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競馬回顧 2001年1回京都・1回中山

平安ステークス(GⅢ)

マンボツイスト

若干太い印象。スタートして直ぐはスマートボーイを牽制して押していたが、スマートがステッキを入れるや否や、スッと控える。3,4角中間でスマートボーイを早くも切り捨て、あとは横綱相撲。この距離で前にいて、上がり3F35.8では後続は手も足も出ず。

ハギノハイグレイド

たったマイナス4kgでも絞れてきたが、まだまだ。流石にゲートに勝負賭けるデムーロ。道中はマンボツイストマークで3番手の外。前の止まらない馬場だけに一応理想の競馬。ラスト100mで尻尾振って苦しがっていたが、それでもデムーロの豪腕で更に一伸び。

トーホウダイオー

スカッと見せる。6番手位のイン。この馬にしては前で闘っている部類だが、勿論この馬場だけに当然の判断。この上がりだけに勝ったかどうかはともかく、4角も手応え抜群だったが、結局直線行き場が無くなったのが全て。惜しい以外に言い様が無い。

ブラウンシャトレー

これも前で闘っていたクチ。仕掛けも遅らせ、上手く矯めも造れたが追って手応え程伸びず。ただ大概の地方馬にとってはとても対応出来る上がりではないだけに仕方無し。

エーピーバースト

ゲート失敗。通常のパターンはどこかで進出する形を造りたいところだが、今日は平均的に速い流れで、逆に置かれ加減にされる始末。最後渋太く伸びてきたが、競馬が終わった後。

ホーマンスピリット

ダートのオープン馬と考えればこんなものの印象も有るが、若干太いかも。このコースは得意だが、こんな我慢比べの展開は苦しい。

スマートボーイ

字面は絞れたが、ただそれだけの話で、如何にも緩いし歩様も硬い。勝ち馬に早く来られたのも有るが、一杯一杯で逃げていた印象も有るだけに、スピード不足の印象も。

アメリカジョッキークラブカップ(GⅡ)

アメリカンボス

確かに馬がしっかりしてきた印象。端的に言えば、近走長距離を使ってきた経験が生きた形。この距離でも行きたがる素振りも見せず、しっかり折り合えた。この矯めが4角持ったままの手応えを生み、直線も突き放す一方。まあ、ただこの乗り難しい中山2200mで完璧に乗りこなす江田照男騎手の手腕もた大したモノ。

ロードプラチナム

多少小走りも入って。どちらかと言えば追っ付けての追走。4角でも一杯一杯に押している。ただ、唯一アメリカンボスに縋ったのは地力強化を告げている。まあトニービン産駒らしいと言えばそうだが、この馬に関してはもうちょっと反応が鋭かったイメージだけに、この荒れた馬場が合わないのか?

コスモブレイザー

気配目立つ。ラチ沿いの中段から直線だけ外に出す形。ロードプラチナムにも突き放されたのはやはり壁を感じる上、アメリカンボスの早目進出で先行勢全滅の展開も有ったが、ただ4着以下も重賞ウイナーがズラリ。別定戦のGⅡだけに高く評価。

スエヒロコマンダー

逆にコレが苦しくなった先行勢の一角。道悪実績は有っても力の要る馬場は得意では無いだけに、この馬場は辛いと言えそうだが、それにしても近走どうもパッとしない印象。見た目には変わり無いが、レース振りはソロソロ衰えを感じなくも無い。

ゴーイングスズカ

多少イレ込むのはいつも通り。一応、4角先頭の形までは作った。ただ隣にいたアメリカンボスにアッサリ突き放された。この馬の場合、もっと時計が掛かって欲しいクチかも。

ダイワオーシュウ

遮眼革で外枠。中山もあまり合わない印象。雪崩込んだだけ。

ダイワテキサス

気合乗りは一息だが、この年齢だけに一概には。ただ結果は明らかにGⅠ好走の反動。何と言っても一番最初に手応えが無くなる始末。

日経新春杯(GⅡ)

ステイゴールド

今日は良く見せるが、もっと細く見せないと走らない傾向だったので、逆に戦前は不安にさせていた。道中はこの距離にしてはかなり押しての追走だった筈が、4角の反応は抜群。まあサンデーサイレンス産駒らしいと言えばそうだが、この馬がこんな反応の鋭さを見せるのは初めてと言って良い程。ただ、直線抜け切ってから一瞬外にヨレるシーン。藤田騎手、抜け切っても最後までしっかり追っていたのは好感が持てる。しかし、それにしてもこの馬、この馬体重にも関わらず、重斤にも強いのは凄い。

サンエムエックス

2人曳きにシャドーロール。ジワっとハナに立つ形だが、この馬とすればスロー過ぎる流れ。ただ、4角でメジロの手応えの悪さを見て勝ったと思えたが、まさかステイゴールドがこんなに切れるとは...といった所だろう。「自分からハナ切ってみたんですが、控える形より馬に走る気が無かったのか、思ったよりも行けませんでした。(松永幹騎手・週刊競馬ブック)」

ヤマニンリスペクト

毛ヅヤ光る。馬体重が増え続けているのを証明するかの様に充実一途。道中は中段位置だが、スローは分かっていた筈で、もうちょっと早く動くべき。動けないのか、動くと失速するからなのか良く分からないが、どちらにしてもまだまだ一線級には程遠い。

ホワイトハピネス

ずっと掛かり気味。その割にはよく来ているだけに...。師弟関係から難しいのかも知れないが、ちょっと馬が可哀相な印象。

イブキヤマノオー

例に依って後方待機策。ただもっとビュっと伸びる印象でないとどうしてもここまでになってしまう。

マーベラスタイマー

前々で闘って4角では勝ったかの手応えもそこで完全に失速。見た目にデキは良かった筈だけに、どうも良く分からない。

ロサード

この距離では安定性が落ちる。

シルヴァコクピット

多少太い嫌いも有るのだが、走れない程では無い。気性の問題だと暫く時間が掛かりそうだが...。

京成杯(GⅢ)

ボーンキング

遮眼革に舌を括って中々の重装備も、流石にトモの張りは良血馬。出遅れは毎回だが、それにしてもズブい。馬が相当にズルいのだろうが、今日は外国人騎手の強腕に助けられた印象大。

マイネルエスケープ

気合◎。スタートして、馬任せの結果が中段位置。ただ、これも相当にズブいのか3角から押して押しての競馬。それにしても良い脚を長く使ったが、G前50mで抜け切ってしまった分、ソラを遣って勝ち馬の強襲を許してしまった。惜しい内容。

ロイヤルキャンサー

前半は若干折り合いに難も向正面では折り合えた。ただ、4角でマイネルエスケープと接触。その結果、「外にモタれ気味(北村騎手・週刊競馬ブック)」になったが、外に馬がいなくなってからは、また伸びている。ただ、この程度の接触で、おかしくなる様では、暫くは外枠が好走要件になるだろう。

プレジオ

大幅馬体増は成長と受け取って良い筈。この距離とペースにしては結構押しての追走だけに、力の要る馬場が合わないと考えるのが妥当。

コスモリバーサル

多少トモが寂しい印象も、イレ込んでいないのは好感。多少折り合いを懸念していたが、2番手で折り合う。良く粘っているとも思うが、逆に言えばもどかしい。

マイネルカーネギー

ボーンキングは抜けた存在なのだが、馬体はこの馬も目立っていた。

淀短距離ステークス

ダンツキャスト

好馬体もイレ込み。結果としてはハナに拘らなかったのが正解...ではない。というのは、道中は無理に押さえた印象で、半ば持って行かれ加減。オマケに4角は外に逃げ加減。競馬の若さは相変わらずだが、一応ここでは一枚上の力を持っていた様だ。

テネシーガール

戦前太目残りを懸念されていたが、その点はクリア。オープンで前半3F33.8秒にしては縦長の展開。2,3番手グループがダラシなかったのも、この馬に有利に働いている。

エンゼルカロ

密かに今季絶好調。道中追っ付け通しだが、インを突いて上々の伸び。無論、前で決まった辛さも有るのだが、このハンデは余りにもバカにされ過ぎた印象だっただけに、勝ち切れなかったのはハンデキャッパーが正しかったのか...。

フレンチパッション

2番手で流れに乗り切った印象。仕掛けを若干遅らせたが、切れる脚は使えず。ソコソコ人気になっていた馬だが、ハンデを見込まれ過ぎたという事になるだろう。

オルカインパルス

後方で折り合って直線勝負。4角、馬群が2分化したのは外を回る馬にとっては辛かったが、まあいつもこの程度の印象も。

イソノウイナー

これも常にこの程度。競馬が終わってから突っ込んでくるだけで、一見するだけならば惜しそう。

ゲイリーフラッシュ

デキまあまあ。今日はそれよりも好発馬が仇。前について行ってみたら、終い全く伸びず。

メジロダーリング

毛を刈っての登場故、デキ把握し辛い。ただ、この結果はデキ以外に考え様が無い。

日刊スポーツ賞 シンザン記念(GⅢ)

ダービーレグノ

戦前、低レベルを囁かれたこのレースだが、馬体に関しては期待の持てそうな馬が多かったが、この馬もその一頭。加えて、この血統の割に落ち着いていた。結果的には好発馬もハナに拘らなかったのが正解。ただそれにしても、インに居ながらにして全く揉まれるどころか、この馬の周りだけ微妙なスペース。4角では抜群の手応え、フラつくフィールドサンデーを尻目に押し切った。

ビッグゴールド

これも好発馬だが、こちらは折り合いに専念。戦前、折り合いの心配をされていた馬だが、極端なスローはともかく2000m程度までならその心配も無さそう。決め手不足を見越してか、4角多少早目の仕掛けでジワジワと伸びて2着確保。

フィールドサンデー

まだ全体に非力な印象も、明らかにモノが違う馬体。「ハナには拘らず」の競馬も、揉まれるのを嫌ってシルクシュープリームに横付けの形。何とか押し切れるの手応えの割に、勝ち馬に突き放される始末だが、そこは一戦のキャリア。多少は甘めの評価を。

インターチャージ

ただ単にズブいと言うよりは、変に馬がズル賢く馬に走る気が無い印象で、道中最後方。4角大外にブン回し、良く伸びてはいる。昔、ヤマニンメテオール(96年シンザン記念3着)という馬がいたが、丁度あのイメージ。下手に追っ付けたりせず、この馬も追い込みに徹すると、面白い存在になりそう。

ワンモアバンクオン

道中は前々での競馬。ただ、雪崩込んだだけ。

ツルマルボーイ

馬場乾いていただけに...。

ラムセスロード

多少太い印象も有ったのだが、それにしても追って全く伸びず。良く分からない。デキ?

フィールドスパート

毛ヅヤ冴える。デキだけは良さそうだったのだが...。距離?

メイショウハヤオウ

馬体抜群!ハミ受けが悪く、折り合い付かず。現状はこの距離でも厳しそう。

ガーネットステークス(GⅢ)

ビーマイナカヤマ

具体的なポイントは挙げ辛いし、目立つ馬という訳でも無いが、デキの良さというより走る雰囲気が静かに伝わってくるバドック。前でガリガリやるという訳でも無いが、先行した馬が何れも太目残りで失速必至。これらを見ながらの競馬だけに、競馬はやり易かっただろう。あとはブロードアピールに差されない様、寸前で交わすイメージ。それにしても中山だと追走時の手応えからして違うのは何故か?

ブロードアピール

底冷えの中山だけに馬が硬いのは仕方が無い。それを除けば、良い方のこの馬。スタートに勝負かけて中段位置。決して押して押してでは無いだけに問題無し。末脚鈍ったのは「ずっと右手前で走り、直線もそのまま替えなかったんです。(武幸四郎騎手・週刊競馬ブック)」とのこと。

サウスヴィグラス

元々太く見せるのだが、今日は更に太く見せる印象。ユーワファルコンを何時でも交わせる手応え、直線入り口で突き放し、願っても無い展開だったが、太かった分寸前で止まる。力はつけている様。

エイシンサンルイス

これも「普段から太く見せるのに、今日は輪を掛けて」のクチ。ソツなく競馬している筈が、太目が祟り案外反応してくれない。今日は仕方が無いだろう。

ノボジャック

抜けて出来目立つが、エイシンサンルイスについて行けず、ブロードアピールに置き去りにされた辺りに力量差歴然。

ユーワファルコン

これも若干太い。慣れてくればともかく、現状オープンのダート戦は家賃が高いのだろう。

新春ステークス

グレイスナムラ

絞れて更にデキ上昇。スタートしてダッシュつかず後方で折り合いに専念。4角他馬が動いた時には若干置かれたのだが、最後方から大外へ持ち出してからは一頭次元の違う脚。今日は力が違い過ぎたが、やはり距離更に延びての印象も。

メイショウキオウ

中段位置のインからジワッと仕掛けて、4角で先団に取り付く。前にナムラマイカ、横にオカノスピカのポケットにハマってしまい、外に立て直すシーン。グレイスナムラと併せ馬になりつられての2着だが、グレイスナムラがいなかったら馬が諦めていたのは想像に難くないだけに、あまり過大評価するのはどうか。

オカノスピカ

それなりに流れに乗って上手く脚を矯めたが、例によって寸前で止まる。坂は苦にしないらしいので、直線の短い阪神ならばマイルでも大丈夫そうだが、直線の長い京都外回りのマイル戦は厳しそう。

キゼンホマレ

多少歩様が硬い。最早以前の様には掛からなくなったのか、単純に前を壁にして折り合っただけなのか、どちらなのか判断出来ないが、そこから伸びるというよりは雪崩込む。

ナムラマイカ

細く見せる馬だけに増えて出てきたのは好感。ペースそのものは大丈夫な筈だが、スペリオアザーズに突かれたのが、最後に応えた印象。

グランパドドゥ

ここでも馬体は最上位クラス。しかし、現状は能力が準オープンですら通用しない。

トウカイパンチ

目立つ一頭。この馬何時走るのか分からない面も有るが、今日は輪を掛けて敗因が分からない。

スポーツニッポン賞 京都金杯(GⅢ)

ダイタクリーヴァ

調教の併走遅れがデキ不安を想起させていたが、走れない程ではないとはいえ、やはり正直若干緩い印象。レース内容に関しては、逃げたエイシンルーデンスが無理に引っ張り過ぎてスローになってしまったので、前有利で恵まれた印象も。ただ、仕掛けを我慢したとはいえ、2着馬を突き放して2馬身半差。今年期待の大きい分、これでも若干不満は残る内容なのだが、58kgを考慮すれば取り敢えずは上々の始動としておくべきなのか。

エリモセントラル

多少トモが甘い印象は何時もの事で、それを除けばデキ抜けた一頭。別段、ゲート失敗してダッシュつかずも、池添騎手腹を括って後方のインで待機策。直線もバラける事を信じて(バラけるに決まっているのだが)、インから一瞬の脚を生かしきった。まあ、あと50m有ったらアグネスに交わされていただけに、今日は特に池添騎手の仕掛けのタイミングを褒めるべきなのだろう。

アグネスデジタル

若干緩い印象も、数字上この位は無いと後々使い減りする危険が有るだけに仕方無し。前走はマグレと述べたが、3〜4角自力で上がって行き、置かれ掛けながら、また伸びてくる内容は流石にGⅠ馬と言って良いだろう。この3着は展開の綾も多分に影響しているだけに、今更ながらこの馬の評価を相当に上げておかないと。

グリーンプラネット

ガレた。脚を矯めるだけ矯めての直線勝負。よく伸びてはいるが、力差有るだけにインを突かないと勝ち負けには。

エイシンルーデンス

望み通りの単騎逃げも引っ張り過ぎ。もっと後続に脚を使わす逃げを打たないと決め手の差がモロに出てしまう。具体的な数字を出せば、1000m通過57.5秒。一見速過ぎの印象も有るが、これ位で残れない様ではオープン馬の資格無し。

サーストンフライト

元々目立つ馬だが、今日は何時にも増して。前々で流れに乗って、後続より早めの仕掛け。とはいえ元々揉まれ弱いだけに当然の行動。力負けを認めざるを得ないだろうが、今日は強力メンバーだっただけに、相手弱化すれば確実に。

マチカネホクシン

成長の跡が見られず、過去の遺産で闘っている印象。ただ、長く脚が続かない印象も有るだけに、距離短縮で見直す余地は有るのだが。

エイシンプレストン

馬体の張りに欠ける印象。これもマチカネホクシン同様に成長力に欠ける印象も有るが、デキが本当では無い可能性も。そうでなくても、勝ち馬とは途方も無い力差有って。