉2歳ステークス(GⅢ)

例年なら開催後半の1200m戦は外枠一辺倒となるが、今年は極端な内枠有利。内枠で差せる脚が有るゼンノイザナギに期待した。前走はゲートと出脚が怪しかったが、中京1400mからの参戦だっただけにやむを得ない部分も。今回はペース慣れも有る筈で好位から抜け出せる。

枠順関係なければレオパルディナ。傑出馬不在の組み合わせだけに、2勝している事実は大きい。前へ行ける脚が有るので、コースロスもそれ程大きくならない筈。ただ、ガサがないので、雨が降らないのが条件に。

スノーエンジェルも外枠からのハナで出脚は相当に速い。1分10秒台だと勝負にならないのが通常だが、4馬身差で重馬場なら許容範囲。あとは良馬場での時計勝負でどうか。

穴はメイショウマサカゼ。正に最内枠の逃げ馬だ。ダートで勝ち上がったが、重馬場で有る程度のスピードは示した。好位から競馬出来るかどうかは何とも言えないが、芝でもスピード負けすることはなさそう。

馬単
4=16 4=13 4=1

第49回農林水産省賞典札幌2歳ステークス(GⅢ)

北海道場所が開催短縮となり、大物感を感じさせる馬も減った。そこで狙いは遠征勢。中でも強さを感じさせたのはミッキーユニバースだ。洋芝がどうかだが、前走新潟戦は重馬場。少なくともパワーは有る。先手さえ取れれば簡単にはやられない筈だが。

スワーヴジョージは今年初年度でブレイクしているハービンジャー産駒。下見は重厚そうに見えるのだが、レースに行って意外に軽快なのは共通している。あとは小回りの多頭数をどう捌くか。前走は13頭で、今回は14頭と大差はないが、他馬の出脚が違って来るだけに。

マイネルサクセサーは器用さ一本の馬。ただ、前走がプラス14kgだったが、極端に太い印象はなく、成長も感じさせる。あとは枠順と相手関係。器用さ生かすにはもう少し内枠が欲しかったが。

フォワードカフェも出脚は速い。馬場状態を考えると時計は平凡だが、上がりは纏めておりスピードは有りそう。ミッキーユニバースとのハナ争いになりそうだが、単騎なら。

馬単
8=5 8=12 8=1

第34回新潟2歳ステークス(GⅢ)

ハープスターに続き、今年もキャロットファームが連覇を狙ってアヴニールマルシェを送り込んで来た。ハープスター級かどうかはこれからだが、綺麗なトビの馬で新潟向きなのは間違いないところ。先々は別にしても、ここは通過点に出来る筈。

新潟で強かったのはナヴィオン。新馬戦は上位馬が皆前に居た組だったが、1頭だけ違う脚で差し切った。数字上の字面でも、2歳のこの時期に32秒台で差し切ったのは立派の一言。追い比べに持ち込めば。

ミュゼスルタンも前走の上がりが33.2秒と速い。レースでもインから差して器用なところを見せた。ただ、下見で馬っ気を出し、レースでもシープスキンノーズバンドを着用。何処かで難しい部分が有るのも間違いない。スムーズに運べるかどうか。

押さえがブリクスト。中京だけに時計は平凡だが、しっかりしたフォームで末脚は確か。長く良い脚を使ってくれるタイプで、新潟挑戦も当然の決断だろう。あとは時計に対応出来れば。

馬単
7=17 7=4 7=1

サマースプリントシリーズ第4戦 第48回テレビ西日本賞北九州記念(GⅢ)

毎週のことだが、雨の影響がどう出るかが結果を大きく左右しそう。ただ、ベルカントは晴雨兼用タイプ。前走中京戦は初の左回りで外へ逃げる場面が有った。先行馬だけに外枠がどうかだが、右回りなら大崩れはない。

スギノエンデバーは一昨年の覇者にして、3年連続の参戦。勝ち鞍という話になると、一昨年暮れから遠ざかっているが、1200mでは兎に角堅実。以前よりは行ける様になっているとはいえ、基本的には追い込み一手の馬。外枠で少し時計が掛かる馬場と条件も揃った。

ルナフォンターナの前走中京戦は馬場が悪過ぎて論外。ただ、瞬発力身上の馬は馬場が悪いと二束三文になりがちだが、諦めずに走っていた点には好感。根性は有りそう。むしろこの反動を案ずるところだが、1分7秒台の決着なら巻き返すシーンも十分だろう。

リアルヴィーナスも良馬場で巻き返したいクチ。前走中京戦のボロ負けは気になるが、ルナフォンターナの項で述べた様に、体力面で温存出来たとも考えられる。これもマトモな時計で決まる馬場なら。

馬単
17=16 17=2 17=12

サマーマイルシリーズ第2戦 第49回関屋記念(GⅢ)

雨の影響が大きく結果に響きそう。前走中京戦を道悪で好走したミッキードリームが中心となるか。サダムパテックとは底力の差を見せ付けられる形になったが、夏場はデキが良いのも毎年恒例で、広い左回りでもう一丁稼ぎたい。

地力最上位はダノンシャーク。前走東京戦4着は光るが、極悪不良馬場で結果がどうあれ参考外。とはいえ、昨年一連の実績を考慮すれば格上という評価が出来る。今春の阪神戦で1400mが合わずに惨敗しており、マイルでもユッタリ行った方が良い馬。初コースの新潟も問題はないだろう。兎にも角にも馬場状態だけ。

エキストラエンドは東京戦で大敗したクチだが、前述の通り結果は度外視して良い。ただ、夏場を使った経験がない馬で、下見の気配だけをいえば前々走京都戦辺りから少し怪しくなっていた。今年はここ目標とのことだが、果たして...。

前走の着順から3歳馬ではタガノブルグよりショウナンアチーヴの方が人気になっているが、秒差は0.1秒。あくまで立ち回りの差で、能力はショウナンアチーヴの方だろう。中山に良績有る馬だが、差せる脚を持っているので、新潟も向く筈。

馬単
2=7 2=15 2=10

サマー2000シリーズ第3戦 農林水産省賞典第50回小倉記念(GⅢ)

台風直撃は避けられたが、渋化は残った。道悪で恩恵を受けそうなのは、マーティンボロか。元々が東京戦を目標にしていただけに、馬自体は出来ている。小倉も得意としており、道悪にも良績。課題を探すなら斤量くらいのモノ。

メイショウナルトは走ってみないと分からないところだが、今回もハナで気分良く行けそうなのは確か。57.5kgと一気に1.5kg増だが、気で走るこの手の馬にはあまり関係ないところ。あとは他馬がどれだけ競り掛けて来るかどうか。

2月だが、直近で小倉の重賞を制しているラストインパクトも圏内。道悪は菊花賞でスイスイ走って4着。むしろ鬼と見て良いだろう。あとは休み明けの影響がどう出るかだけ。

押さえがミキノバンジョー。前走福島戦同様、再度メイショウナルトの2番手からの競馬となりそう。その前走は自力で捕まえに行かざるを得ない展開となり、苦しくなったが、今回は多少工夫して来る筈。出来れば良馬場でやりたかったところだが、道悪も不得手ではないだけに。

馬単
13=1 13=14 13=5

サマースプリントシリーズ第3戦 第14回アイビスサマーダッシュ(GⅢ)

昨年は実力馬ハクサンムーンが制したが、今年は傑出馬不在。となると、例年のパターンで狙い目となるのが斤量利の大きい3歳牝馬。フクノドリームに期待した。桜花賞でも玉砕気味の逃げを打った様に出脚を折り紙付き。負けるなら"直千"適性がなかった場合だが...。

"直千"適性ではセイコーライコウ。前開催の最終週、直近のオープン戦で勝利した。最終週にも関わらず、14頭立ての3番枠で勝っており、この1回しか経験はないものの、適性には疑う余地がない。その後、前走函館で4着だったが、外を回された影響も有っただろう。あとは1kg増がどう出るかだけ。

穴人気しているが、アンバルブライベンも圏内。逃げるのはフクノドリームで2番手になりそうだが、直千では大きな問題とはならない。開催後半の福島1200mで逃げに逃げてあと一歩。距離短縮で一踏ん張りを期待したい。

押さえが昨年2着のフォーエバーマーク。ただ、前走函館戦がだらしなかっただけに、デキに疑問が残る。前々走で55.5kgを背負って2着。今回55kgでセイコーライコウには先着出来る計算も成り立つのだが...。

馬単
11=2 11=12 11=3