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競馬予想 2010年2回京都・1回東京

第27回フェブラリーステークス(GⅠ)

芝馬の出方が微妙なのだが、ハイペースと見てサクセスブロッケンに再度期待。前々走阪神戦が追っ掛けバテして物足りなさも有ったのだが、これは名古屋戦を除外されて急遽の東京戦出走だった影響も。本来のデキなら逆転へ。

それでも相手はエスポワールシチー。昨春は若干出脚が鈍い印象も有ったが、馬が本格化して出脚が強化。前走阪神戦はその辺りを存分に見せ付けた。ただ今回は芝のスプリント王者ローレルゲレイロが参戦。2番手からの競馬では妙味が無くて。

ハイペースで折り合い付きそうなスーニも要注目。ただ、兎に角デキが良いのと、前走でもあれだけ掛かりながら最後迄踏ん張り切る辺り底力は相当。斤量1kg減も有利に働きそう。

穴はダイショウジェット。前走京都戦はまだ少し重たい造り。当然ここ目標に仕上げられている筈で、今回はもう少し動ける筈。東京でインを突く競馬は上手い。この枠なら連争い。

馬単
6=4 6=11 6=1

第103回農林水産省賞典京都記念(GⅡ)

運に見放され続けた昨年秋だったが、年が替わって心機一転ブエナビスタに期待する外無さそう。前走中山戦は横山典弘騎手も、昨秋一連の流れに飲まれた責任を感じている事だろう。この後はドバイミーティングだそうだが、内容が問われる一戦。

相手も当然ドリームジャーニー。前走中山戦はブエナビスタを負かしたが、小回りで回り脚を活かすのが基本線の馬。競馬が流れて展開も向いた。59kgだと決め手が鈍るのは3走前の中山戦が示す通り。何よりここは2着確保で何の問題も無い立場。

焦点は3着争いだが、先々週中京戦で狙いたかったミッキーパンプキンが面白い存在。昨季から馬体が充実して本格化。今なら重賞でも足りる馬になっている筈。

馬単
13=7 13=5

第50回きさらぎ賞(NHK賞)(GⅢ)

登録の段階では中京で新馬勝ちしたサンライズプリンスで楽勝と思っていたのだが、昨日の中京戦へ。俄かに混戦だが、同馬主サンライズクォリアに期待。ダートで勝って来たが、血統は兼用タイプ。体型も芝向き。歩様が良くなった今なら。

相手は一応ダイワバーバリアン。前走中山戦は内枠の利も有ったが、何といってもJpnⅠ3着馬。ここでは実績が違う。ただ、その前走にしても少し掛かり気味。実績思えば人気無さ過ぎるので、一票投じるべき馬だとは思うが、1800mが長いのは間違いない。

3番手がレーヴドリアン。前日売りでこれが1番人気になっているが、これは過剰。勿論、500万特別を勝てば人気になって当然とはいえ、レース内容はただ単に差して勝っただけ。特別強い様には見えなかったが...。

未勝利上がりで久々だが、アドマイヤロイヤルも面白い存在。前走札幌戦にはアニメイトバイオも居た。故障も有った様だが、いきなりから重賞使って来る辺りが陣営の期待の裏返し。長打期待したい。

馬単
8=7 8=11 8=10

第15回シルクロードステークス(GⅢ)

冬場は良くない様な気もしたが、能力最上位はアルティマトゥーレ。前走にしても出遅れたのを無理矢理先行したのが応えた感。この出遅れがデキ落ちから来ていなければ圧勝して当然の馬だが...。

相手は穴っぽいがシャウトライン。前走京都戦も休み明け思えばソコソコ頑張っていたが、休養前の昨夏小倉戦もハイペースの割には大きく止まっていない。ただその前走が少し太かったので、絞れるのが条件。

1200mに替わってショウナンカザンも要注目。ただ、1400mがダメという事ではなく、相手も強かった感が。ここはメンバー軽化の一戦。外から一気に来られると鋭さ負けするが、内で脚が矯められるタイプなので、器用さ活かせる展開なら。

最後にグランプリエンゼルも面白い。前走中山戦は不利も有った上に、GⅠ。これは仕方が無かろう。前々走札幌戦にしても、終いは甘くなったが、ビービーガルダン相手に真っ向勝負の競馬。休み明けだが、能力は互角以上。

馬単
12=8 12=13 12=1

第44回小倉大賞典(GⅢ)

狙っていたミッキーパンプキンが賞金不足で除外。本命に推せる馬が居ないのだが、最内枠の利活かすリトルアマポーラが一応の中心。昨年暮れに中京で退けたメイショウベルーガが先月京都でGⅡ戦を圧勝。ハンデ楽ではないが、ローカル重賞なら何とかしたい。

相手はマイネルスターリー。前走東京戦時は外が伸びる馬場状態の中、内から脚を伸ばしてトウショウシロッコを退けた。まあ、トウショウシロッコに微妙な印象も有るのだが、とはいえこれに勝てば重賞級の器と評価出来るのも確か。あとは一息入った影響がどうかだけ。

道悪での狙いはテイエムアンコール。これも休み明けになるが、前走阪神戦での終いの伸びは悪くなかった。レース内容だけなら広いコースの方が合っている印象も有るが、小回りにも実績有り。

ナリタクリスタルも圏内。要は相手なりの馬。ただ、抜け出すとソラを遣うので、前走阪神戦にしてもタイミングに神経使っての追い出しになっている。条件戦時代の中京実績で人気になるならどうかと思うが、この手の馬はいきなりオープンでも通用する。

馬単
1=3 1=15 1=14

第54回京都牝馬ステークス(GⅢ)

意外にオッズが割れているが、一番強いのはワンカラット。昨秋の休養明けから成績上はサッパリだが、全てに敗因が明白。前走阪神戦にしてもスタート直後にゴチャついて競馬になっていない。ベストのマイル戦で、限定戦。最早負けられぬ一戦。

斤量課題もザレマが一応の相手。毎回述べている様に決め手で甘く、単勝は危険なのだが、レース条件問わず使われている内に地力強化。昨季の重賞制覇に繋がった。連軸なら悪くない選択だろう。一雨来そうな天気予報も好都合。

長打期待なら逃げるショウナンラノビア。厳寒期の休み明けになるが、逃げ馬にはむしろ有利に働く事も。前走東京戦も内が悪い中で、シンゲン相手にそれなりに粘っており、能力的にも足りる筈。

ヒカルアマランサスも圏内の馬だが、1番人気は見込まれ過ぎ。前々走は相手が悪かったと判断したが、前走中京戦がハンデ面の恩恵有りながら4着止まり。着差こそ僅かなのだが、最内枠の利もそれなりに有っただけに評価が下がった一戦だった。ただ、今回も斤量面ではアドバンテージが有る。距離短縮が良い方に出るなら。

馬単
5=6 5=7 5=8

第60回東京新聞杯(GⅢ)

ベタな狙いだが、東京マイルならアブソリュートに期待するのが無難。前走は京都だったが、課題の輸送も何とかクリア。前有利の展開をそれなりの脚で追い込んでいる。連は確保しそう。

相手はスマイルジャック。これも東京で強いというよりは底力では最上位だと思うのだが、如何せん運が無く毎度の様に不利を食らっている。ただそれは、折り合い面の課題から、乗り役の思い通りに乗れない面が大きく響いている。騎乗停止明けの三浦騎手、これで勝てば大したモノだが。

当然前走京都で快勝したライブコンサートも軽視不可。上手く乗られた印象も有るが、ハンデ戦で57kgだから一応は文句無しの競馬。ただ、時計が掛かる馬場の方が得意。極端に上がりが速くなると苦しいが。

面白いのは昨年の1番人気タマモサポート。前走京都戦は馬体増が応えた感。その昨年は雨に泣いており、良馬場で馬体さえ絞れていれば一昨年3着でカンパニーに先着した実績を見直す手。ただ、もう少し内枠が欲しかったのは確かなのだが。

馬単
3=5 3=16 3=12