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競馬回顧 2024年3回京都

第169回天皇賞・春(GⅠ)

テーオーロイヤル

前後肢にバンテージ。前走阪神戦は少し歩様が硬かったが、今日は元に戻っていた。馬体も引き締まって、最近では一番いい状態。ゲート五分。少し出したが、内からドゥレッツァが譲らず、それを行かせての好位。全体で4〜5番手から。基本的にはドゥレッツァをマークする形で乗られたが、2周目3〜4角で脚がなくなったドゥレッツァを見切って、早仕掛けしたディープボンドを相手と見て、追い掛けて行く形。直線入口でそのディープボンドを持ったままで捕まえ、あとは独走。縺れる2着争いを尻目に楽勝だった。距離適性に疑う余地はない一方、3000m超を2戦した後でデキが不安だったが、いい状態で出て来れたのが最大の勝因。ただ、レース後に故障発症。やはり無理をさせたのは確かだろう。とはいえ、春は海外遠征に行くしか適距離のレースがなく、何れにしても今秋の豪州戦が目標になるか。

ブローザホーン

2人曳き。毛ヅヤピカピカ。424kgとは思えぬ程、馬を大きく見せる。歩様も力強く、生涯最高のデキ。ゲートは微妙に分が悪い程度だったが、鞍上に行く気もなく、中段やや後方から。課題の折り合いは全く問題なかった。向正面で何時でも動ける外へ持ち出しながらも、3〜4角はジッとして、直線に向いてから大外。4角をいい感じで回って来れたことも有り、前走阪神戦以上の脚を使って2着浮上。ゲートが決まっていれば、もう少し際どくなっていたか。馬は強いが、馬格がないのでパンパンの良馬場の方がいいのも確かだろう。

ディープボンド

前後肢にバンテージ。-2kg。まだこの数字では腹回りがボテッと映る。やはり500kgを切る位がベスト。ただ、今日は何時になく煩い。ゲート五分。最初からの決め打ちで先行。ハナへ行ってもいい位の勢いで押していたが、外から来たマテンロウレオの方が速く、その番手から。下見では気負っていても、レースに行けばオッツケ通し。それでも止まったら仕方がないと腹を括って3角手前から追い上げ、4角先頭。流石に直線は決め手の差が出たが、それでも寸前迄2番手。惜しい3着だった。1年に1回しか出番はないが、やはり坂の下りを利して動いて行ける京都は合う。

スマートファントム

皮膚を薄く見せて、デキにケチを付けるところはない。歩様の力強さは感じないが、馬もそこ迄、見劣らない。出遅れたというよりは、ゲートをソロッと出して後方から。1周目の3角の時点で、既に内へ寄せていた。道中は只管脚を矯めて、直線もインから。一瞬の勢いは2着も有りそうは雰囲気だったが、流石に最後は止まった。ギャンブル騎乗は成功しているが、距離経験が有れば違ったかも。

ワープスピード

遮眼革。前後肢にバンテージ。前走阪神戦とほぼ変わらず。馬体に柔軟性が有って、悪くないが、明らかにキッチリ仕上げて来ていた馬が多かった中で、少しボテッと映った。微妙に出負け。出脚も鈍く、後方に近い位置。前走を考えると、道中の行き振りもイマイチ。ずっと内目を回って距離は稼いだが、更に後ろに居たスマートファントムには並ぶ間もなく交わされていた。案外の内容。もう少し締めると違ったのかも知れないが、坂は有った方がいいタイプか。

タスティエーラ

2人曳き。-6kg。スッキリと見せて、間違いなく、デキは前走阪神戦以上。ただ、距離を考えると、少し気負っていたのはマイナスだったか。ゲート五分。出脚も速い方だが、ジックリ乗られて中段から。序盤は引っ張り切りだったが、1周目のホームで折り合いは付いた。坂の下りでの手応えも悪くなかったが、追ってからがジリジリ。最後迄止まってはいないが...。距離が長いとはいえ、良馬場なら器用さで何とかしたかったところ。まだ本当ではないのか。

サリエラ

シープスキンノーズバンド。-8kg。前走東京戦位で丁度良かったと思うのだが、今日は少し細く映った。ゲートを決め、少し出して好位直後。基本的には折り合いの付く馬だが、珍しく力んでいた。2周目の3角過ぎで既にアラアラ。前走だけ走れば好勝負になった筈だが、デキが本当ではなかったか...。

ドゥレッツァ

シープスキンノーズバンド。前肢にバンテージ。-8kg。馬体が締まって、良く見せた。前走中京戦は微妙に甘かった歩様も、今日は悪くない。ゲートを決め、積極的に乗られて好位。序盤に少し行きたがったが、大きな問題ではなかった筈。しかし、途中から内にモタれ出して、前に居た組では真っ先に脱落。今日は競馬にならなかった。能力以前の問題。レース後に故障が判明したとのこと。

第31回テレビ東京杯青葉賞(GⅡ)

シュガークン

兄のキタサンブラックは最初からバランスが取れたグッドルッキングホースだったが、こちらはまだアンバランス。前肢が勝っていて、少しトモが薄く、歩様も甘い。下見で煩い点もマイナス。好発。出脚が速く、内の馬を叩いて好位のイン。前2頭はそれなりのペースだったが、3番手以下が遅く、リラックスして走れていたと迄はいえないが、我慢して走ってくれていた。直線に向いた段階での手応えは良かったが、中々前が開かず、強引に外の壁をコジ開けたのがラスト300m。そこから伸びてはいたものの、ラスト100mで左手前になり苦しくなったが、一杯一杯振り切った。出脚の速さと器用さに血統由来のモノを感じるが、あとはキタサンブラックの脚元にも及ばない。次走は出るだけになりそう。

ショウナンラプンタ

オーストラリアンブリンカー。-10kg。現状はこれ位で丁度。前走阪神戦より、落ち着いていた点も好材料。ただ、まだ完成度が低く、馬体にメリハリを欠く。この距離を走るなら、もっとしっかり踏んで欲しい。ゲートでアオって出脚が付かず、後方から。馬群の外だったとはいえ、最初から行きたがっており、宥めるのに懸命になっていた程。馬が納得したのは3角手前で、直線に向いた段階では前と10馬身以上の差、シュガークンに対しても5馬身程の差が有ったが、ひと追い毎に伸びて、最後はクビ差。行きたがっていた割にエンジンの掛かりが遅く、課題は山積しているが、シュガークンより遥かに強い内容。ただ、馬が若いので、現状は一戦毎の消耗が激しそう。同じ状態で出て来れるかどうかが微妙。

デュアルウィルダー

2人曳き。-8kg。背丈が高く、馬はこの中でも目立つ。纏まりという点でも悪くないが、新馬からのイレ込み癖が直らない。ゲート五分。出脚は鈍く、後方から。ショウナンラプンタの内へ入れて、出来る限り前に馬を置かせない様にブロックしていたが、結果的に自分の位置取りを悪くしてしまったか。この馬自身も4角で少しズブさを見せており、外へヨレる場面も有ったが、ラスト300mで左手前になって加速し、ジワジワ伸びてここ迄。結果的にもう少し攻めて乗られても良かったか。未勝利上がりでこれだけ走れるなら能力は相当。500万は楽勝、1000万も通過点に出来る筈。

サトノシュトラーセ

馬体重の変動は有っても、使う毎に馬が良くなっている。踏み込みが深く、集中して歩けていた点も好印象。ゲートは五分に出たが、出脚が鈍く、後方から。ただ、1角辺りから行きたがってしまいそこで外へ持ち出し、徐々に進出。3角で好位。直線に向いて追ってから頭が上がっていたが、坂を上り切った辺りでショウナンラプンタに交わされながらも、最後迄諦めずに走れた分の入着。シュガークンが内から張り出して来た際にアオりを食ったのは地味に痛かったが、それを差し引いても重賞で勝ち負けに持ち込むにはもう一段ギアが上がらないと厳しい。とはいえ、確実にいい方向には向いている。尤も、次走は一息入れて福島戦とのこと。現状だと小回りが向かないかも。

ウインマクシマム

前肢にバンテージ。+6kg。キビキビとは歩けていたが、まだトモに力が付き切っていない。馬体もこのメンバーでは些か地味。好発。出脚も有って、行けたら逃げてもいい位の気持ちだった様だが、パワーホールが主張して、その2番手から。逃げたパワーボールは1000m通過59.5秒、そこから4〜5馬身程、後方に居たこの馬は1分切る程度のペース。丁度いいペースで行けた。パワーホールはその後もワンラップで飛ばして行ったが、こちらは少しペースを落として、直線迄待ってからの追い出し。ラスト200mで前を捕らえ、一瞬はやったかの場面を演出したが、そこからが保たなかった。5着でも見せ場充分といえる惜しい内容。折り合いが付いたのも収穫。

ヘデントール

2人曳き。前走中山戦の方が明らかに馬が良かった。毛ヅヤが落ちて、馬体のメリハリがなくなった上に、歩様も少し硬い。出遅れ1馬身不利。そのまま後方から。ペースが遅かったことも有るが、少し行きたがっていた様には見えた。直線に向いて、大外へ持ち出すしかなく、今日は見せ場なしの敗戦。今日の展開ではどうしようもなかったということにはなるが、追って内にモタれていた点は気になった。これもまだ馬が若い。

第29回ユニコーンステークス(GⅢ)

ラムジェット

2月の東京戦以来だが、一息入れて馬が良くなっている。数字は一緒でも、馬体をドッシリと見せる様になり、歩様の力強さも増した。半馬身程の出負け。出脚も付かず、後方から。距離は延びたが、行き振りの悪さは変わらず、オッツケ気味の追走。それでも向正面半ばで行き脚が付くと、3角から外をマクる形で進出。今日はこの脚が速かった。ラスト200mでサトノエピックと一緒に抜け出し、そこからも力強く伸びて、最後はサトノエピック2馬身半差。中々強い内容。これ迄、マイル以下で使って来たが、むしろ距離が延びて真価を発揮した感が有る。当然、次走は大井戦ということになるが、有力馬の1頭に。

サトノエピック

シープスキンノーズバンド。前後肢にバンテージ。骨格のしっかりした馬だが、まだ全体に力が付き切っていない印象。歩様ももっと良くなる筈。ゲートが開いて躓いてしまい、出脚が鈍ったが、押して好位直後。道中の行き振りは悪くない様に見えた。3角でラムジェットにマクられる形になったが、ワンテンポ待ってからの追い出し。4角で前が壁になりながらも、強引でも何とか捌いたのは大きかった。それだけに、ラムジェットに併せるところ迄は持って行けた以上は何とかしたかったところ。着差も考慮するとかなりの能力差が有る。

ミッキーファイト

前後肢にバンテージ。今年初戦だが、休養前の中山戦は馬体が緩くて論外。4か月経って、幾らかは締まって来たか。ゲートは五分に出ながらも、フォームがバラついて、出脚が付かなかったが、何とか好位直後。この枠だけに内々を立ち回るのは当然だが、結果的にちょっとゴチャついた上に、待たされてしまった。前がフリーになった段階で、上位2頭が抜け出してしまっており、力を出し切れない競馬になってしまった。馬がもう少し良くなるに越したことはないのだが、この相手でも勝負にはなりそう。

サンライズソレイユ

少し煩かったが、許容範囲。大物感はないが、馬体にメリハリが利いて、完成度も高い。手先のスナップも利いている。ゲートをポコンと出て、2馬身近い出遅れとなり、後方から。3角から外を動いて、流石にラムジェットには付いて行けなかったにせよ、内が詰まる今日の展開だとこれで正解。逆にいえば、それでラムジェットに1.2秒差は完敗という外ない。重賞だと能力そのものが足りない。

ムルソー

オーストラリアンブリンカー。トモが張って、メリハリの利いた馬体。スケール、完成度共、このメンバーでは上位の馬。歩様もスムーズ。ゲートの駐立が悪く、半馬身出負け。とはいえ、直ぐ外のカゼノランナーは更に立ち遅れており、それに叩かれていた。道中の行き振りは悪くなかったが、直線に向いて余力なし。初めて好位からの競馬になった上に、後続の追い上げが早く、ペース以上にキツい競馬になったことも有るが、出脚は欲しいところ。

第59回サンケイスポーツ賞フローラステークス(GⅡ)

アドマイヤベル

2人曳き。前後肢にバンテージ。484kgだが、数字の割には馬が薄い印象だが、これでも前走よりは遥かにいい。歩様の非力さも幾らかマシになった。ゲート五分。直後に内外から寄られそうになり、そこから抜け出す意味でも少し出して好位。それ故、序盤に少し行きたがったのは仕方がないところだが、向正面に入って暫くすると、折り合いが付いたのが良かった。それが馬群の中だっただけに、尚のこと高く評価出来る。開幕週でも4角で外へ持ち出す余裕が有り、直線に入っても追い出しを待っていた程。ただ、追ったのは実質はラスト300m有るなしの割に、かなり内にモタれていた。頭も高く、完勝でも課題が残る一戦になった。次走は出るだけになりそう。

ラヴェンダ

前後肢にバンテージ。-10kg。通常ならこの時期の馬体減はあまり歓迎しないが、見た目から絞れたとみていい。踏み込みが深く、素質を感じさせる馬。好発。出脚自体はそこ迄速そうではないが、枠の利が大きく、好位のイン。2角手前でバロネッサと接触して、馬が怒ったか、これも力みながらの追走。3角でも鞍上が引っ張っていた様に見えた。それでも開幕週だけに、只管インに拘るしかなく、直線でも他馬と接触していたが、ラスト200mで前が開いてここ迄。インに居たことは間違いではないが、スムーズさでアドマイヤベルに利が有った。能力差はそこ迄ない筈。

カニキュル

-6kg。テンションが高いのは何時ものこと。とはいえ、発汗はそれ程でもなく、許容範囲。胴長の造りでスッキリと見せて、如何にも長いところが向くタイプ。ゲート五分。とはいえ、東京2000mの外枠だけに何も出来ず、後方から。大して出していた訳ではないものの、これも道中は結構気負っていた。更にずっと外も回され、決して楽な展開ではなかったが、最後迄諦めずにジリジリ伸びて3着。枠が内だった勝っていただろう。一旦は放牧に出して立て直す様だが、準オープン迄は楽に来れる馬。

クリスマスパレード

-10kg。これもチャカついていたが、前走中山戦と一緒。数字も細い印象はないが、力が付き切っていない感は有る。ゲートでヨレて出脚が鈍ったが、決め打ちだったか、大外枠から押して押して先行。今日は気負っていた馬が多く、これも例外ではないのだが、出して行った割にはまだ我慢して走っていた方だろう。しかも、前に行った分、外枠でもコースロスを最小限にして回って来れた点も良かったが、追って内にモタれて過怠金の対象に。最後迄止まってはいないにせよ、もうワンパンチ欲しい。まだ体力不足。

トロピカルティー

2人曳き。前後肢にバンテージ。これも小走りが入って、煩かった。ただ、428kgの割に脚が長い。成長したらいい馬になりそう。ゲート五分。この馬の出脚で中段。序盤は行きたがっていたが、向正面で折り合いは付いた。ただ、4角手前から手応えが悪くなり、置かれ加減。直線に向いて直ぐの段階でも、前のアドマイヤベルとは手応えが大分違っていたが、最後に脚を伸ばしてここ迄。前述した様に可能性は感じるが、現状では500万も微妙。

第55回読売マイラーズカップ(GⅡ)

ソウルラッシュ

オーストラリアンブリンカー。+5kg。何時もこんな感じだが、腹回りは少し余裕残し。とはいえ、しっかり踏めていて、気配も良かった。この馬にしては好発。流石に出脚は速くないが、中段は確保。終始外回されたのは仕方がないところだが、コーナーでの手応えはイマイチでニホンピロキーフの抵抗を叩き切れず、京都だけに4角で馬群が広がって、直線に向いた段階で内から6頭分位の位置。ただ、開幕週でも雨で、外でも届く馬場だったのは幸い。この馬としては早目に抜け切る形になったが、フワッとする悪癖も見せず、快勝。次走東京戦は、3歳馬や外国調教馬が出て来ない限り、ナミュールかマスクトディーヴァ辺りが相手となるが、そのレベルなら好勝負必至。

セリフォス

前後肢にバンテージ。+12kg。これだと腹回りがボテッとして、明らかに太い。とはいえ、GⅡならこれでいい。歩様が良くなった点は好印象。ゲートが微妙に悪く、押して中段やや後方から。枠なりに内々を立ち回って、道中で少し番手を上げていたが、直線に向いた段階で一瞬待たされた。尤も、最後は1馬身3/4差だから、今日はそれがなくても微妙だったか。毎回述べている様に、ゲートは出るに越したことはないが、デキも鞍上がいう程悪い様には見えず、次走東京戦へ向け、叩き台としては悪くない結果。当然、絞れれば更に動ける様になる筈。尤も、近年は本当にGⅠを勝とうと思うなら、直行が主流。これだけの実績を残したクラブの馬が、GⅡの2着というのは、本当に欲しかった結果かどうか...。

ニホンピロキーフ

上位2頭と比較すると、当然ながら馬は落ちる。少し馬に集中力がなかったことも有るが、歩様も甘かった。ゲートは五分か少し分が悪い位だったが、出脚が速く、労せず好位。そこ迄、急かさずこともなく、リズム良く走れていた。ただ、前述した様に、3角過ぎからソウルラッシュに叩かれそうになり、内から抵抗せざるを得ない形。楽ではなかったが、直線迄踏ん張り、追って頭が上がりながらも3着に残した。頭が高い点から、良馬場の決め手勝負では競馬にならなかっただろうが、この馬場が味方した。とはいえ、このメンバーだけに胸を張っていい。GⅢレベルなら何とかなる筈。

エアロロノア

-16kg。去勢明けにも関わらず、むしろ逆効果だったか、何時になく煩い。馬はスッキリと見せて、休み明けにしては良く出来ていたが。ゲートも悪かったが、出脚もなく、後方から。行き脚が付いてからの行き振りは悪くなかった。3角でソウルラッシュを意識しながら動いて行く形。直線半ば迄の手応えは似た様なモノで、良く食らい付いていたが、ラスト200mからの脚がなかった。とはいえ、昨年6月以来だけに充分といえる内容。通常なら次走狙い目となるが、昔からアテにはならないタイプ。下見でイレ込んでいながら、折り合いが付いていた点も不可解。

ソーヴァリアント

2人曳き。-16kg。緩さはなくなって来たが、もうひと絞り有っても。やはり500kgは切った方がいい。少し煩いのは元々。ゲート五分も、1完歩目で滑り気味になり、出脚が鈍って中段やや後方から。道中はエアロロノアと一緒にソウルラッシュをマークする格好。4角の手応えはエアロロノアよりもいい様に見えたが、追ってからがジリジリ。とはいえ、ここ2走は競馬を止めていた感も有り、収穫は有った一戦。次走試金石。

トゥードジボン

寸が詰まって、幅が有るマイラー体型。下見所の外を周回して、馬に活気は有ったが、ちょっと歩様に力強さを欠く。1馬身迄は行かないが、出遅れ。それでも押してハナ。ただ、道悪だけに良馬場時以上に脚を使ってしまった上に、エエヤンとセッションに絡まれたのも痛かった。4角で一杯になっており、今日は競馬にならず。