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競馬予想 2001年4回阪神・4回新潟・2回札幌

スプリンターズステークス(GⅠ)

芝のスプリント界はこの馬の存在無くしては語れないダイタクヤマトだが、前走と比べて今回、全ての条件が好転した。昨年は最低人気だったが、今回は人気で受けて立つ立場。今にして思えば、春をたった2戦で止めたのも、連覇の為。今年も江田照騎手とのコンビで、芸術の矯めを。

相手筆頭は、休養明け以降不利続きのトキオパーフェクト。少なくとも天気は快晴とはいかない様で、ノド鳴りのこの馬にとっては、多少でも湿度が高いのはプラス。ムラ駆けだが、揉まれる心配の無い絶好枠。57kgでハマれば。

ステップレース連勝のメジロダーリングも、ダイタク同様に矯めを覚えて、躍進してきたクチ。ただ、今年の正月は毛を刈っていた程で、あの時は見た目にデキが悪かったが、今季は毛ヅヤもピカピカだっただけに、絶好調なのも確かなのだろう。先行激化必至でここまで速くなると、とは思うが、この流れでも我慢が利くのかどうか。

一応、前走圧勝のゼンノエルシドだが、この流れでも我慢が利くのかどうか?定量で57kg。レコードの反動も案じられて。

馬連
9-10 2-9 6-9

シリウスステークス(GⅢ)

ダートスプリント界はこの馬の存在無くしては語れないブロードアピールが登場と来れば、幾らジャパンブリーダーズカップスプリントへの叩き台とはいえど、この馬に敬意を表して◎を打つ以外に有るまい。距離、コース文句無く、クロフネを2週続けてアオった稽古から、末脚信じて。

前走圧勝のスターリングローズは、太り易い体質なのだが、今週コースで追って絞れていると判断したい。このコースも手堅く、ハンデも手頃とくれば。

坂が課題とはいえ、クールネージュは、あの新潟の直線でもそれなりに抵抗していたのだから、強ち、の感は有る。加えて今回はブロードアピールが人気で、各馬の意識が前に向かない分、この馬には有利で。

前走そのクールネージュに勝ったゲイリーコンドルは、逃げ馬でも無いのに、この距離に実績が無いのが解せないが、1700m辺りでも連対しているだけに、展開一つなのも確かなのだろう。前走キッチリ仕上がっていただけに、2走目のポカも考えられず。

前走は前に行って、ノボジャック(東京盃勝ち)の5着ならば、許容範囲のセレクトグリーン。坂路4F50秒を切ってくる全盛期の迫力こそ無いが、阪神は連を外した事が無いだけに押さえには。

馬連
2-11 2-6 2-8 2-5

神戸新聞杯(GⅡ)

外国産馬エアエミネムはここを勝たないと菊花賞への切符が得られない。ここ数戦、ススローを前で押し切る競馬が続いているが、今回もスロー必至で期待通りの展開。前走、古馬相手に中々のパフォーマンスであの競馬が再現可能と来れば、2年連続でデインヒル産駒が制覇する確率が高い。

相手は最強世代のダービー2着馬ダンツフレーム。追い切り動かなかった様だが、春の休み明けきさらぎ賞もこんな感じで2着まで来た。あまり語られていないが、昨春のキャンペーンの凄かったのは、太目に見えたきさらぎ賞から馬体重は殆ど変わらなかったにも関わらず、締まって見える様になった事で、つまりは使いつつ成長していった証がそこに有ったという事。ダービー馬は妙にコロっと負け、皐月賞馬は敵前逃亡といった有様だが、今回は◎馬の気合の入り様が違うのでともかく、こちらはどんな状況下でも諦めない根性も光って、最後の1冠はこの馬で間違いないと思うのだが。

クロフネは最もレベルの低いGⅠの評価にまで落ちたNHKマイルCの覇者という称号を得てしまって、ダービーの惨敗が更にそれに拍車を掛けた印象が有るのだが、圧勝したレースは確かに強く、結局のところどうも良く分からない印象を与えている。しかし明快な答えが有って、タネ明かしをすれば、ただ単にスローを嫌う点だけの話。今回は自身が逃げるかもとさえ言われているそのスロー。攻め動かないとかそれ以前の問題として、展開が向かない。

馬連
6-12 7-12

札幌2歳ステークス(GⅢ)

前走で芝が大丈夫な事を証明したカイトヒルウインドだが、馬体はオープン級。追って甘い面は否定出来ないが、大物感溢れる馬はこの馬以外いないだけに、先物買いで。

2歳戦で実績云々を語るのはどうかと思うが、とはいえ地方所属馬ヤマノブリザードが明らかに実績上位。前走もマチカネアカツキに勝っているだけに。

マイネルリバティーは前走逃げないで競馬をした分、馬が戸惑っていた感も。今回、同型カイトヒルウインドがいるが、あちらは人気になるだけに流石ハナへは行かず、この馬が逃げる形になるだろう。ハナ切った時の強さは新馬で証明済みで。

前走掛かってしまったトリッキーアイズだが、今週6Fからやった割には、終いまでしっかり。これならば、9F戦でも折り合える踏んで、押さえに一考。

馬連
1-6 1-2 1-5

関西テレビ放送賞 ローズステークス(GⅡ)

オークス2着のローズバドは、この位の距離が手頃。小柄な馬だけにポン駆けも利くだろう。2勝の舞台は何れも阪神で、このコースとの相性も良い。良馬場で決め手発揮のシーン。

フローラルグリーンの春シーズンはとにかくデキが悪過ぎて話にならなかったのだが、無理せずオークストライアルまでで諦めたのが幸いして、今週は復調振りをアピール。距離不安を囁かれているが、何よりナリタトップロードの下。10F戦程度はこなせる筈だが。

春は減り続ける馬体重に悩まされたノブレスオブリッジも緒戦からのタイプ。単純な力関係も、ダイヤモンドビコー辺りを寸法に採れば、この馬で充分太刀打ち出来そうで。

一応、桜花賞2着のムーンライトタンゴを押さえるが、1800mですら長いダイヤモンドビコーを捕まえ切れなかった前走が不満で、手前を替えていなかった点も気になる。得意の阪神でどこまで相殺出来るかといったところ。

馬連
2-10 2-4 2-6 4-10 6-10

大阪スポーツ杯

ちょっと気ズルい面の有る馬だが、吉田稔騎手の豪腕に期待しマンノチャンピオンに期待。新潟戦は前が止まらなかっただけに仕方が無い上、4走前のマイネルタンゴと同タイムの競馬を見れば、ここでも互角の力量なのは明らかで。

ダートで走っていたのは宝の持ち腐れと思える程、芝では凄まじい脚を使うフェイバリットが怖い。ただ、ここは相手強力で試金石になったのは確か。スローは切れ味を生かす点からはプラス。新潟で勝ってきたが、長く良い脚を使えるとも思えないだけに、出来れば前で闘いたいところ。

実績最上位のフィールドスパートはやはり距離にエクスキューズ。しかもスロー確実とくれば、更に条件は厳しい。今週坂路一番時計に望みを託して。

単騎で渋太いエルウェーサージュだが、人気で目標にされそうなのが辛い。馬場状態良好なだけに、アッサリ逃げ切ってしまう可能性も捨て切れないが。

馬連
2-4 2-9 2-5 4-9 4-5

セントウルステークス(GⅢ)

どうも台風接近中の様で、馬場状態が鍵になりそうだが、GⅠ馬に敬意を表してダイタクヤマトに◎。そういえば、叩き良化型でならしたこの馬も、変身後はすっかり鉄砲の利く馬になってしまった。坂路快走、晴雨兼用とくれば、スプリンターズステークス連覇へ向けて主役は譲れない。

怖い3歳世代のカルストンライトオは、結局ラチを頼って走れるかどうかの一点に懸かっている。それだけに、同型テネシーガールの外に入ったのは痛い。仮にハナ切れたとしても、ダイタクヤマトが背負っているだけに、早めに来られるシーンも想定出来るだけに。

今夏の上昇馬オーソリティーだが、昨年の春にビハインドザマスクと僅差の競馬が有っただけに、単に出世が遅れていただけの事。前走も終わった馬といえ、レジェンドハンターに快勝。ダイタクヤマトが先行勢を一掃してくれる展開ならば、充分突っ込める余地。

馬連
1-11 1-13

朝日チャレンジカップ(GⅢ)

開幕週で前の止まらない馬場。やはりトウカイパルサーに期待。前走はハナに立ったのが問題では無く、ただ単にノボリユキオーに来られて、ツキが無かっただけ。遮眼革着用という事で、ここは実質の逃げ宣言。以前の様な折り合いの心配も無いだけに。

イブキガバメントの重賞実績は金鯱賞5着が有るが、あの時よりはずっと相手が楽。ただ、前走の勝ち振りから人気になりそうだが、前走は前が壁で上手く脚を矯められた感も。人気で自力で動く形がどうか。

休養前はガレていたエリモブライアンはどうやら馬体回復した様で、いきなりから怖い。ただ、折り合いに難の有る馬だけに、スローで果たしてどうかという点も有るのだが。

一応、トウカイオーザを押さえるが、前走ハンデ52kgで勝ち切れず。今回別定戦で56kgになるだけに、やはり一枚割引。

馬連
3-9 4-9 3-4 6-9 3-6 4-6