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競馬予想 2011年5回阪神・4回中山

グローバルスプリントチャレンジ第7戦 第45回スプリンターズステークス(GⅠ)

キンシャサノキセキが引退して外国調教馬が優勢。成り行き実績最上位のロケットマンが中心に。ただ、外国馬はペースに戸惑う可能性も有り、出来ればハナへ行ってペースを握りたいところ。エーシンヴァーゴウやヘッドライナー相手なら、スンナリ先手でも何等不思議はないのだが、レース映像からはトビが大きく少し出脚が甘い印象は有る。位置取りが鍵に。

日本調教馬ではダッシャーゴーゴー。前走阪神戦は折り合い面で悲惨だったが、この馬の休み明けは引っ掛かる傾向に有るのも確か。枠も替わって折り合い付けば何とかなって良いが、この馬出脚がないのはマイナス。この点がキンシャサノキセキやジョーカプチーノと比較して若干劣る点。

ラッキーナインも単級。前走阪神戦は出遅れたのだが、外枠から内へ潜ってこの点では上手く行った。逆に言えば出脚自体は悪くないので、ゲートさえ出れば好位から競馬出来そう。馬体は抜群に見栄えするタイプ。480sの馬だが、見た目の迫力では40s差有るダッシャーゴーゴーを圧倒していた。この点でも馬券に絡む外国調教馬の要素を兼ね備えている。

当然グリーンバーディーも差はないところ。枠は遠いのだが、これも出脚が甘いので、大外枠は良い方に働く可能性も。日本では前が詰まったり、降着が有ったりと踏んだり蹴ったりだが、スムーズなら馬券圏内十分。

馬単
5=8 5=1 5=16

第15回シリウスステークス(GⅢ)

レパードステークス組があちこちで勝ちまくっている状況で、今年はレベルが高い。当時最先着したタナトスを主軸に。そのレパードステークスで同斤でタガノロックオンに先着しながら今回対タガノロックオンで2s恵まれた。当時はハナへ行った方が良い印象だったが、前走中山戦で好位から競馬出来るところも示した。この内枠も有利。

相手がフサイチセブン。この条件はほぼベスト。復帰後暫く状態面に疑問も有ったが、前走小倉戦を勝った通り、本調子に戻った。ただ、出来れば良馬場でやりたいところ。時計が速くなるとイマイチ甘い面が有る。何処迄馬場が乾くかがカギに。

毎年好走するオークランドレーシングクラブトロフィー組だが、今年のタガノロックオンは前述した様にタナトスとの比較で条件が悪い印象。その前走は引っ掛かりそうな雰囲気が有り、2000mに距離が延びるのも良いとはいえぬ。

穴はドリームライナー。行けるか行けないかが全ての馬で、行けなかった時は全て度外視。タナトスが前走好位からの競馬で勝っている点もこの馬には好都合だろう。距離延長も他馬が仕掛けて来ない分だけ有利に働きそう。

馬単
1=11 1=6 1=8

第59回神戸新聞杯(GⅡ)

今年序盤のモタついていた姿から一変、一気に頂点へ上り詰めたオルフェーヴル。震災で皐月賞が東京で施行、ダービーも道悪で、2冠に少しケチがついた格好にはなったのは残念だが、良馬場に戻って今回は問答無用のパフォーマンスを見せてくれそう。素直に信頼。

相手がフレールジャック。下見はイレ込みがキツく、どうかと思うのだが、これで実戦に行けば折り合いは付く。その折り合いも、それなりに対策は取って来るだろう。イレ込んでいても連は確保、トライアルだけに落ち着いていれば逆転含み。

ウインバリアシオンが3番手。前々走東京戦は勝ったにせよ、少し物足りなさも有ったのだが、それでもダービー2着。安藤勝己騎手らしい、ギャンブル騎乗がこの馬には合っている。あとは展開の問題。

馬単
7=11 7=5

第16回エルムステークス(GⅢ)

札幌1700mが向くとは思えないのだが、地力期待してバーディバーディが中心。昨年暮れから3着ばかりだが、G (Jpn) Ⅰで相手が強かったか、馬場が渋っていた。良馬場のGⅢ戦なら堂々主役。3着続きで賞金足りない現状だけに、その点でも気合が入る一戦に。

相手は一応ランフォルセ。こちらは逆に渋った方が良いタイプ。前走函館戦が出遅れての圧勝故、人気になっているが、ハイペースで展開向いた面は有った。デキは良いにしても、イレ込みがキツいタイプ。過信は...。

昨年の覇者クリールパッションが3番手。昨年思えば今年は臨戦過程が悪いのだが、休み明けは走らぬタイプ。そこが昨年とは違う点。札幌巧者は承知の通りで、一度叩いた上積み考慮すれば軽視不可。

実績馬ダイシンオレンジも妙に人気薄だが、侮れぬところ。こちらは休み明けでも問題無く走るタイプ。1700mは良績ないが、先行力が有ってこの内枠。問題無くこなしてくれると思うのだが。

馬単
11=5 11=10 11=3

第29回関西テレビ放送賞ローズステークス(GⅡ)

春一連の手堅い競馬振りを評価してホエールキャプチャが主軸。前走東京戦はクロフネ産駒で距離に疑問も有ったが、出遅れながら良く差して来て3着は確保。今秋に懸ける気迫という意味でもこれが一番。

相手もマルセリーナ。春2走の結果は距離適性というより、ギャンブルが当たったかどうかの差。陣営が安藤勝己騎手を降ろしたくなるのも分からないではない。逆に言えば本当のところの能力も不明。危うさは有る。

オークス馬エリンコートは3番手。下見はあまり良く見せぬタイプで、迫力で上位2頭とは差も感じるが、勝負強さが身上。デュランダル産駒らしく、道悪を得意としているだけに、当日の雨予報も歓迎。

春から一変有るならユースティティア。前走京都戦はダートで論外。まだ500万だが、決め手はグルヴェイグとも遜色ないところを見せている。今秋坂路自己ベストで動いており、馬体成長すれば馬券圏内十分。

馬単
8=9 8=6 8=5

サマースプリントシリーズ第5戦 第25回セントウルステークス(GⅡ)

一息入ったとしても、キンシャサノキセキが居ない以上はダッシャーゴーゴーが主軸。58.5s前走で克服し、今回は58s。この点も有利だろう。あとは開幕週の馬場で極端に外を回されねば。

相手がサンカルロ。ここ2走は東京が合わなかったのが全てで、阪神には良績が有る。ただ、1200mは若干短く、ベストは1400m。1200mに限っては、GⅠの方が道中のペースが締まる分、競馬がし易い印象が有る。GⅡ戦でこの点が課題に。

グリーンバーディーが3番手。数字だけ見れば近況案外だが、昨年59s背負っての2着馬。中山戦も前が詰まる不利が有った。今年は58sと1s軽くなり、一度日本の競馬を経験出来た点も大きい。昨年4s差有ったダッシャーゴーゴーとは1s差となっただけに、逆転迄。

サマースプリント路線を使っていた組ではヘッドライナー。これも斤量面でのアドバンテージが大きい。近走はこの分が出脚に大きく影響していた。今回は57sに変わって内枠。他が背負って出脚が鈍る分も大きそう。開幕週の利を活かせるなら。

馬単
14=7 14=4 14=2

第62回朝日チャレンジカップ(GⅢ)

近走惜しい競馬が続くエーシンジーライン。デキに関しては先週坂路50秒台で動いており、依然問題無し。またホクトスルタンが逃げる競馬になりそうだが、前々走小倉戦で2番手からでも競馬出来る事も示した。前走に少し案外感は有るのだが、馬場が悪かった影響も有り、開幕週なら巻き返す。

相手がサンライズマックス。前走小倉戦の相手で勝ち切れなかったのはどうかと思うのだが、これも馬場が向かなかった影響は有りそう。ただ、阪神は全く実績が無い。人気で飛んでいる印象も強く、コース適性だけ。

逆に阪神で巻き返したいのはヤマニンキングリー。前走新潟戦は惨敗過ぎるが、新潟が合わない面は確実に有った。これも下見のデキは悪くなく、阪神の良馬場ならもう少しやれて良い。

押さえがミッキードリーム。今夏は降級し、1000万条件からの再スタートとなったが、当然の2連勝。かつてはダノンシャンティ相手に決め手負けした事も有ったが、前走京都で上がりの速い競馬に対応出来たのが収穫。2000mに経験が少ない点がどうかだが、この相手なら。

馬単
3=7 3=8 3=4