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競馬予想 2005年2回阪神・3回中山

皐月賞(GⅠ)

色々不安要素は有るのだが、それでも中心はディープインパクト。時計の速い中山で多頭数、直線向いての手前を替えるのが遅いのもネックだが、良馬場と外枠で出来るのが有り難い。馬券的にはともかく印は仕方が無い。

相手筆頭はマイネルレコルト。前走はスローで行きたがってしまったが、ここは先行馬多く、流石に折り合えそう。ディープインパクトとは違い、この馬の場合は中山でこそ手前の替え方がスムーズ。好位でスムーズなら逆転迄。

逃げるビッグプラネットも単可能。武豊騎手に言わせると「ゲートの作法が悪い」そうで、」で出遅れる少なからず危険も有るのだが、ハナさえ可能なら距離の心配もしなくて良いだろう。この馬場で先行出来るのはとにかく強み。

馬単
14=3 14=6

読売マイラーズカップ(GⅡ)

人気どころに追い込み馬多く、全幅の信頼と迄は行かないのだが、一応の中心はカンパニー。今年に入って馬体も良化。前走は中山1800mの最内枠で乗り辛かったが、今回は外枠。能力最上位では無いのだが、使った強みも魅力。

休み明けの分で割り引いたが、能力最上位テレグノシスが対抗格。阪神にも再来年に外回りコースが新設されるという、この馬にとっては遅過ぎる報も有ったが、展開云々は別にしてこの相手なら勝ち切るシーンが有っても良い。

絶好調スターイレヴンが面白い。前走で阪神コースを克服し、これは目下の地力強化の証だろう。前述した通り、人気どころに追い込み馬多く、前で立ち回れる利も有り、極端な時計勝負で無ければ粘り込みも。

馬単
16-12 16-5

桜花賞(GⅠ)

フラワーカップは相手が弱かった面も有るのだが、今年は牡馬相手で好走した馬が少なく、スプリングステークス勝ちダンスインザモアに若葉ステークス勝ちアドマイヤフジを負かした実績で充分最上位と思えるシーザリオ。何より馬振りと跳びの高さが本物の証で、トリッキーな阪神マイルさえクリア出来ればまず勝てる筈。

逆に相手が難解も、良化に期待してアンブロワーズ。前走の中山戦は明らかに叩き台で、下見から本当では無かったのがアリアリ。良くなりさえすれば、自力で動いて一番強い競馬の阪神ジュベナイルフィリーズの性能を発揮してくれるだろう。ただ、その阪神戦がそうだった様に、時として前を追い掛け気味になる点は課題。

人気のラインクラフトが3番手評価。ただ、前走のフィリーズレビューでも上手く捌いた感が有って、それだけ脚の使いどころが難しいタイプ。1400mですらそうなのだから、マイルは尚更で、しかもマイルは阪神ジュベナイルフィリーズで折り合いを欠いた前科が。大外枠でも有り、割引が必要だ。

アネモネステークス勝ちペニーホイッスルの人気が薄い。確かにその中山戦は展開ハマッた印象も有るのだが、ただこの枠なら再度同じ策が可能。折り合いも意外に付く方だし、穴ならコレ。

馬単
7-14 7-17 7-2

ニュージーランドトロフィー(GⅡ)

これといった馬が居らず難解な一戦になってしまったが、一応の中心はセイウンニムカウ。昨秋の朝日杯フューチュリティーステークスでは多少行きたがるシーンも有ったが、前走でその点もかなりマシに。ただ、差す競馬もかなり板に付いて来たとはいえ、田中勝春騎手、折角の絶好枠だけに、有る程度は積極的に。

相手は追い込み一手のマイネルハーティー。朝日杯フューチュリティーステークスで、セイウンニムカウに先着し、京都でペールギュントと同タイムの競馬。前走の阪神戦は、2000mで距離が長過ぎた印象で、マイルならの感は有るが、良い脚が一瞬しか続かないタイプ。中山だけに対抗格に迄抜擢したが、アテにはし辛い。

3番手以下が更に難解だが、ピカレスクコートが筆頭格。前走の阪神戦は、折り合い欠いたレジェンダロッサに途中からハナを奪われる苦しい展開になったが、一旦行かせて直線向いて伸び返すという面白い内容。この内容なら、重賞とはいえこの相手ならの感は当然だが、その前走が直線逆手前のまま走っていた点が唯一気掛かり。

一発の魅力はセイウンプレジャー。前走の阪神戦が初芝だったが、道中オッツケ気味だったし、エンジン掛かるのも微妙に時間が掛かっていて、頭の高い走法以外距離に対する不安は無さそう。多少テンション高いところが長距離輸送で不安だが、馬振り良く、通用の目も。

あくまで大穴だが、中山マイルの最内枠マルターズビクターを無視出来ない。前走の中山戦は1200mだったが、距離は前々走の東京戦が、1400mとはいえスローを渋太く伸びる内容で、まず大丈夫だろう。追ってスパッと切れない点は課題だが、一枚重い現状で、暖かくなり馬体絞れればもうちょっとピリッとした脚が使えて良い。

馬単
2=8 2=5 2=10 2=1 8=5 8=10 8=1

産経大阪杯(GⅡ)

休み明けの京都戦から有る程度は出来ていたサンライズペガサス。前走の中京戦は開幕週で外々回されたことを思えば上々の内容だし、エビに依る能力の減退も殆ど無いと見て良いだろう。今週からBコース使用なのと、雨が微妙だが、能力はこの馬が最上位。

相手はサイライズペガサスを前走で負かしたメガスターダム。その中京戦はインをスクう形で恵まれた面も有ったのだが、この馬道悪を苦にしないのと、ここは追い込み馬が多く、展開面で有利。ただ、サンライズペガサスと2kg差有った斤量が今回同斤量。能力面には疑問の余地も。

昨秋はデキが無かったハーツクライも一応圏内だが、この馬の場合は走法上の欠陥から直線向く迄動けない為、とにかく前崩れ待ち。ただ、33秒後半の脚は有り、このメンバーでこの頭数なら届くシーンも。

このレースの牝馬の57kgは母馬エアグルーヴを唯一の例外として、殆ど結果に繋がらないが、アドマイヤグルーヴの天皇賞3着の実績は過去のこのパターンの馬としてはかなり上位の部類。この相手なら有る程度は格好付けないと。

あくまで超大穴だが、トーセンダンディの逃げが怖い。折り合い面考えると、2000mでも実は長いのだが、2200mのオールカマーで逃げ切った様に、ハナさえ切れれば意外にスムーズ。一息入っての状態面は未知数だが、この馬場でも有り、万が一のケースも。

馬単
5=7 5=9 5=3 5=1

コーラルステークス

時計掛かる良馬場の1400mといえば真っ先に思い出すのがツルマルファイター。揉まれて強いタイプでは無いだけに、この外枠も良いだろう。阪神は意外に勝ち切れない嫌いは有るのだが、ゲート五分なら連は確保してくれる筈。

相手にはエコルプレイス。シリウスステークスでのやられ方が余程気に障ったのか、昨秋は途中で競馬を投げている様な印象も有ったのだが、松永騎手がジワッと乗る様になって成績が安定。今回、最内枠で策が限られてきそうで、素直にハナ切れるかどうかが微妙だが、能力からは単も。

サイレンスボーイも連圏内。歩様の硬い馬が、距離延長で道悪と条件悪かったし、GⅠで勝ち馬から1.0秒差なら悪くないだろう。何より昨年の覇者だし、条件も好転。近走負けが続いていて、配当的妙味ならコレ。

馬単
14=1 14=9 1=9

高松宮記念(GⅠ)

CBC賞と同じ12番枠を引いたプレシャスカフェ。多少歩様の硬いところが有るのが唯一の課題だが、スプリントでの決め手はメンバー中随一だろう。前売は多少被り過ぎの嫌いは有るが、新星誕生のシーンに期待してこれが中心。

相手には昨年のスプリンターズステークスの覇者カルストンライトオ。多少枠が外過ぎる嫌いは有るが、前走の阪神戦でも大外枠からハナを奪い決勝線寸前迄粘っての2着。ただ、その前走は一枚重い状態だっただけに、絞れるのがベスト。

一発の魅力はウインクリューガー。昨秋を全休し、骨膜が完全に良くなったのが前走。結果的にはゲートが多少悪かった分が突っ込み切れなかったが、元々はゲートも問題無いタイプ。好位のインで折り合うシーンが有れば、大逆転迄。

ダート3連勝メイショウボーラーは評価を下げたい。確かに今年に入ってからの3戦は確かに強かったが、あくまでダートでの話で、出遅れたCBC賞はともかく、スワンステークスの内容からハナも望めそうに無いだけに。

馬単
12=13 12=4 12=7

毎日杯(GⅢ)

NHKマイルカップを睨んで、化け物級が参戦してくる年も有るこのレースだが、今年はそういった馬は不在。ならば、ダートで圧勝続きのカネヒキリで何とかなりそうだ。芝は血統的にニュートラルでも、経験の分がマイナスに出そうだが、それでも潜在能力が違う筈だ。

相手に連勝中のコンゴウリキシオー。ただ、追って多少甘いところが有って、前走にしてもフラフラのマキハタサーメットを漸く捕らえたといった内容。ここはメンバー恵まれたのと、先行馬不在の利で、厚い印を打たざるを得ないが、馬券的には嫌ってこそ妙味。

面白いのはマルカジーク。一瞬の反応が悪く、その意味で距離延びてこそのタイプで、マイルは明らかに短かった。2000mでもまだ短い嫌いは有るし、スローになりそうなメンバー構成だが、相手関係から通用して良い。

一応の押さえがローゼンクロイツ。ただ、前走時にも指摘したが、トモが甘い為、一瞬の反応の悪さがスロー課題なのと、阪神の坂がネック。ここはメンバー恵まれただけに、全くのノーマークという訳には行かないが、馬券的にはどうか。

馬単
13=2 13=11 13=6