Sakura Archives

競馬回顧 2001年3回小倉・2回新潟・1回札幌

小倉2歳ステークス(GⅢ)

タムロチェリー

確かにそういう器では無いのだろう。道中ついて行けず、追い通し。だが、前走同様に追ってしっかり伸びる点は変わらず。直線は馬場良い大外を一気に。トラックバイアスは否定しないが、この時期にこれだけの脚が使えるのは大したモノ。

オースミエルスト

下見ではそれ程気の悪さを見せないのだが...。ゲート入り10分近く手擦る。その割にスタート五分だったが、スッと前に行ける脚もそうだが、この馬場で前に行って、これだけ残れる辺りは中々で。ただ、手前を替えるのが遅かった点は課題。

ソウルフルシチー

中段から外を回って伸びてきたが、あの位置ではまだ馬場が悪い。もっと大外に出しても良かったのでは?

ユキノフェアリー

インからスイスイ上がってきた。内外で全く馬場が違うだけに、最後は仕方が無いのだが、こういう馬場は得意なのか。

ワンダージョリー

イレ気味。行くだけ行ったが、やはりこの馬場では...。

ブライアンズイブ

纏まっていて良い馬だとは思うのだが、如何にも早熟。上手く外に出せたが、やはりスピードの勝った馬だけに。

エルムステークス(GⅢ)

エンゲルグレーセ

数字程では無いが、太いのは確か。ただ逆の言い方をすれば、2走前から比較すればプラス28Kgでもこの程度なのだから、それだけ充実しているとも言える。道中は例に依って言うべき2番手。とにかく道中も折り合いピタリ。小回りダートで仕掛けを遅らせるのは勇気が要る筈だが、岡部騎手もそれだけ自信が有ったのだろう。殆どステッキを使わずに楽勝してしまった。

トーホウエンペラー

ダート馬としては文句無し。ゲート入り後に騎手が落ち掛かるアクシデントが有ったが、問題無し。3角辺りから追走に苦労し出したが、それでも強かにインを突いて2着確保。中々渋い競馬。

スマートボーイ

若干緩い。今日は単騎で行けた事とエンゲルグレーセが可愛がってくれた事が全て。自分の形ならば今でもこの程度にはやれるが、見方を換えれば、この程度しか出来なくなっている。

アッミラーレ

落ち着いていて、デキ絶好。このデキを以ってしても、4角で既に手応え怪しいのは失望。勝ち馬が強過ぎた、というより、この馬を過大評価し過ぎていたという事。

シンコウスプレンダ

ソコソコで出来ていた。4角大外から来たが、そこまで。休み明けとしてはこんなもの、といった印象も有るのだが。

チェイスチェイス

馬体減らなくなって落ち着いていた。ホッカイドウ競馬は輸送が多いだけに、慣れたという事だろう。ただ、皮肉な事に能力が落ちてきた。一昨年の能力で落ち着いて競馬が出来ていたら、ここでも勝ち負けだったが...。

農林水産省賞典 新潟記念(GⅢ)

サンプレイス

叩いて馬体増だが、更に上昇。小倉程では無いにしても、あまりインは良くない筈だが、それにしてもこの強さ。前走スローで折り合い気にしなくても良くなって、かなり競馬は楽になった。直線徐々に外に出していき、圧勝してしまった。

エアスマップ

近走は中距離こなす様になったが、下見でイレ込まなくなって、見た目に気性が成長が分かる。こちらは勝ち馬とは対照的にスムーズな競馬。終始外の良い所を選んで走ってきて、1 1/4馬身差までは追い詰めたが、最後は能力の差だろう。ただ、良馬場でこその馬だし、気性の成長でこの距離をこなしているが、本質はマイラーなだけに。

ミヤギロドリゴ

何時も下見では覇気に欠けるのだが、これで掛かり癖が有る。今日は意外な程、折り合っていた。直線も、良い脚は一瞬しか無いのは確かだが、とはいえバッタリ止まる訳でもなかった。ハンデ53kgも利いているのか。

ダイワテキサス

良くも悪くも平行線。前走の61kgは無茶過ぎたが、59kgならば大丈夫なのか。直線はインに刺さりながらも、最後まで伸びていた点は好感。

ブリリアントロード

多少硬いのは何時もの事。この馬としては後方にいた部類。直線、一瞬コレというシーンも有ったのが、馬が途中で諦めてしまった。「直線が長すぎて馬がどこまで走ったらいいのか分からずに戸惑っていた感じ(山田和騎手・週刊競馬ブック)」

由布院特別

ホシオー

とにかくデキさえ戻れば力量上位。ノドが鳴る馬なだけに、小雨が降ってきたのも有り難かった。前走は決して騎乗ミスでは無く、あれが本来の姿。今日はその時よりもゆっくり仕掛けているが、ペースが違うだけにこんなものなのだろう。

タニノディオーネ

使い詰めなだけにデキ平行線だが、とはいえ結構高いレベルでの話。前走は勝ち馬に潰されたが、今日は中に一頭を挟んでいただけに助かった。インで上手く立ち回ったのも確かだが、これも元々上位で闘っていた馬で、スムーズに運べさえすれば、この位はやれる。

タガノテースト

良くなった。ゲートでアオっただけに前半ちょっと無理し過ぎたか。ただ、行き切ると渋太いので、無理は承知だったのだろう。実際に良く頑張っているが、上位2頭は展開が向いた上に、能力上位だっただけに。

マルタカセダン

ちょっと太い。しかも、この血統だけに時計の掛かる競馬は向かない。まともならば、もうちょっとやれる筈だが、今日は悪条件が重なり過ぎたか。

ダブルハピネス

流石に+16kgではキツい。最内枠で出遅れては論外。ただ5着まで押し上げて来た訳で、逆にいえば良く追い上げてきた。

札幌記念(GⅡ)

エアエミネム

中間一頓挫もむしろ、前走と比べて馬体が締まってきた。一言で言えば、とにかく器用。インの4番手で折り合って、コーナリングも全くスピードが落ちず、手前を替えるのもスムーズ。4角、ジャングルポケットと同じ様に動いても、直線に向いて出し抜けくらわした様に見える程。ただ、この馬が、強いと思わせて勝ってきたここ2戦は、今日も含めて何れもスロー。その意味ではこの馬向きの展開だったのも確かのだが。

ファイトコマンダー

デキ絶好。道中はジャングルポケットと同じ位置。4角インを突いてジャングルと併せ馬。必死で追って2着確保の形だが、向こうは試走こっちは大舞台という事で、最後はその分だけ凌ぎ切った印象。まあ、良馬場ならばこの程度は走る。

ジャングルポケット

出来ていた。この時期にも関わらず、殆ど発汗の跡が無く、下見では落ち着き過ぎの嫌いも有ったのだが、返し馬では何時もの煩さも大分戻ってきて、ゲート入りでは大汗をかいていただけに。結果的には馬に走る気が無かったという事なのだが、少頭数のスローというのも闘志にに火が付かなかった原因か。大事に乗り過ぎていて、馬が決勝線を分からないまま終わってしまった印象も有るのだが。

ダイワカーリアン

馬体増でいつものこの馬。とにかく今日は1角までアクティブバイオがコスりにきていたのが痛い。加えて、それを意識し過ぎてスローに落としてしまったものだから、瞬発力の有るエアエミネムの餌食になってしまった。やはり逃げ馬は適切なペースと単騎で行けるかどうかに尽きる。

ウインシュナイト

流石に未勝利からしかも連闘で来るだけの事は有る。まだ緩いのだが、雰囲気は有る馬で相当に可能性は感じさせる。ジャングルポケットを見ながらに競馬。直線もインを大事に回っていたが、それなりにとはいえ伸びている。岡部騎手曰く「馬自身、相手の中にダービー馬がいたとは知らなかったのかも知れない(週刊競馬ブック)」だそうだが、確かに無邪気に伸び伸び走っていた。

スティンガー

減り過ぎていて、地味。阪神牝馬特別同様に直線もインにササって追えず。右回りはラチを頼る必要が有る。

小倉日経オープン

オーソリティー

叩いて更に上昇。この馬場ともなると外から差した方が良さそうなものだが、インからレジェンドハンターとの叩き合いを制した。荒れ馬場得意なのも有るのだろうが、昇級云々は関係なく、この相手では単純に強い。

レジェンドハンター

馬振り良い馬なので見た目に誤魔化されるが、やはり張りに欠けるのは確か。極端なハイペースにはならず、4角団子の展開。4角から内外から一気に来られてかなり苦しい展開だが、「腐っても鯛」というべき地力。今日はデキ足らない印象でも有ったが、所詮この相手だけに、やはりそろそろ腐りかけているのも確かで。

オルカインパルス

良化。各馬がレジェンドハンターを目標に早目早目の競馬。今日は完全に展開嵌った筈。それで差し切れないのだから、馬がそれまでという事。

クルーピアスター

パッとしない。レジェンドの直後で手応え良かった筈だが、どうも伸び切れない。デキに疑問。

イソノウイナー

オルカインパルス同様、この馬向きの展開の筈だが、どうも芝では伸び切れない。見た目変わらないのだが、ソロソロ...。

クイーンステークス(GⅢ)

ヤマカツスズラン

初コースだが、覇気が無いといえる程、実に落ち着いていた。注文通りハナへ。秋華賞時も述べたのだが、どうにもペースが遅過ぎ、脚を使うタイミングが悪い。今日は単騎で行けたのと、GⅠ馬の底力で勝った様なもの。

ダイヤモンドビコー

道中2番手から折り合う。ただ、どうも力んで走っている印象。その分、ヤマカツスズランに突き放されてしまった。結局のところ、1800mでは距離が長いということか。

ムーンライトタンゴ

春は細かっただけに、増えて当然。中段のイン。直線もそのまま割って出てきたが、手前を替えないまま。手前替えて楽出来ていたら、お釣りの無かったダイヤモンドビコーは捕まえられた筈だが。

ジェミードレス

出来ていたが、イレ込み。後方から3角一気に出て行った。4角も一番外。最後は止まったが、ただでさえ今日はスローに泣いているだけに、有る程度出ていくのは仕方が無かったところ。

タイキポーラ

それにしても、全く見所が無かったのだが、3角辺りから口向きの悪さを出していたのを思うと、外から被される展開は良くないのか。

TVQ杯

フミノストーム

若干細く映る。中段のインで死んだ振りをしていたが、例の影響を受けなかっただけに、時計掛かって台頭。

トーワスキー

若干太い気もするのだが、ダート戦だけに問題無し。これも位置取りの差こそ有るが、やはりインで隠れていたクチ。一旦は抜け出しているのだが、若干抜け出すのが早かった様な気も。

ダイタクギンガ

これもインにいた。ひたすらインを通って3着。何かがブッちぎる展開でもないのに、こんな戦法で3着に来れるのだから、如何に珍しいパターンだったか。

ホシオー

稽古目一杯やって、増えてきた点は好感。向正面から一気に動いていったが、これが本来の姿。最後止まったが、自分の競馬をしてのものだけに仕方が無い。

メイデンマサムネ

絞ってきた。唯一、ホシオーの相手をして上位入線。距離微妙だったが、ホシオーを別にすれば、一番強い競馬をしている。