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競馬予想 2008年2回中京・3回東京

CBC賞(GⅢ)

混戦だが、馬場も悪化して来ただけに極端な枠が有利。前走でも期待したタニノマティーニに再度期待。毎回述べているが、とにかく出脚とゲートが抜群に速く、こぜの点ならウオッカにも勝てる。最内枠でも有り迷わず行く一手。あとは如何に出脚で道中楽が出来るか。

相手は逆に大外ナカヤマパラダイス。前走はスタート直後に躓く不利。一息入ったが、休養前も決してデキが悪かった訳では無い。前々走中山戦が外回ったにせよ、伸び切れなかった辺りに能力面の限界が見え隠れするのだが、立ち回り一つ。

毎年この開催で強いワイルドシャウトが3番手。冬場は重目が残っていた印象も有り、暖かくなって絞れたのが最大の要因。近走不振の為か、56kgで出られるのも比較上有利に映る。

当然カノヤザクラも圏内。2走続けての出遅れは気になるが、それ故に人気を落としているのが魅力。力量自体はここでも上位の存在。中間、ゲート練習も熱心にやっていて、これでデキ落ち無ければ勝負になる筈。

馬単
1=17 1=11 1=10

白川郷ステークス

近況の勢いはともかく、一番強いのは間違い無くクリーン。ただ、前走東京戦にしても4角最後方に置かれてワンテンポ仕掛けが遅れた。多少太いので出来れば絞れて来て欲しいが、超大型馬が叩いて4走目、走り頃だろう。

タマモグレアーが対抗格。前走東京戦が本来の実力。前々走は休み明けという事も有るが、それよりも馬場が合わなかったのが第一。デキ自体は今季初っ端から悪くなく、この枠からどれだけ前半ロス無く運べるか、それだけ。

3番手がダイショウジェット。前走東京戦が休み明けの一戦。ゲート少し悪く、何時もより位置取り後方になっていた事を思えば悪くない4着だろう。タマモグレアーに乗っての先行策なら。

馬単
11=13 11=14

農林水産省賞典安田記念(GⅠ)

前走京都戦が物足りぬ印象も有ったのだが、次世代への期待としてオーシャンエイプスを中心に。ただ、その前走は1800mを出して行って折り合いを欠いた面も。マイルなら折り合えるだろう。時計の掛かり出した馬場も、前が止まり易くなるという点でプラス。

相手は香港馬グッドババ。スーパーホーネットが人気になる今年のメンバー構成、昨年7着でも上昇度込みなら充分太刀打ち出来る。この枠も良い筈だが、所詮は7着、救世主の様な扱い迄はどうか。

面白いのはキストゥヘヴン。前走牡馬相手に2着というのも立派だが、+10kgで増えて出て来たのが何より。追い込み一手だった以前から出脚が来て前で闘える様になったのも評価出来る。あとは斤量背負ってこの馬場がどうか。

一昨年の覇者ブリッシュラックが馬鹿にされ過ぎだ。その一昨年はチャンピオンズマイルを勝っての参戦だが、その前は取り溢しも多く、元々コンスタントに走るタイプの馬では無い。この枠でも有り、厳しいところも有るのだが、このオッズなら食指が動く。

コンゴウリキシオーの逃げも一応注意。前走浦和戦はスタート直後に躓いて競馬にならなかったが、3月に復帰して今回早くも5走目、押せ押せで使っている内にデキが上向いて来た。昨年の唸る気配では無いにしても、今回出脚が無いか、使えない馬が揃い単騎確実のメンバー。東京マイルでも逃げ切って不思議無し。

馬単
6=7 6=2 6=15 6=10

ユニコーンステークス(JpnⅢ)

前走中京戦は芝に苦しんだシルクビッグタイムだが、ダートなら違った答えが期待出来る。そうはいっても芝でもゲート五分ならソコソコの出脚で、距離さえ保てば東京マイルも問題無い筈。前々走京都戦で、差しても強い事を証明出来たのも良い。

相手はドリームシグナル。トモが甘いのでダートがどうかという面は有るが、性能の絶対値がここでは上位。前走も今の東京で外を回らされた割には4着と健闘。サッパリの可能性も無きにしも非ずだが、アッサリは警戒。

人気のユビキタスは怪しい人気馬という気も。前走中京戦も出脚が甘く、誰も行かなかったのと枠の利で何とかハナへ行った形。出して行った分、前半少し行きたがる場面も有り、そこを押さえるものだから、絡まれて競馬もチグハグになっていた。馬は確かに良いが、東京で一つ間違うと寒い結果も。

クリールパッションも圏内。数字は無い馬だが、バランスの取れた造り。前走はユビキタスに押し切られたが、中京の雨馬場で逃げた馬に押し切られたのは止むを得ぬところ。確かに決め手で甘い印象は有るのだが、ジワジワ伸びるタイプで東京なら。

馬単
7=12 7=6 7=10

東京優駿(JpnⅠ)

前走中山戦でも期待したレインボーペガサスが今度こそ。その前走は出遅れて位置取り悪くして、中々動けずの競馬。当時述べた様に、間違い無く一番強いのはこの馬で、最後の脚は当然と言えば当然。道悪も得意。

相手がディープスカイ。トビの大きい馬だが、前走それをあの馬場をこなしたのが本物の証明。血統から案ずる向きも有るが、気性,馬体,走法から距離延長は歓迎だろう。今回最内枠だが、前走で内を突く競馬が出来ているだけに、むしろプラスに出る筈。

この一騎打ちが大本線だが、一応の押さえがマイネルチャールズ。得意の中山2000mだった前走だが、トリッキーなコースの多頭数、毎回同じ様には上手く行かない。とはいえ、器用さはこの世代だけでは無く、現役でも屈指。東京2400mも以前よりは誤魔化しの利くコースに変わりつつあり。

馬単
11=4 11=13 11=17

金鯱賞(GⅡ)

とにかく素質だけを言えばナムラマースが最上位。競馬が下手なのと使い方が悪くて全能力が発揮出来ないだけ。昨春の阪神戦等、化け物の片鱗は見せている。ただ、ここはエビ明け。厳しい戦いは覚悟だが、追い掛けて損は無い筈。

相手がカワカミプリンセス。昨春は調教過程からして駄目だったが、今回は問題無く調整出来ている。能力的な過不足は当然無く、この手の馬はいきなりこそが狙い目。

3番手は一応アドマイヤオーラ。ドバイで惨敗だが、遠征前から状態そのものが大して良くなかった上に、馬インフルエンザ騒動で、帰国後も出来る調整が限られていた筈。今年は2000mの層が薄い印象も有り、その中で勝ち上がって来ただけに力量自体にも疑問の余地が。

昨年の覇者ローゼンクロイツもほぼ互角。前走はデキも無かったが、マクり合戦の引き金を引いてしまい最悪の展開に。今回はここを目標にそれなりの調整は出来ている筈。

馬単
11=4 11=13 11=17

優駿牝馬(JpnⅠ)

正直、一番人気にならないのが不思議な位のソーマジック。前走阪神戦も、直線向いてモタついた分、レジネッタにやられたが、最後の脚はモタれ気味でも悪くなかった。東京に替わって距離延長は間違い無く良い筈。今年の相手なら馬自体も最上位。

相手がエフティマイア。前走は上手く乗った分も有るのだが、元々底力は有る馬。今年に入ってイレ込まなくなったのも距離延長で良い方に出そう。厩舎が馬場を嫌って泣きを入れている点が嫌われているのか妙に人気が無いのも好都合。

3番手がリトルアマポーラ。前走阪神戦は出遅れて競馬が後手に。その分余計に外へ回されてしまった。条件替わって乗り方一つだが、前々走が東京へ輸送して大幅馬体減。攻め馬は手抜かり無くしっかりやっているが...。

レッドアゲートは一応の押さえ。デキ自体は良いと思うが、前走は折り合い面で課題が見え隠れ。内枠なので何とかなる可能性も高いのだが、あまりこの馬場で内目走っても良い事有るとは思えず。

馬単
12=6 12=18 12=4

テレビ愛知オープン

前走はGⅠの壁にブチ当たったエムオーウイナーだが、出脚はこの相手なら最上位。雨も、全く駄目という訳でもは無い。毎年このレースは意外にメンバー揃うのだが、今年は結構手薄。開幕週の馬場を味方に。

相手も出脚速いタニノマティーニ。近走サッパリだが、これは何時もの事。外枠だが、この馬の場合、出脚で内の馬にプレッシャーを掛けるという技が有り、乗り方一つで好枠に化ける。下の渋い馬場も結構得意。

人気見込めるステキシンスケクンが3番手。地力的には断然という事になるのだが、元々スプリントの出脚では無く、外にタニノマティーニが居るこの枠順も厄介。アッサリやられても何等不思議は無いが、前走新潟戦は窮屈な歩様。デキに疑問。

キョウワロアリングは内枠の追い込み馬でキツいのは確かだが、デキ自体は間違い無く良い。昨夏の小倉戦は全てが上手く行ったにせよ、この相手なら通用の地力。上手く捌けば突っ込んで不思議無しだが、道悪は下手な部類。

大穴がニホンピロブリュレ。昨夏の小倉戦2走が好内容。これも大駆けタイプだが、ゲートにも不安有り、外枠は良い。叩かれて前走新潟戦は状態面も大分マトモになって来た。展開一つ。

馬単
6=13 6=12 6=8 6=18