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競馬予想 2006年3回小倉・3回新潟

小倉2歳ステークス(GⅢ)

詳しくは後述するが、フェニックス賞組に死角有りと見て、アストンマーチャンから入る。前走は荒れ馬場の最内枠を出脚で2番手迄取りに行く形。ただ、馬を怖がるのか、フォームがイマイチ良くなかったのだが、外枠ならもう少しスムーズに競馬が出来る筈。新潟で期待したシャルマンレーヌと同タイムの馬。性能も最上位。

それでも相手はシルバーストーン。その前走はシャルマンレーヌとスーザンライナーが前で競り合う中での勝利で、展開利も相当。トウ骨云々はそこ迄歩様悪くなかっただけに、これが上積みになるとは思えない。ただ、もし本当なら逆に反動案じた方が良い様な気も。

大外エーシンウェーブスはコーナリングの最中に手前が替わる等、未だ若い面が。ただ、それで居て前走は圧勝。1200mになるのがどうかだが、外枠活かせるなら。

馬単
12=5 12=14

TVQ杯

この条件が荒れるのは今年に限った話では無いが、相変わらずの荒れっぷりは見事という外無い。まあ、それだけ乱ペースになり易いという事なのだが、メイショウエイシの前走は道中引っ張り切りの手応えで追走。その前走も中々のペースだったが、ここはは更に速くなると見てこの馬を狙う。正直、能力最上位とは思わないが、人気馬買うのも馬鹿馬鹿しい。

相手は人気でもフィールドルーキー。馬振りの良さは説明する迄でも無い程で、1000万条件で終わる馬では無い筈。前走、被されたにせよ、止まり方が急過ぎるが、重目が祟った分も有るだろう。絞れさえすれば実力発揮。

メイショウシャフトも一発有りそう。前走はスタート直後に躓いてリズムを悪くしたのが痛かった。高橋成忠厩舎という事で、例に依ってコキ使われているが、その割に歩様も落ちていない。スムーズなら更に。

馬単
7=3 7=12

サマー2000シリーズ農林水産省賞典新潟記念(GⅢ)

スウィフトカレントは最初からあの位のレベルは有った馬。言い換えれば勢いが有る訳でも無ければ、特別成長した訳でも無い。57kgも比較上不利だし、前走ハイペースだった事を思うとスロー確実の新潟で折り合い面も不安が残る。ただ、ここも前走小倉戦同様にメンバーが手薄。負けると恥ずかしい相手。

対抗オースミグラスワンは、トビが大きくて走りがトロいので新潟がベストの馬。一息入って陣営から泣きが入っているが、当然ここを目標にして来た筈。ただ、これも一気の2kg増がどうか。

軽量馬で面白いのはニシノナースコール。前走は大逃げ打った馬を決め手の違いでネジ伏せる内容。オースミグラスワン同様、新潟でこその馬、相手関係的にもそれ程差が無いのに52kgは恵まれた。

もう一頭ヤマニンアラバスタも押さえておきたい一頭。前走もそうだが、マイルとなるとスローで行っても中々流れに乗れないまま終わってしまう。1800m以上は距離が要るタイプなのだろう。ただ、前走は下見の様子がイマイチ。短期間で状態面上向くとは思えないだけに。

馬単
18=12 18=3 12=10

佐世保ステークス

上位拮抗といった印象だが、一応の中心はディープサマー。今年は冬場から状態面悪くなかったが、毛ヅヤが良く、歩様も落ちて来ない。小倉は馬場が悪化して来ると途端に差せない馬場になり易く、この点も有利。

相手はマルカジーク。以前は甘い印象も有ったのだが、今季は絶好調。多少歩様が硬いのは確かだが、スプリントならそこ迄心配しなくて良いだろう。準オープン戦の割にオープン好走馬多いのだが、時計に対応出来る馬は意外に少ない。時計勝負なら俄然有利に。

フサイチホクトセイは中々絞れて来ないのがネック。ただ、前走函館戦は馬場が合わなかった分も相当有る筈。マルカジーク同様時計勝負に強く、絞れてさえ来れば一変の可能性大。

逆にヒューマは逆に時計勝負が課題。前走は渋った馬場も味方している。このコースは意外に堅実に駆けているのは良いが、最近追い込む競馬を覚えたのが却って裏目に出るケースも。こういう戦法は時計が無いと余計に悪い方に出る。

一応マイネルアルビオンも押さえるが、狙いとしては消極的。前走新潟戦は1400mが応えた部分も有るとはいえ、元々が競って強く、気持ちで走る馬なのに、あまりに止まり方が急だった。まあ、まだ一枚重たい状態なので、絞れれば前進もとは思うが...。

馬単
9=6 9=11 9=3 9=10

サマー2000シリーズ札幌記念(GⅡ)

メンバー手薄なだけに、一波乱も考えられるが、一応の中心はマチカネキララ。前走東京戦は情けないといえば情けないが、道悪も敗因だし、何より気配そのものがイマイチだった。ここは立て直しての一戦。デキさえ有れば何とかなる筈だが。

相手はアドマイヤムーン。前走東京戦は距離を気にして大事に乗り過ぎた結果、前が詰まって競馬にならなかった。2000mでもまだ長い様な気もするのだが、そこ迄気にせずに乗れる筈。その前走は究極に近いデキ。54kgなら逆転も。

大穴だが、マイソールサウンドは常にマークが必要。前走の函館戦にしても、見た目にはそんなに悪くない。枠が遠過ぎるのがどうかだが、前走の様なハイペースは考え辛く、定量戦に替わってスムーズな競馬なら。

もう一頭穴候補が逃げるブルートルネード。人気どころに差し馬が多く、前述した様にハイペースは有り得ない。シルクフェイマスも居るが、枠の利で行き切れるなら単も。

馬単
8=11 8=16 8=5

西部スポニチ賞

台風で開催そのものが危ぶまれる状況だが、エキゾーストノートは馬だけならオープン級。ハナへ行かされたり、復帰後は競馬がチグハグだが、普通に走れば勝てる相手。前走の競走除外は、却って人気が落ちると良い方に考えたい。

相手はマストビートゥルー。前走は本来は行くタイプでは無いシルクネクサスが何故かスタート直後に仕掛けて来て、これに唆されたのが痛かった。本来は出脚が有ってスムーズなら渋太いタイプ。道悪も上手い。

マイジョーカーは一息入ったが、現級常連。詰めが甘いといえば甘いタイプだが、中央場所の1000万とローカルの1000万ではメンバーがかなり違う筈。この雨で上がりが掛かりそうなのも良い。

一応の押さえがアグネスツイスター。前走の京都戦は大外を直線一気。まだ太い状態でこれだけ走るのだから性能は本物だろう。ただこの馬、出脚がサッパリ。絞れれば話は違うのかも知れないが、馬場が悪化して前に行かないと苦しくなりつつ有るだけに、積極的には買い辛い。

馬単
4=2 4=10 4=5

サマースプリントシリーズテレビ西日本賞北九州記念(GⅢ)

オッズが狂っているだけで、リボンアートで単不動に近いレース。小倉は相性良いという事も有るが、何より時計が幾ら速くても差しが確実に決まるコースという部分が大きい。前走京都戦で本来不適の道悪を凌いだのは本格化のサイン。52kgも恵まれに恵まれた。

相手はホーマンテキーラ。前走新潟戦は+30kgも有ったが、土砂振りの中で荒れたインを通らされる最悪の展開。4着なら良く踏ん張った方だ。+30kgからは絞れて来る筈で、前進必至と見るが、休養前のパフォーマンスはとても重賞級とは呼べぬモノ。前走は確かに悪くない内容なのだが、直線競馬で競馬のカテゴリーが違うだけに、半信半疑的部分も。

もう一頭マルカキセキも連争い。前走は微妙に情けなかったが、休み明けで渋い馬場、前の残る展開も応えただろう。今春はデキ自体がイマイチだったが、今季は絶好調では無いにせよ、最悪は脱した。ただ、こちらは重賞どころかGⅠでも通用の能力。絶好調では無くても格好は付けたい。

馬単
7=10 7=6

西部日刊スポーツ杯

前走新潟戦は休み明けでしかも1400m。ミュゲドボヌールが動けなかったのは仕方が無いところだろう。ローラー掛かって、イン有利になりそうなムードも有るのだが、小倉の基本は差し馬。一息入れて馬体増えていたが、却って良く見えた程。時計にさえ対応出来れば勝てる筈。

相手はチーキーガールズ1頭に絞りたい。前走はタニノローゼのオーバーペースをマトモに追走しながら、3着に粘り込む好内容。しかも前走は状態面が素晴しさが際立っていた。ローラー利いた馬場で、ハナ行ける様なら逃げ切りも。

馬単
3=2